昨日のTHE FIRST TAKE素晴らしかったっすね…
どーもこんばんは
#THEFIRSTTAKE 素晴らしかったですね……。
— R (@blueblack_gblue) 2021年11月12日
せっかくなので、サブスクも解禁になりましたし…聴くべきGLAYのアルバムをまとめてみました。ついでというか流れで是非。#GLAY#Winteragain#FREEDOMONLY#the_firsttake https://t.co/dWPLwKtVIS
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J2リーグ第39節、レノファ山口FCvsギラヴァンツ北九州の一戦です。
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開幕前、Jリーグでも実績と評判のある名将を招聘し、かつ即戦力も多く補強して今年の躍進が期待された山口。そして昨年の大躍進と組織的なサッカーから、今年もその再現が期待されていた北九州。両者にとって…今季思い描いていた未来とは違う現実に今、直面しています。最終盤まで残留争いに巻き込まれた彼にとっては1分1秒がサバイバルゲーム。J2降格よりも深刻と言われるJ3降格をなんとか回避する為の競り合いに道筋をつけるべく必死です。
しかし、その道筋はなんとか付けられたのは山口の方でしょうか。前節で大宮との直接対決を制した山口は、今日は他会場の結果次第ではありますが今節にも残留が決まる可能性があります。一方の北九州はここで負けたらいよいよ後がありません。北九州が最後の望みを繋ぐか、山口が自らの手で北九州を沈めるのか。ヒリヒリするような関門海峡ダービーが始まります!
両チームスタメンです。
ここのところ好調な山口は前節大宮戦からスタメンを二人変更。前節は田中渉と佐藤健太郎のボランチコンビでしたが、今日は佐藤健太郎を佐藤謙介に変えてきました。また、左WBで先発起用された特別指定選手の橋本健人は第23節秋田戦以来の出場なので、東京五輪による中断期間後としては初の出場。スタメンに至っては第4節岡山戦以来となります。
北九州は4人メンバーを入れ替えてきました。そのうちの3人は元々スタメンで出る事も多い選手達でしたが、そんな中でボランチに入った井澤春輝は第23節長崎戦以来のスタメンと試合出場。彼も中断期間明け初の試合出場という事になります。
正式名称は「維新百年記念公園陸上競技場」。山口らしいというか、日本でトップクラスにカッコいい名前の競技場なのでは。元々は1963年の国民体育大会に向けて建設された競技場であり、これまた国民体育大会に向けた2011年に改修されたスタジアムです。基本的には維新百年記念公園の中に設置されているスタジアムですが、公園の中に競技場を作ったというよりは、競技場があった周囲を公園として整備した…という形式になっています。
本日は山口県宇部市の出身であり、元EXILEのヴォーカリストとしても知られるミュージシャンの清木場俊介氏が来場し、抽選でコラボユニフォームが当たるチャンスも。また「レノ丸との頭脳戦~二次元の秘宝~」という謎解きイベントも開催される他、今節から観戦ルールとして大旗やタオルの使用条件が緩和されるようになりました。
試合は序盤からハイテンションな試合展開となっていきました。開始10分までに両者ともに決定機を作り、どちらかといえば山口の方が押し込んで北九州がやや引き込む形という違いこそあったものの、双方共に積極的にプレッシングをかけながら、見応えのある攻防戦が随所に展開されていました。
17分には北九州が高橋大悟のスルーパスにロングカウンター気味に裏を独走した前川大河が決定的なチャンスを迎えますが、最後のシュートに威力が足りずにGK関憲太郎がセーブ。対して、比較的前半の主導権を持てていた山口は24分、右サイドからのクロスを草野郁己が頭で合わせましたが…僅かにポスト。こぼれ球も危険な位置に転がりましたが、いち早く反応した北九州のDFがクリアして難を逃れます。
前半から山口にはイエローカードが3枚提示され、途中小競り合いも発生するなどヒートアップしていった前半は0-0で終了。
しかし後半は山口が主導権を握る時間が続いていきました。バイタルエリアでのボール支配権は完全に山口が握った事で、山口は常にチャンスに近い状態でゲームを運びます。63分には田中渉の左足でのミドルシュート。しかしこれはGK田中悠也のファインセーブによって阻まれます。北九州は前川が何度か積極的な裏抜けでチャンスを作る場面はありましたが、シュートにまでなかなか結びつきません。
後半はずっと劣勢に立たされている北九州の小林伸二監督は61分に富山貴光と今季初出場となる新井博人、65分には椿直起をピッチに送り込みます。その後、山口が仕掛けてきたシュートの連続と波状攻撃に対して何とか耐え抜くと…。76分でした。山口の縦パスをカットした西村恭史が迷わずに縦パスを入れると高橋が一気にカウンタードリブル開始!高橋に追い付いた椿に一度預けると、椿がタメを使っている間に椿の外側を回った高橋がリターンを受けてニアにズドン!美しいカウンターで北九州先制!!
山口は85分に佐藤健太郎、梅木翼、そして第3節新潟戦以来の出場となる岸田和人をピッチに送り込みます。立場としては引き分けでもOKな山口、引き分けさえも許されない北九州……そんな構図で山口の終盤の怒涛の猛攻が始まります。アディショナルタイム、左からのクロスが入るとエリア内の梅木が頭でフリックしたところにフリーの石川啓人!…しかしシュートは僅かに左。そして試合終了。北九州にとって9試合ぶり、約2ヶ月ぶりとなる勝利は大きな大きな勝点3となりました!
いやぁ……もう残留争い!って感じで凄く見応えがありましたね。山口も基本的には押し込み続けていましたし、得点が取れなかった以外は山口にとってプラン通りの進め方が出来ていたとは思います。ただ「得点が取れなかった」という最大にして全てとも言える部分が果たせなかった。これはサッカーの常ですね。
それを思えば、あれだけ劣勢の中で…ゴールシーンのようなあの一瞬をゴールに繋げた北九州の集中力は見事という他ありませんでした。すぐさま前線につけた西村もそうですし、一気に仕掛けた高橋、それに呼応した椿もしかり。もちろん、北九州は引き分けすら許されない状況だったという背景はあるにしても、攻撃の事を考えにくいような試合展開の中で一瞬を狙い続けていたマインドセットは素晴らしかったと思います。クラブ規模、主力の流出…やっぱり去年のようには行かないシーズンとなり、それはこれからの3試合もまだ続く訳ですが、あの決勝点には色んな意味での意地を見ましたね。
イツカフーターリデ
ではでは(´∀`)