RK-3はきだめスタジオブログ

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計画性と合理性〜明治安田生命J2リーグ第6節 ジェフユナイテッド千葉vsファジアーノ岡山 マッチレビュー〜

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国立ナイターずっと雨降ってる気がする

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J2リーグ第6節、ジェフユナイテッド千葉vsファジアーノ岡山の一戦です!

 

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代表戦やってる間も元気に開催J2リーグも開幕5試合を終え、今日が第6節となりました。

昨季は過去最高となる3位まで躍進した岡山は開幕戦で磐田に勝利した後は引き分けと勝利を繰り返しながらも、前節は前半だけで5点が動いた試合の末に甲府に敗れて初黒星。とはいえ、今季好調の町田と大分を追う上ではまだ悪くないポジションに付けていると言えます。岡山としては敗戦を引きずらず、なるべく現在のペースを基本的には維持していきたいところでしょう。

一方、開幕ダッシュには失敗してしまったのが千葉。J2初挑戦の年に生まれた子供がいよいよ中学校に入学する年となった千葉は開幕戦こそ豊富な戦力を有する長崎に1-0で勝利したものの、前節・前々節では今季好調の秋田と大分に連敗。小林慶行監督体制での船出はいきなり荒波となっています。まだ新体制なので醸成はこれからですが、いつか芽吹く為に一つ一つの試合の消化の仕方は重要です。両者にとって、流れを作るか、流れの布石を作るか。その辺りが問われるゲームでしょうか。

両チームスタメンです。

 

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千葉は前節大分戦からスタメンの変更は4人。形としては3バックとも4バックとも取れるような形を採用しています。GKには第4節秋田戦で負傷退場していた新井章太が復帰。風間宏矢と田中和樹は今シーズン初先発となっており、ここまで前試合先発となっていた呉屋大翔は今日はベンチスタートです。

今季からはダイヤモンド型の4-4-2を採用している岡山は前節甲府戦からのスタメン変更は3人。今日は千葉からレンタルで獲得している櫻川ソロモンが契約上の理由で出場出来ませんが、U-20アジアカップから帰国した佐野航大と坂本一彩が先発に復帰。そういえば木山隆之監督にとっては古巣対決ですね。

 

 

 

本日の会場は千葉県千葉市フクダ電子アリーナです。

コンパクトなサイズの球技専用スタジアムとしては日本の中では結構先駆け的な存在とも言えるフクアリも開場から早18年。千葉の歴史は苦難続きではありますが、今でもフクアリはJの中でも名物スタジアムの一つとして知られています。過去に1度だけフクアリ行きましたけど、ソーセージ並びすぎて断念した事は悔い…。ちなみに、フクアリでの千葉vs岡山はリーグ戦に限ればなんと千葉の10勝3分で無敗(天皇杯では岡山も勝利している)。この好相性を維持できるか、それとも打破するか。そこの部分にも注目です。

このスタジアムの位置する蘇我スポーツ公園では5月と8月にジェフ千葉も協力企業として参加する大型音楽フェスが開催されており、その時にはフクアリは休憩所として観客に場所を提供しています。

 

 

立ち上がりから使えるスペースはお互いに与えられているような構図で試合が始まったこともあって、千葉も岡山もサイドのスペースを使いながらアーリークロスを積極的に活用する事で縦のスペースも活かす…みたいな形で、全体的にスピーディーな志向が重視されるような試合展開になっていきました。

 

 

 

お互いにチャンスになりそうな場面は序盤から比較的多かったですが、最初に決定機まで行ったのは岡山で、19分にはセットプレーからヨルディ・バイスのシュート。GK新井章太が好セーブで阻んだこぼれ球をルカオが積めますが、ここは千葉も必死のディフェンスでなんとかクリア。

ただその後は試合の主導権を握ったのは千葉の方で、中盤に当ててサイドに振る攻撃の振り分けのバランスが良く、そこからクロス…みたいな場面は多く作れていました。しかし千葉は千葉で岡山の守備の前に最後のひと押しが出来ず。それでも前半は時間経過と共に千葉優勢の色が濃くなりながら前半は0-0で終了。

 

 

後半立ち上がりは岡山が攻め込む時間もありましたが、最初のチャンスは千葉。53分にはセットプレーのこぼれ球を拾った田口泰士のスルーパスを受けた風間のクロスに松田陸がヘッド。ここはGK山田大樹にシャットアウトされたしたが56分でした。千葉は自陣から少ないタッチでパスを回すと田口がロングスルーパス。これに抜け出した小森飛絢が冷静にGKとの1対1を制して先制!大卒ルーキー小森が早くも今季4得点目となるゴールを鎮めて千葉が1点を先行します。

 

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岡山は62分にハン・イグォン、高木友也、田部井涼を3人一気に投入し、71分にも木村太哉を送り込んで反撃に出ます。その後はリズムが良かったのは千葉で、明確にシュートチャンスを多く作っていたのは千葉の方でした。

しかし千葉が得点を取りきれないでいた77分、セットプレーのこぼれ球から岡山が組み立て直すと左から攻め込み、最後は前に残っていた鈴木喜丈が豪快に振り抜いて岡山同点!

 

 

 

終盤は若干、お互いにとってカウンターゲーム的な様相を呈してきました。内容としては決して悪くはなかった千葉は交代枠の使用を2枚に留めた形で勝ち越し点を狙いますが、アディショナルタイムに入るとボールがなかなか収まらず、ここぞと言わんばかりにプレスのギアを上げた岡山に若干後手に回る形に。

それでもアディショナルタイムには左サイドを抜けた途中出場の椿のクロスに田口が飛び込む決定機が到来しますが、田口のヘッドは山田に阻止されてゴールならず。

 

 

 

お互いに集中力は高く保てていた試合だったと思います。

その中で、この試合の主導権がどちらにあったかと言えばそれは明確に千葉でした。序盤はオープンな展開になってどちらに転ぶか…という展開もあったものの、前半の中頃からは千葉の中に組み立てて外に開くまでの攻撃の流れは上手く立てられていましたし、いわゆる「内容は良かった」的なセリフを発するには値するゲームはできたように感じました。ただ、岡山は構えた時の対処の仕方は上手かった。失点シーンは千葉に裏をかかれた感が強かったとはいえ、それ以外では構えた上でどこにスペースがあるのかをよく考えたリアクションサッカーに務められていたように思います。その点では、岡山的にはタスクはこなした…みたいな試合だったでしょうか。

 

 

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

明治安田生命J2リーグ第6節

ベガルタ仙台2-3ツエーゲン金沢

大宮アルディージャ3-0大分トリニータ

ジェフユナイテッド千葉1-1ファジアーノ岡山

徳島ヴォルティス0-0ブラウブリッツ秋田

V・ファーレン長崎3-2モンテディオ山形

東京ヴェルディ3-0ロアッソ熊本

いわきFC(26日14:00)FC町田ゼルビア

レノファ山口FC(26日14:00)藤枝MYFC

水戸ホーリーホック(26日15:00)ヴァンフォーレ甲府

清水エスパルス(29日19:00)ザスパクサツ群馬

ジュビロ磐田(29日19:00)栃木SC

 

 

ガンバとサンガの関係者多いぜ

ではでは(´∀`)