あっ、布袋さんツアー今日からか
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J2リーグ第31節、京都サンガFCvs栃木SCの一戦です!
↓
J1昇格争いもいよいよラストスパート。昨日の時点で首位のサンガが勝点64、2位の磐田が勝点63で昇格戦線を先導し、3位の新潟が勝点54。それに甲府、町田、長崎、琉球といったチームが続く構図になっています。サンガにとって、3位新潟との勝点差が10にまで開いたことは精神的には少し楽になった部分も大きいでしょう。おそらくサンガにとって磐田は争う相手ではなく、フェーズとしては一緒に逃げ切ろう的な感覚になっていると思うと(そしてそれは多分磐田側の視点からしても同じ)、ここからは如何に勝点を拾うか、如何に失わないかが重要になってきます。
要するに、サンガはそういった意味で精神的な余裕を手にしている一方で、これからは追われる立場として新たな難しさと戦わなければなりません。言ってしまえば、ここからが昇格に向けた最終試練のようなもの。さぁ、この最後の試練を乗り切ればいよいよ夢舞台です!
両チームスタメンです。
サンガは基本形となる4-1-2-3、基本形となるスタメンを今日も起用してきました。なんやかんやで今季のサンガのスタメンは開幕当初からほぼほぼ同じメンバーで落ち着いていましたね。
栃木はここ5試合で3勝2分と好調。その原動力でもある新加入の豊田陽平は2009年に1年だけサンガに所属していました。
本日の会場は京都府亀岡市、サンガスタジアム by Kyoceraです。
オープンしてから2シーズン目となる今年も色々な歴史が積み上がりつつある新たなる聖地。紫の装飾は時折…に見えることもありますが、やっぱりクラブカラーでスタジアムを包めるのはいいもんですね。改めてつくづく感じます。
「京セラコミュニケーションシステムスペシャルデー」と題して行われる本日の試合ではハーフタイム抽選会が実施され、今回は「サンガお楽しみ福袋」が当たるとの事。海上自衛隊舞鶴音楽隊の演奏が行われる他、サンガのホームゲームでは定番となった対戦相手のご当地グルメとして「スープ入り焼きそば」が販売されます。(餃子も欲しかった…)
序盤から試合はアップテンポな、非常に激しくスピーディーな試合が展開されていきました。プレッシングの応酬のようにもなった試合はどちらかと言えば栃木が押し込む時間の方が多く、果敢にサイドからボールを入れて豊田を中心に…という展開で攻撃を繰り出していきます。一方の京都はどちらかと言えば栃木に対してカウンターを繰り出す場面が多くなり、その中でヨルディ・バイスの豪快なオーバーラップなんかが見られるシーンもありました。
ですが先制点を得たのはサンガでした!29分、右サイドでボールを持った飯田貴敬から中央の松田天馬にパスを繋ぐと、バイタルエリアに入ってきた荻原拓也を経由して左のピーター・ウタカへ。ウタカは左サイドで栃木のDF3人を引きつけてから再び中央に戻すと、リターンを受けた荻原が冷静に決め切ってサンガ先制!
先制点を取られて以降は一層、栃木のサイドから仕掛けようと試みる意識は強くなったように見えて、一方のサンガはボールを持った際には上手くプレスを剥がしながらウタカ、宮吉拓実が抜け出す形を多く作ろうとしていきます。前半はそのまま1点のリードで終了。
後半からはサンガペース。サンガは前半以上に高い位置でボールをキープすることが出来たことでチーム全体としての攻撃意識は0-0だった時よりも高まっていました。64分、栃木がボールを奪ってカウンターを開始するとそこか、福岡慎平がボール奪取し、松田の走る左サイドへ。抜け出した松田はトップスピードのままクロスを上げると、ファーサイドに飛び込んだ宮吉のヘディングシュート!!9月絶好調の宮吉のゴールで追加点!!
終盤は豊田と途中出場の矢野貴章という実績とフィジカルのある二人を中心とした栃木の圧に少し苦しめられる時間こそあったものの、そこはしっかり選手も集中力を高く保って試合を維持し、そして劣勢になる時間があった中でも今季やってきた事を継続的に発揮し続けたサンガ。夢へ向かって大きな一勝です!!
結構栃木もアグレッシブに来て、前半は若干押し負けるような時間もあったりしたので、ゲームプラン的には理想の形ではなかったと思いますし、試合としては多少の計算違いみたいな部分があったと思います。試合後に曹貴裁監督もそのような事をチラッと仰ってましたし。ただ、その後に曹監督が言っていたことがすべてみたいなところもあって、少々プランが狂った程度の事では動じなくなった、自分達のスタイルを維持しつつ、かつ臨機応変に戦えるようになった。これはかなり大きかったというか、やっぱりこの一年でサンガが培ってきたものの表れとも言えるでしょう。ここまで来れば、ファンとしては後は信じるのみです。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
明治安田生命J2リーグ第31節
1位 京都サンガFC(67)
2位 ジュビロ磐田(66)
3位 アルビレックス新潟(57)
4位 V・ファーレン長崎(55)
5位 ヴァンフォーレ甲府(54)
6位 FC町田ゼルビア(52)
7位 モンテディオ山形(52)
8位 FC琉球(51)
9位 ジェフユナイテッド千葉(43)
10位 水戸ホーリーホック(41)
11位 東京ヴェルディ(40)
12位 ブラウブリッツ秋田(38)
13位 ファジアーノ岡山(36)
14位 栃木SC(33)
15位 レノファ山口FC(32)
16位 ザスパクサツ群馬(32)
17位 大宮アルディージャ(30)
18位 ギラヴァンツ北九州(29)
19位 ツエーゲン金沢(28)
20位 SC相模原(28)
21位 松本山雅FC(27)
22位 愛媛FC(26)
首位の京都、2位の磐田は共に2-0で完封勝利。昇格圏内である2位以内を固めに入ったような印象を受けます。この2チームを追う上で、事実上「負けた方が脱落」と言っても過言ではなかったのが新潟と甲府の注目の上位対決でしたが、この試合では新潟が後半アディショナルタイムにロメロ・フランクのゴールで劇的勝利を収め、2位磐田との勝点差10をキープしました。その他の上位陣では琉球が磐田に敗れ、長崎と山形が勝利。町田の試合は明日行われます。
大混戦となっている残留争いでは20位大宮と昨季まで大宮を率いた高木琢也監督率いる18位相模原の直接対決が行われましたが、白熱のサバイバルゲームは77分に馬渡和彰のゴールで大宮が勝利。金沢の試合が明日の為に暫定ながらも降格圏を脱出しています。
チェルシーシティみよ。
ではでは(´∀`)