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最後に開幕連勝したのって2005年なのね…〜明治安田生命J2リーグ第2節 京都サンガFCvs松本山雅FC マッチレビュー〜

腰をやり

 

ドン引きするほど

 

湿布出る

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J2リーグ第2節、京都サンガFCvs松本山雅FCの一戦です!

 

 

 

さぁ、サンガもいよいよホーム開幕戦となりました!

今のところJ1昇格率100%を誇る曹貴裁監督が就任して1年目のサンガ。J2昇格1年目の相模原と対戦した開幕戦ではヨルディ・バイスと三沢直人のゴールで2015年以来の開幕戦勝利を収め、内容面でもアグレッシブさが全面的に出ており、実に幸先の良いスタートを切りました。ホーム開幕戦で激突するのはJ2でも有力な地位をキープし続けている松本です。曹監督にとってサンガスタジアムで戦う初めての公式戦。今年こそ目指せJ1……「もう一つの開幕」を迎えます。

両チームスタメンです。

 

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サンガは開幕戦の相模原戦と中盤から後ろまでは同じスタメンを起用してきましたが、3トップは総替え。開幕戦はベンチスタートだった昨季得点王のピーター・ウタカが中央に入り、湘南から新加入の中川寛斗が右WGの位置に入っています。

また、今日のベンチメンバーにはユースからトップチームに昇格したての中野桂太が名を連ねました。

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本日の会場は京都府亀岡市、サンガスタジアムby Kyoceraです。

サンガにとって待望の球技専用スタジアムも2シーズン目。とはいえ、去年のリーグ開幕戦は無観客試合としての開催でしたので今日への期待は自ずと高まるはずです。京都府では緊急事態宣言も解除されたので、昨季終了時点と同じく1万人の入場が認められています。

大河ドラマ館は「麒麟がくる」終了に伴い閉館となりましたが、昨秋からは新たに足湯が登場したサンガスタジアム。また、試合終了後には昨季までサンガでプレーした安藤淳氏、石櫃洋祐氏の引退セレモニーも行われます。

 

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本日は現地観戦!観戦日記はまた後日更新します。

 

 

 

前半から常に高い位置でボールをキープする事が出来ていたサンガは、左サイドの荻原拓也からの攻撃を中心に試合を押し気味に進めてはいたものの、松本が3バックで組んできたブロックの前になかなか決定機までは作り出せず、逆に決定機に限っていうならロングカウンター気味に攻撃を繰り出してきた松本の方が多く作り出していました。13分には佐藤和弘ミドルシュートが右ポストにヒットし、31分には外山凌のクロスを阪野豊史がドンピシャでヘディングシュート。しかしこれはGK若原智哉のファインセーブでなんとか回避。

 

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ですがこの若原のセーブシーン以降はサンガにも流れが生まれ始めます。33分、ウタカのサイドチェンジを受けた荻原が左サイドを突破して時間を作ってから絶妙なクロスを入れると、そこに自ら飛び込んできたウタカがヘディングシュート。しかしこれは僅かに枠を逸れ、42分にもCKの際にGK若原が一度ゴール前に顔を出すトリックプレーを披露。その流れから福岡慎平がミドルシュートを放つも、今度は松本のGK圍謙太郎の好セーブでゴールならず。その後は高い位置からのボール奪取から速攻に繋げる場面も多く見られましたが、いずれもゴールには繋がらず前半を終えます。

 

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後半開始からサンガは中川を下げて中野克哉をピッチに送り出し、57分には曽根田を下げて宮吉拓実を投入。この辺りからはほぼほぼサンガのワンサイドゲームで、押し込むサンガと一発を狙う松本…という構図で進んでいきます。宮吉の投入でツートップ気味な形にしたサンガですが、宮吉が良い起点になっていた事もあってバイタルエリアでテンポ良くパスが回り、前半は左サイドに偏り気味だった攻撃のバランスも良くなっていきました。

 

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65分、荻原のクロスにファーサイドのウタカがフリーでチャンスを迎えましたがシュートはサイドネットに阻まれて僅かに枠外。70分には左サイドでウタカが中野克哉とのワンツーから中央にボールを入れると、中央で待っていた宮吉がDFを背負いながらも巧く反転してシュート。73分にも左サイドに流れたウタカのパスに切り込んだ荻原が立て続けに決定機を迎えますが、いずれもGK圍に阻まれて遠い一点…。荻原のシュートで得たCKからは波状攻撃を仕掛けますが、攻めに攻めながらこれも得点には結びつきません。

 

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逆に前がかりになったサンガに対しては松本が度々ロングカウンターを発動させますが、80分に抜け出した阪野の突破を阻止したプレーのように本多勇喜カバーリングが実に冴え渡り、ピンチになる前に阻止し続けるなど守備陣も奮闘します。アディショナルタイム、ヨルディ・バイスのサイドチェンジから途中出場の白井康介が左サイドからアーリークロス。最後の決定機でしたが、飛び込んだ中野克哉のシュートは相手DFが最後までマークに付いていた事もあってゴールならず。攻守に渡ってスリリングな展開が続き、終盤はかなりオープンになったホーム開幕戦でしたが、惜しくも勝利を逃しました。

 

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試合内容としては勝点2を取り逃がした試合でした。松本DF陣の粘りや集中力の高さ、GK圍のファインセーブ連発といった要素があったとはいえ、あれだけ決定機を作り出したのならやっぱり1点は取ってほしかった気持ちはあります。ウタカにしては珍しいシュートミス的なシーンも少なくなかったですし。

ただ、良くも悪くも少ないチャンスをどうにかしようという形が多かった昨年と比較すると、決定機を作り出す回数が格段に増えたのは第2節段階のパフォーマンスとしては上出来でしょう。後半、宮吉投入以降は特に顕著でしたが、最前線のウタカと宮吉が比較的自由に動いて「チャンスメイカー」として機能する事で福岡や中野克哉、荻原辺りがフィニッシュに絡み、システムは違えど後ろから選手がドンドン出てくる形は良かった時の湘南みたいな雰囲気は確かに感じました。守備面に関しても、前に出ていくバイスと後ろで処理する本多のチャレンジ&カバーの関係も上手く出来ていて、特に本多のパフォーマンスは見事でしたね。ここから大宮→磐田と悩める有力チームとの対戦が続きますが、出し抜けるだけのポテンシャルは見せてくれたと思います。

 

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明治安田生命J2リーグ第2節

アルビレックス新潟1-0V・ファーレン長崎

大宮アルディージャ0-2ヴァンフォーレ甲府

ジュビロ磐田1-3FC町田ゼルビア

ギラヴァンツ北九州1-2水戸ホーリーホック

FC琉球2-1レノファ山口FC

SC相模原0-0ザスパクサツ群馬

栃木SC0-1ブラウブリッツ秋田

京都サンガFC0-0松本山雅FC

ファジアーノ岡山0-1ツエーゲン金沢

愛媛FC1-1ジェフユナイテッド千葉

東京ヴェルディ0-2モンテディオ山形

 

開幕戦を勝利した同士で有力チーム同士の対決となった新潟と長崎の一戦は、新潟が退場者を出しながらも1-0でなんとか勝利。更に開幕戦で磐田から金星をあげた琉球が山口に勝利して連勝を飾った事で、開幕2連勝は新潟と琉球の2チームのみとなりました。

逆に開幕2連敗となったのは昨季躍進した北九州と栃木、そして優勝候補磐田の3チーム。栃木は秋田相手にJ2初勝利を献上し、北九州は水戸に逆転負け。そして磐田は大型補強を敢行した町田に3失点を喫し、J2では初となる開幕連敗を喫しています。

 

 

腰を労りながら寝る。

ではでは(´∀`)