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切り崩して右〜明治安田生命J1リーグ第2節 名古屋グランパスvs北海道コンサドーレ札幌 マッチレビュー〜

腰痛を患いました!!

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第2節、名古屋グランパスvs北海道コンサドーレ札幌の一戦です。

 

 

 

開幕戦では十分に満足出来るパフォーマンスで勝利したチーム同士の対戦となりました。名古屋はスコアこそ昇格組の福岡相手に2-1と僅差だったものの昨季同様に安定感は非常に高く、柿谷曜一朗など新戦力も存在感を発揮。ACLも控えるなど躍進の期待されるシーズンの始まりとしては上々の滑り出しとなっています。

一方、ミハイロ・ペトロヴィッチ体制4年目となった札幌は横浜FCを相手にした開幕戦で5-1の圧勝。開幕戦を戦った20チームの中では最も圧倒的なパフォーマンスを披露し、メンバーを大幅に入れ替えて臨んだ水曜日のルヴァン杯でも福岡から勝利を飾りました。今日勝てば実に2001年以来となる開幕2連勝です。

両チームスタメンです。

 

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名古屋は開幕戦からメンバーを2人変更。開幕戦で先発起用となった相馬勇紀と柿谷はベンチスタートとなり、スタメンには前田直輝とガブリエル・シャビエルが名を連ねています。

一方、水曜日のルヴァン杯ではターンオーバーを採用した札幌はルヴァン杯からはスタメン総替えとなりましたが、開幕戦とは同じ先発メンバーを起用しました。開幕戦でも大活躍した小柏剛も2試合連続でスタメン起用です。

 

 

本日の会場は愛知県豊田市豊田スタジアムです。愛知県では緊急事態宣言が取り消された事により、今日の試合からは観客の入場制限が1万人に緩和。アウェイ席も設けられています。

3月3日に予定されていたガンバ大阪との試合が中止になってしまった為、この札幌戦が名古屋にとっては今季のホーム開幕戦となりました。クラブOBでもある佐藤寿人氏の来場、今季の名古屋グランパス公式ソングを歌っているクアイフのライブ出演が行われる予定です。昨シーズンまで名古屋は愛知県名古屋市パロマ瑞穂スタジアムと本拠地を併用していましたが瑞穂が大規模改修工事に突入したので、当面は豊田スタジアムに本拠地が一本化される事になっています。

 

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前半からどちらが優勢…という事もなく、序盤から目まぐるしく攻守が入れ替わるスピーディーかつスリリングな展開が繰り広げられます。14分には名古屋のマテウス、直後の16分には札幌のアンデルソン・ロペスが惜しいシュートシーンを作り出し、ゾーン寄りな名古屋とマンツーマンの札幌との違いはあれど、両者共に積極的な守備からの攻撃が活きる試合に。

 

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前半の終盤辺りからは名古屋が押し込む時間が続きます。途中からマテウスと前田のサイドを入れ替えてきた名古屋はワイドな攻撃を軸に攻撃を組み立て、43分にはマテウスのFKに合わせた米本拓司のシュートが僅かに枠を逸れ、前半終了間際には山﨑凌吾がペナルティエリアにドリブルで侵入して決定機を創出。しかしこれは飛び出してきたGK菅野孝憲に阻まれ、0-0で後半に向かいます。

 

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メンバーの変更はなく後半に突入しましたが、立ち上がりから札幌にかなり押し込まれる時間が続いたのも影響したのか、54分の時点で相馬、柿谷、長澤和輝、61分に宮原和也と一気に4人選手を投入。しかし後半は札幌の出足が非常に良かったこともあり、終始名古屋陣内でのゲームを強いられてセットプレーの場面も多く作られます。

 

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63分には右サイドからのパスを受けたチャナティップの絶妙なループパスからロペスが卓越したボディコントロールからボレーシュートしかし名古屋もこのピンチをGKランゲラックのスーパーセーブで防ぎ、相次ぐセットプレーのピンチにも自慢のDF陣が安定した守りを披露します。

そして耐えに耐えて迎えた82分、ボール奪取かのショートカウンターで前田、マテウス、宮原の3人で右サイドを崩すと…宮原と前田で2度右サイドを抉り、最後は中央に詰めた相馬がヒール気味に合わせて遂に名古屋が1点を先制!

 

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ここまで選手交代をせずに戦っていた札幌も失点直後に菅大輝とドウグラスヴィエイラ、高嶺朋樹を立て続けに投入。最後の猛攻を仕掛けていきますが、名古屋も新加入の木本恭生を投入して守勢に入って札幌の猛攻をシャットアウト。激戦を制した名古屋が見事、開幕2連勝を飾りました。

 

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両チームとも完成度の高いチームということもあって非常に見応えのある、締まった面白い試合でしたね。名古屋も札幌にも攻撃に鋭さがありましたし、激しい攻守の切り替えなど見どころも多く詰まっていました。ただ、守備面での熟練度という意味でやや名古屋が上回った形というか、マッシモ・フィッカデンティ監督にとっては多分めちゃくちゃ気持ち良かった試合だったのではないでしょうか。

札幌にしても、去年一昨年の札幌が今日のような展開になれば結構カウンターでズタズタにされるケースも多かったと思うんです。そこへの対応なんかは、札幌にも去年からの進化と成長が見られましたね。

 

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明治安田生命J1リーグ第2節

ベガルタ仙台1-5川崎フロンターレ

FC東京3-2セレッソ大阪

清水エスパルス2-2アビスパ福岡

徳島ヴォルティス1-1ヴィッセル神戸

横浜FC1-2大分トリニータ

サガン鳥栖2-0浦和レッズ

柏レイソル2-1湘南ベルマーレ

名古屋グランパス1-0北海道コンサドーレ札幌

ガンバ大阪(中止)鹿島アントラーズ

横浜F・マリノス(明日13:00)サンフレッチェ広島

 

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FC東京、大分、柏の3チームが今季初勝利。特にFC東京は2度勝ち越される厳しい試合展開ながら、最後はアディショナルタイム森重真人の劇的ゴールで逆転勝利を収めています。昇格組の2チームは両者とも引き分けに持ち込みましたが、終了間際に追いついた福岡と終了間際に追いつかれた徳島というところで明暗が分かれました。川崎と名古屋は開幕から全勝、横浜FCと湘南は開幕2連敗です。

また、C大阪大久保嘉人は今日も1ゴールを挙げて自身初となる開幕3戦連続ゴール。3試合4得点で絶好調をキープしています。

 

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ツイカンバン

ではでは(´∀`)