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HIGH & HIGH〜明治安田生命J2リーグ第8節 京都サンガFCvsギラヴァンツ北九州 マッチレビュー〜

ぼちぼちなんちゃってラジオでもサンガネタやんないと

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J2リーグ第8節、京都サンガFCvsギラヴァンツ北九州の一戦です。

 

 

 

スタートダッシュに成功した…とはいきませんでしたが、ここに来て徐々に白星先行になりつつあり、曹貴裁監督のサッカーも浸透しつつあるサンガ。なんやかんやで順位は金沢と同率とはいえ3位まで上げてきました。最初の数試合で課題だった守備も少しずつ安定してきて、飛行機なら離陸は出来た状態ではないでしょうか。

一方、対する北九州は昨季はダークホースとしてJ2昇格1年目ながらJ1昇格争いに絡んできました。ですがそれゆえに主力の多くがJ1クラブへのステップアップを果たして今季は不調。名将・小林伸二監督がどう立て直してくるかにも注目は集まります。

両チームスタメンです。

 

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開幕から全試合スタメン出場が続いていた川崎颯太が今日は初めてベンチスタート。前節から続けてスタメンの武田将平、福岡慎平に三沢直人が先発に名を連ねました。フィールドプレーヤーのベンチ入り選手は前節町田戦と同じ16人ですが、今日は若原智哉がベンチからも外れてスタメンに今季初出場の清水圭介リザーブGKに昨年の移籍後初のメンバー入りとなる太田岳志が入っています。

ちなみに今日の試合は曹監督と小林監督の注目監督対決とも目されていますが、実は2004年、セレッソ大阪で小林監督が指揮を執っていた時にコーチを務めていたのが曹監督でした。

 

 

本日の会場は京都府亀岡市、サンガスタジアムby Kyoceraです。

こけら落としとなった昨年2月のセレッソ大阪戦以来制限なしの試合は行えていないという心苦しい状態が続いているサンガスタジアムby Kyocera。ですが今夏は東京オリンピックの影響で夏場の代表戦は関西を中心に開催されることになっており、サンガスタジアムでも7月14日になでしこジャパンの五輪前最後の試合が開催される予定です。本来なら去年にU-23日本代表vsU-23南アフリカ代表の試合で国際試合デビューする予定だったんですが……チケット持ってた…。

……ってかホームゲーム3戦連続豪雨かよ!

 

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豪雨の中行われた試合でしたが、今日のサンガは両サイドをワイドに使いながら序盤から度々好機を生み出していきます。8分には荻原拓也のクロスに福岡、直後のCKでは実にデザインされたセットプレーから三沢、17分にはピーター・ウタカアーリークロス宮吉拓実が合わせますがGK志村滉の好セーブでゴールならず。

しかしその直後、スローインを獲得するとヨルディ・バイスがオーバーラップを仕掛け、宮吉、武田と細かくパスを繋ぐとファーサイドのウタカが完璧なファーストタッチから完璧なシュート!完璧な流れでサンガ先制!

 

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しかし今日のサンガはエンジン全開でした。23分、立て続けに連続攻撃を仕掛けた中でエリア外の飯田貴敬にボールが渡ると、飯田のファーへのクロスを待っていたウタカが冷静に合わせて2点目。更に26分にはボール奪取から飯田がドリブルで駆け上がると外に開いた宮吉にパス。宮吉がDFを左右に分断すると、空いた中央のレーンを飯田がリターンを受けて豪快に叩き込んで3点目!

 

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北九州も攻撃の形自体は悪くなく、前半終了間際には高橋大悟から西村恭史が抜け出し、折り返しに富山貴光が押し込んで1点を返しました。が、前半のおおよそはサンガが高い位置で前から猛攻を仕掛ける時間が長く続き、前半の終わり際こそ北九州に攻められる時間も増えましたが、前半はかなりサンガのパフォーマンスが高く終えます。

 

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前半の最後の方が攻め込まれる時間も増えていたので後半の立ち上がりは非常に重要なサンガでしたが、そこはしっかりと前半の勢いを再び後半に着火させてきました。52分、右サイドで福岡が粘って折り返すと、中央で待っていたウタカが冷静にゴール左に決めてハットトリックウタカはこれでサンガ移籍後2回目、サンガスタジアムでは初のハットトリック

 

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今日のサンガは前への圧力が相当強く、両サイドバックどころかバイスも相当高い位置をとっていたのでDFラインが麻田将吾だけという場面も多々あり、試合は若干オープンな展開になって北九州にアタッキングサードに侵入される機会はそれなり作られました。それでもある意味ではマグロみたいな感覚なのか攻撃の手を緩めず、71分には右サイドからのFKを松田がかなりマイナスにグラウンダーのパスで意表を突くと、サインプレーで一人バックステップを踏んだバイスが右脚を振り抜いて5-0!

 

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更にその直後、75分には松田のCKをニアサイドで途中出場の荒木大吾がフリックし、ファーに待っていたバイスがシュート。GK志村に反応されながらもボールはポストに当たってゴールへクラブタイ記録かつ、2005年9月以来となる6得点という衝撃なスコアで圧勝したサンガ。3連勝です!

 

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6-1で勝ったとはいえ、安定した試合という訳ではありませんでした。最後のところで凌ぎ続けたのは素晴らしかったですが裏抜けのシーンは多く作られた訳で。ただそれも含めて、攻撃は最大の防御じゃないですけど、それこそ曹監督の湘南時代のスローガンにもなっていたノンストップフットボール的な、ハイリスクハイリターンを地でいくやり方は今日の北九州みたいに主導権を握ろうとするチーム相手には打ち勝てるのかなと。

あと、やっぱり攻撃に人数をかけるサッカーをしているだけあって攻撃パターンのバリエーションは去年より圧倒的に増加しましたね。フィニッシャーとしての才覚はウタカと他の選手で開きはありますが、デザインされたセットプレーも含めて色々な形で崩せるようになったのは大きな進化です。

 

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…最後に6点取った試合、2005年の草津戦ですか。観に行ってたんですよねぇ。サッカー見始めた年です。クソ懐かしい。星大輔めっちゃ好きやった。

 

 

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

明治安田生命J2リーグ第8節

ブラウブリッツ秋田0-0モンテディオ山形

大宮アルディージャ0-1愛媛FC

ジェフユナイテッド千葉0-0栃木SC

松本山雅FC3-3ヴァンフォーレ甲府

アルビレックス新潟1-0ツエーゲン金沢

京都サンガFC6-1ギラヴァンツ北九州

レノファ山口FC1-0ザスパクサツ群馬

V・ファーレン長崎0-3FC町田ゼルビア

ファジアーノ岡山1-2水戸ホーリーホック

FC琉球2-0東京ヴェルディ

SC相模原(明日13:00)ジュビロ磐田

 

1位 アルビレックス新潟(22)

2位 FC琉球(22)

3位 京都サンガFC(16)

4位 ツエーゲン金沢(13)

5位 水戸ホーリーホック(12)

6位 ジュビロ磐田(12)

7位 ヴァンフォーレ甲府(12)

8位 ブラウブリッツ秋田(12)

9位 FC町田ゼルビア(11)

10位 栃木SC(11)

11位 東京ヴェルディ(10)

12位 V・ファーレン長崎(10)

13位 ファジアーノ岡山(9)

14位 ジェフユナイテッド千葉(9)

15位 大宮アルディージャ(8)

16位 レノファ山口FC(8)

17位 モンテディオ山形(7)

17位 SC相模原(7)

19位 松本山雅FC(7)

20位 ザスパクサツ群馬(7)

21位 ギラヴァンツ北九州(7)

22位 愛媛FC(6)

 

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ここまで共に6勝1分と破竹の勢いを見せていた新潟と琉球ですが今日もホームで完封勝利。3位京都との勝点差は既に6に開いており、この勢いがどこまで続くのかに注目が集まります。

京都や磐田(第8節は明日)が状態を上げつつある一方、復調の兆しが少し見えていた長崎は町田に完敗。昇格候補にも挙げられた千葉や大宮、昨季躍進した北九州は未だ苦しい戦いが続いている中、前節から實好礼忠監督が就任した最下位愛媛は大宮に1-0で勝利し、新体制での初勝利を飾っています。

 

 

荻原完全で頼む…。

ではでは(´∀`)