Hey DAZN、来年のプレミアどーなんの?
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはイングランド・プレミアリーグ第33節(延期分)、アストン・ヴィラvsリバプールの一戦です。
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もしその偉業が現実のものとなった時、今後彼ら以外に再びその偉業に到達するチームはまあ出てこないでしょう。今、リバプールが目指している偉業とはそれだけのモノであり、大いなる挑戦。既に優勝を決めたカラバオ杯に加え、FA杯とUEFAチャンピオンズリーグでの決勝進出…そしてプレミアリーグもマンチェスター・シティとの一騎打ちという状態。そう、彼らは今、四冠という壮大な夢を追いかけています。
ただ、その中で一番難しい目標となりつつあるのがプレミアリーグです。というのも、チェルシーと対戦するFA杯、レアル・マドリードと対戦するCLそれぞれイーブンな状況から始まるのに対し、プレミアリーグはリバプールと共に世界最高峰を走るシティを追いかける立場だから。ましてや前節、トッテナムに引き分けた事でシティとの勝点差は3に広がり、リバプールは敗北はもちろん、引き分けすら致命傷になる状況に追い込まれてきました。
そして…そんな状況のリバプールの前に立ちはだかるのがアストン・ヴィラ、そして監督のスティーブン・ジェラードです。よりにもよってこのタイミングで、どこか運命に導かれたかのような香りもするこの試合。リバプール史上最強チームの偉業は成し遂げられるのか、それともその夢はリバプール史上最高の選手によって食い止められるのか…!
両チームスタメンです。
本日の会場はイングランド、バーミンガムのヴィラ・パークです。
最初にオープンしたのは1897年。日本で言うところの明治時代ですよ。なんなら日英同盟まだ組んでませんね。間違いなく、ブリティッシュ・フットボールの歴史を築いてきたスタジアムの一つです。過去にイングランドで開催されたサッカー大会と言えば1966年のイングランドW杯とEURO1996が思い浮かびますが、ヴィラ・パークはこの両方で開催スタジアムのリストに入っていました。
ちなみに、イングランド・サッカー協会会長も務めるウィリアム王子はアストン・ヴィラファンです。
立ち上がりからヴィラがかなりアグレッシブに攻め込んできた事で、試合は開始3分からいきなりカオスに放り込まれます。自陣からのロングパスに抜け出したオリー・ワトキンスのシュートはアリソンが一度防ぐものの、右サイドに流れたボールを回収したところからヴィラはクロス攻勢。最後はリュカ・ディニュのクロスをドウグラス・ルイスが頭で合わせ、一度はアリソンに弾かれますがこぼれ球を自ら押し込みヴィラ先制!
しかしその僅か3分後の6分、今度はリバプールが右サイドでFKを獲得すると、アレクサンダー・アーノルドのクロスがエリア内の大混戦を誘発。ディオゴ・ジョッタ、ヴィルジル・ファンダイクが次々に飛び込み、最後はジョエル・マティプが押し込んですぐさま同点に追い付きます。
構図としてはチャレンジャーの側になるヴィラですが、ワトキンスにダニー・イングス、更にフィリペ・コウチーニョを前線に並べた攻撃的布陣はリバプールゴールに度々迫っていって、特に30分辺りまではむしろ押しているのはヴィラの方で、アリソンの好セーブに救われる場面もあったりしました。
一方、ヴィラの勢いに若干押され気味だったリバプールも30分過ぎごろにはリズムを取り戻し、31分にはナビ・ケイタのスルーパスに抜け出したルイス・ディアスのパスをジョッタが流し込みますがこれはディアスのところでオフサイド。更に34分にはディアスが右に展開したところをオーバーラップしたアーノルドの折り返しにディアスにパスを出したケイタが上がってきますがシュートはミートせず。前半は1-1で終えます。
後半は前半ほどではないとはいえ、若干カウンターゲーム的な様相は維持されていました。前半よりはリバプールが優勢な展開ではあったものの決定的なところまではなかなか持っていけず、逆にヴィラが刺すような攻撃を繰り出してくる時間も少なくなくて、若干のバタバタ感は否めない中でゲームが続いていきます。それを考慮してか、既に前半に負傷したファビーニョを下げてジョーダン・ヘンダーソンを投入していたユルゲン・クロップ監督は63分にカーティス・ジョーンズを下げてチアゴ・アルカンタラを投入。
そしてリバプールに遂に歓喜の瞬間が訪れたのは65分でした。ヴィラのスローインからヴィラがボールを持ったところをチアゴが奪取。サディオ・マネのタッチを挟んでジョッタが左サイドに振ると、抜け出したディアスのクロスにマネが合わせてリバプール逆転!ボール奪取から一瞬の出来事…4人で織りなすショートカウンターで一気にゴールまで辿り着き、貴重なゴールを奪います。
直後の68分にはイングスが抜け出して一気に決定機を迎えるも、ここはGKアリソンが立ちはだかって見事に阻止。終盤にもリバプールDFの背後に抜け出す形でイングスが決定的な場面を迎えるなど、終盤はヴィラの猛攻に苦しむ時間もありましたが…リバプールもなんとか耐え切りました。結果はリバプールが2-1で逆転勝利。暫定ではあるものの、リバプールはシティと勝点で並びました(得失点差により首位はシティ)。
試合の冒頭が相当激しい展開になった中で、やはりリバプールからしたらすぐに追い付けたのは相当大きかったです。今日のヴィラの攻撃陣が、前半3分の先制点の流れであのままリズムを掴んでいたらかなり厄介だったと思いますし、あのゴールで流れをイーブンに戻せたのは全てでした。イーブンな流れであれば、実力的にリバプールが押し切る可能性の方がいい高くなるでしょうから。
だいぶハードな試合になりましたし、リバプールにとって快勝と言える内容では無かったかもしれませんが、接戦の末に何より必要な勝点3を手に入れた訳で。今のリバプールはプレミアに関しては「待つ立場」な訳ですから、その権利を意地で掴み取ったような試合でしたね。ファビーニョの状態は心配ですが…。
さっきここに書くこと思いついたのに忘れた
ではでは(´∀`)