ノエスタ、全部をクリムゾンレッドに統一して良い感じなのに楽天モバイルブースだけギラギラピンクなのじわじわくる
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第3節、ヴィッセル神戸vsガンバ大阪の一戦です!
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ダニエル・ポヤトス監督を迎えて挑む3試合目。これまでの2試合…柏戦でも鳥栖戦でも、ガンバは最終的にはドローという形で終わりました。しかしその試合内容はポジティブそのもの。開幕序盤は結果より大切なものはないもしても、ある程度のコンセプトを明確化出来ていれば少なくとも失敗ではないと思っています。それを踏まえれば、この2試合でガンバが見せたパフォーマンスは上出来というべきでしょう。一方で…前述の2試合は共に、リードを守りきれずに終わったという側面もある。思えば去年はそれを繰り返した先にあの苦難があったわけで、ポヤトス体制でやる事は徹底しながらも、そこの結果にもこだわらないといけない…そういう時期もやってくるし、引き分けだけで終われるリーグではない事も踏まえたいかなければなりません。
今のガンバのサッカーのスタンスを踏まえると、ここで神戸と戦うという状況には少し興味深さもありますね。彼らは欠場者続出という中で不安視されていたものの、蓋を開けてみれば開幕2連勝。好調な滑り出しを見せています。ある意味では今ガンバが目指しているようなスタイルから離れようとしている神戸とここで戦うという事…このシチュエーションを前に連勝を止め、初勝利を掲げたいところです。
両チームスタメンです。
ガンバは前節鳥栖戦からメンバーを4人変更。開幕戦では先発だった山本悠樹が先発に復帰すると共に、CFにはイッサム・ジェバリかま移籍後初先発。開幕からの2試合は同じDFラインのメンバーを起用しましたが、今日は半田陸とクォン・ギョンウォンが外れて右SBに髙尾瑠、CBに江川湧清がそれぞれ初先発を飾っており、ベンチには佐藤瑶大も復帰後初めてメンバー入りを果たしています。
対する3連勝中の神戸は前節札幌戦は4-4-2に近い形を採用していましたが、今日は4-1-2-3にシステムを戻しつつ先発も2人変更。前節は3シーズンぶりの欠場として話題になった酒井高徳が右SBに復帰し、アンカーには大﨑玲央が今季初スタメンとなりました。スタメンの齋藤未月、初瀬亮の2人は元ガンバです。
本日の会場は兵庫県神戸市、ノエビアスタジアム神戸です。
ランドセルの天使のはねでお馴染みの「セイバンDAY」として開催される今日の試合では、来場者の先着1万名にオリジナルタオルが、先着3千名のお子様にオリジナルノベルティがプレゼントされます。ファンの間では賛否のあるフレーズですが、神阪ダービー企画として特設ステージでは神戸OBの近藤岳登氏、昨季限りで現役を引退したガンバOBで神戸の在籍歴もある安田理大氏にお笑い芸人のフースーヤや神戸の選手を交えたトークショーを実施し、最後は餅まきもあるそうで。グルメも神戸vs大阪という事で、それぞれの名物・名店が出店します。
ガンバにとってノエスタは必ずしも相性の悪いスタジアムではないですが…昨年9月、このスタジアムで迎えた大一番はガンバにとって屈辱とトラウマを植え付けられるような90分であり、逆に神戸にとってはクラブ史に残る一戦として語り継がれていくような90分でした。あの屈辱の記憶は早いうちにかき消せ!そういう意味でも重要な意味を持ちます。なお、ノエスタでは今日の試合から全席声出し応援が解禁です。
開始早々、自陣でのパスをカットされたところから攻め込まれ、いきなり大迫勇也にサイドネット直撃のシュートを打たれるなど難しい立ち上がりとなりました。
開始3分、スローインをカットされたガンバは右サイドで山口蛍、武藤嘉紀、酒井高徳がパス交換。最後は山口の折り返しに対して大迫が今度は押し込んで神戸先制…。
神戸のプレッシングを前になかなかボールを落ち着かせられずに苦しい展開を強いられたガンバでしたが、徐々に長いボールも交えて無理矢理前に押し出しながら少しずつ展開を落ち着かせられる時間も出来ていきます。6分には右からのパスを受けた宇佐美貴史のミドルがクロスバーに直撃。18分には宇佐美の絶妙なスルーパスに山見大登が抜け出しますが…ここも得点には至りません。
ただ、攻撃は右寄りのところで作りながら左で刺そうとするような形で上手く回る予兆を出していた一方、神戸が仕掛けてきた肉弾戦を前に構築段階のポゼッションサッカーは後方で若干パニックというか、バタバタ感を否めない展開に持ち込まれていたことがガンバにとっては苦しく働いていました。神戸はボール奪取後はクオリティを持つ選手の多い前線にシンプルに送り、そこから打開を試みる中、ガンバ守備陣もそこへの守備対応では粘りを見せましたが、ノッキングするような場面は少なくなく。
43分には早い段階でクロスを入れたファン・アラーノのボールをジェバリが頭で合わせるも惜しくも枠外。前半はビハインドのまま終えます。
しかし後半も立ち上がりから激しく出てゴールまで辿り着いたのは神戸でした。後半開始早々にガンバはチャンスを作ったもののシュートを打ち切れず、逆に左サイドから攻め込んだ汰木康也のシュートは一度はGK谷晃生が弾いたものの、こぼれ球を拾った酒井のシュートが黒川圭介に当たってコースが変わったボールがそのまま吸い込まれて0-2…。
ガンバも49分には宇佐美がドリブルからミドルシュートに持ち込みますが僅かに枠の左。ガンバは58分に山本と山見を下げて食野亮太郎と鈴木武蔵を投入すると、アラーノを中盤に降ろした上で食野を右、鈴木を左のWGに置いて反撃を試みます。
しかしボールは持てるけど、神戸も2点リードを奪った訳で前半のようなスペースは作ってくれなくなったところでガンバはなかなか袋小路に追い込まれていくような展開に。すると66分には左サイドからの初瀬のCKを武藤に合わせられていよいよ0-3。直後には酒井にニアに叩き込まれて0-4……。
山本理仁とダワンを投入して中盤のテコ入れを図るガンバは、終盤には半田陸を右WGとして起用する意外性も見せようとしましたが……こうなると攻めあぐねるガンバがロストしたところで襲ってくる神戸のカウンター対応に苦慮する流れを繰り返し、リードが広がる度に打開策も奪われていったガンバの90分はそのまま終了。0-4……産みの苦しみと呼ぶには屈辱的すぎた惨劇。ガンバは今季初黒星。神戸は6年ぶりの開幕3連勝となりました。
噛み合わせという観点では相当苦しい試合だったと思います。柏戦も鳥栖戦もポジティブな内容でこそありましたが、ガンバのポゼッションスタイルはやっぱりまだまだ未熟ですし構築段階。逆に今の神戸は前から強烈にプレッシングをかけてきますし、特に今日はアンカーとしての背後のスペース管理を大﨑に委ねることでインサイドハーフに齋藤と山口蛍が前に出やすくなる形を神戸がとっていた。その上で…ガンバにとっての噛み合わせの悪さと、ガンバも今は分が悪くなってもポゼッションをやり切るだろうとの見込みから、神戸はプレスの時にどこを狙うか、誰を囲むかを明確にしていましたし、ガンバを狭いスペースに追い込みながらそこからの攻撃をリンクさせる事が出来ていました。開始5分までに先制点を含めて2度訪れた大迫の決定機は象徴的な場面だったと思います。
ガンバとしては、バックラインを狙われてネタ・ラヴィを囲われる形になった時の選択肢の少なさと、構築段階という事も含めた余裕のなさは顕著になった展開だったかな、と思います。宇佐美が前を向いてボールを持った時の両WGの動き出しなんかはポジティブなポイントではあったと思いますが、一方で今日はそれ以外はあまり方策が見当たらなかった事も確かで、キックオフ直後の急襲も含めて神戸に狙い撃ちされた…と表現するのが適切でしょうか。結局、神戸にはあれだけクオリティの高い選手があれだけ揃っている訳で、第一段階さえクリアしてしまえば秀逸なパフォーマンスは当然出してくる。ましてや神戸の戦い方はガス欠を起こす可能性すらあったでしょうけど、ササっと2点を獲ってしまった事で自分達のペースで戦いながら効率よくカウンターを繰り出せる状況を自分達で作ってきましたし。
とことんまで神戸が整理されていた事とガンバの粗、そこにプレースタイルも含めて、噛み合わせの悪さがそのままスコアに反映されたような感覚で、今日はもう完敗としか言えない試合でした。ただ数ヶ月後も同じセリフを言い続ける訳にはいかないですけど、今日に関してはあの状況でもやろうとしている事をやり続けようとした姿勢は買いたいと思っています。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
明治安田生命J1リーグ第3節
開幕2連勝を果たしていたのは横浜FM・神戸・名古屋の3チームでしたが、横浜FMが広島に引き分けると名古屋が鳥栖に敗戦。一方、神戸はG大阪に圧勝し、神戸が唯一の開幕3連勝クラブという事になりました。逆に開幕2連敗を喫していた2チームは浦和はC大阪に、京都はFC東京にそれぞれ勝利した事で第3節の時点で全18チームが勝点を獲得しています。
鳥栖も名古屋に勝利して初勝利となった事で、これで未勝利チームは柏・広島・札幌・G大阪・C大阪・札幌の6チームということに。一方、3試合を終えて無敗を維持しているのは神戸・横浜FM・湘南・新潟の4チームです。
ぬぼーん
ではでは(´∀`)