RK-3はきだめスタジオブログ

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バイオリズムとリスク〜ルヴァンカップ第2節 ガンバ大阪vsセレッソ大阪 観戦日記とマッチレビュー〜【大阪ダービー!】

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白球を追う熱狂は過ぎようとも

 

 

熱狂は止まることなく続くもので。

 

さぁ、本日は大阪ダービー

ルヴァンカップ第2戦、パナソニックスタジアム吹田で行われた今季最初の大阪ダービーガンバ大阪vsセレッソ大阪の試合のスポーツ観戦日記、そしてマッチレビューをお届けします!

 

 

 

 

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たかがルヴァン、されどルヴァン。大阪ダービー大阪ダービー。近年はガンバファンにとっては耳の痛い試合結果を聴き心地の良い数字にする為に必要なことは勝利のみ。ダービーこそ勝利至上主義であれと。誰が言い出したかは知りませんがみなさん思っているでしょう。

 

 

 

…思い返すのは神戸戦広島戦札幌戦とガンバが繰り返したフワフワした試合の入り。

今日こそはそんなのはやめてくれ。

そんなことを思っていた私はICカードに金をチャージするのを忘れていました。もう2度と言いません。

 

という訳で到着。

 

 

凄まじい雨が降り頻る中でも大丈夫♡

(行ってないけと2012万博ダービーと地獄やったやろでな…)

 

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宇佐美のVTRもとんでもない日に撮ったもんやで…。

さて、スタメン発表です(播戸さんとか橋本さんとかのトークショー間に合わず)

 

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宇佐美貴史が負傷。イッサム・ジェバリも負傷。谷晃生と半田陸が日本代表。クォン・ギョンウォン韓国、ネタ・ラヴィイスラエル、山本理仁U-22日本代表。試合後の会見見たら髙尾瑠も体調不良。少なく見積もっても8人はいない!…とはいえ、この日は出られない選手を除いたメンツの中ではルヴァンですけどベストメンバーを組んできた感はありました。

セレッソは離脱選手がそこまで多くなかったので割とガチメン。香川真司……現地で観るの10年ぶりだわ…(代表戦)

 

 

さて、というわけで今回はマッチレビュー観戦日記という事で、今日のガンバの所感をここで述べていこうと。

 

 

 

ここ数試合の反省を踏まえた上で…というところを加味すると、前半はかなり良い内容での試合が出来ていたように思います。

反省を活かすという意味では立ち上がり10分の集中もそうですし、ここ数試合の共通の特徴としては前から激しくプレスに来る相手に対して自らのボールロストでピンチを招く場面が多かったところがありましたが、今日の試合はボールと選手の位置を踏まえた上でしっかりとパスコースを2つ作る、最低2人はフォローが出来る動きをする…みたいなところは徹底して出来ていました。セレッソも比較的プレスは積極的に来るタイプの相手ですので、自陣で回すと詰められてパスコースがなくなってノッキング…みたいな瞬間が起こる可能性は十分に考えられた。その意味では今日の試合は受け手側の意識と立ち位置はすごく良かったと思いますし、決定的な場面が多かった訳ではないですけども、前半を良い流れで進めていけたのはそういう一つ一つの意識や動きを徹底したところから生まれた循環だったように思いました。

 

 

 

ただ、前半はセレッソもリードを奪う為にプレスに来たので「一枚一枚剥がしていく」というスタンスで攻撃を考えていけたんですけど、後半の早い時間で失点を喫してしまった事はその後の試合展開に大きな影響を与えました。前半は良い内容だった一方、後半はアディショナルタイム以外は芳しくない展開だったと言いますか、前半の良かった部分がネガティブな方向に傾いていったような感覚はありました。

前半のガンバは結構慎重・丁寧を意識したつなぎを愚直に重ねていくことで敵陣に侵入し、そこからチャンスを創出しようとする流れが上手くはまっていたと思うんですけど、失点が三浦弦太のパスが黒川圭介に繋がらなかったところを機にやられたところも影響したのか、これまでの試合も影響したのか……後半のガンバはかなりナイーブな状態になってしまっていたように見えました。前半はパスコースを作る動きもそこに通すパスも「一つずつパスを繋いで一枚ずつ相手を剥がす」というマインドセットで出来ていたんですけど、後半はそれが「失わない為に繋ぐ」みたいなパスの回し方に変わってしまった。実際のサッカーをゲームで例えるのはどうかと思いますが、ウイイレで言うなら×ボタンと○ボタンだけでサッカーをやっているような感覚で、△ボタンの存在を忘れているかのような。ビハインド状態にも関わらずリスク回避が優先になっているような状態で、ゴール前に入ったボールのほとんどが散発的なクロスになってしまっていたり。

 

奪ったリード自体が棚ぼた的なチャンスを活かしきったものでしたし、セレッソにとっても彼らにとってこの試合が良い循環で進んでいる試合では無かったんですよね。例えば去年7月の対戦時にはあったようなセレッソにとっての絶対的な自信を担保しながら戦えたゲームではない彼らもなかったはず。ただ、ガンバが若干ナイーブなスタンスになったところはセレッソも察した感があったというか、前半は出せなかったセレッソのプレス+ショートカウンターの流れを後半は出しやすくなった。するとセレッソのプレスの前にガンバは一層リスク回避の為の動きを優先するようになってしまった事で、チームとしてはなかなかの悪循環というしかない状況になったのが後半だったように思います。

ましてや、それこそ札幌戦のように無理矢理でも縦パス一本でスイッチを入れられるネタ・ラヴィも今日はいないし、後半でリスクを冒すスイッチを切ることがなかなか出来ない。その中で今日のスタメンでリスクを冒そうという動きを後半も見せていたのはファン・アラーノと石毛秀樹くらいだったようにも見えて、それゆえに鈴木武蔵も前に抜けようとすればパスは来ないし、降りてくれば前に人がいない上に慣れないボールの受け方になってしまう。今日は札幌戦のようにポストプレーで捌ける展開でも無かったので。鈴木にとってはそれを繰り返しているうちに多すぎるタスクに対する配分に迷い始めた、中途半端になってしまっていたところは滲み出ていて、ネットとか見たら結構鈴木叩かれ気味ですけど、この試合に限らず鈴木は結構気の毒な立場に置かれている感覚はありますね。

なんとなくですけど…ポヤトス監督がアラーノをかなり重宝している理由って、ポヤトス監督ってチームとしてのバイオリズムが後ろ向きになった時のガンバのメンタル面の課題をよく指摘するじゃないですか。その観点で考えると、チームがリスク回避に走り始めた流れの中で、それが成功するかどうかはともかく"ミスになるかもしれない縦パス"を入れようとする意識が強い…みたいなところポヤトス監督は高く評価しているのかなぁ…と。

 

 

 

その中でポヤトス監督が投入したのは61分の石毛→福田湧矢と68分の杉山→食野亮太郎の2枚でした。

後ろ向きなバイオリズムではあったとはいえ、監督からすれば今日の試合はベースは出来ている。後は展開に風穴を開けるような一歩を踏める選手が欲しい。その意味での福田と食野の投入だったのでしょう。

食野が終盤に入って彼の中のギアが一つ変わったのはまさしく監督の望む展開だったように思います。アラーノの縦パス然り、リスクを背負ってでも一枚を剥がしにいく動きは今日のテーマでもありました。前半は一つずつパスを繋ぐことでそれが出来ていたけど、それが出来なくなった後半は強引でもそれをやれるタレントが欲しかった。その点で食野がやった働きはチームのバイオリズムに風穴を開けてくれるものですし、同点になった瞬間に急にイキイキし始めたのはわかりやすいなぁ…とはちょっと思いましたけど、自らが劇薬として振る舞う…みたいなタスクを食野は理解し、そして実行してくれたように思いました。

 

 

 

トータルでは悪くないダービーでした。何より後味は悪くないですね。勝ちたかったけど、近年のダービーではない展開に着地したので。

ただ、今日の試合でアラーノや石毛、食野が見せたようなスタンスは、今日の試合はベースの組み方自体は悪くなかっただけにチーム全体として希薄な印象は少なからず受けたところもあり。ある意味では、目的として何かを手に入れれば何かを失うような、ある種のシングルタスク状態が続いているよう見えたところは気がかりでした。結局、チームとしては2つ以上のスタンスを並走させなければ一定のレベルには辿り着けない。その宿命を超えていくような軌跡に期待したいところです。

 

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終盤、サイドラインでドリブル始めた福田にポヤトス並走しそうになってたのはさすがにわらいました

来週も来るやで

 

 

ルヴァン、ヴァン、バーン

ではでは(´∀`)