例のなんちゃってラジオは明日更新します
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第9節、柏レイソルvsガンバ大阪の一戦です。
1ヶ月の活動停止期間を経て第7節広島戦から戻ってきたガンバ。福岡戦然り、当初懸念されていたほどはコンディションも悪い感じではなく、特に守備面では2試合連続無失点。…しかし、攻撃陣は開幕戦の神戸戦を含めていまだにリーグ戦でゴールを挙げられていません。チームを上昇気流に乗せる為にはゴールの力は必要不可欠。松下vs日立、電機メーカーダービーが始まります!
両チームスタメンです。
ガンバは前節福岡戦から4人先発を変更。井手口陽介が今日はベンチスタートとなり、チュ・セジョンと山本悠樹が初めてスタートからWボランチを組みます。また、パトリックとレアンドロ・ペレイラも初めて先発からセット起用。チアゴ・アウベスを含めたブラジルトリオをどう機能させるかも注目です。
本日の会場は千葉県柏市、三協フロンテア柏スタジアムです。
日立台でお馴染みJリーグの名物スタジアム。元々は親会社の日立製作所が保有していたこのスタジアムは2011年に現物出資という形で現在は柏レイソルが所有しているスタジアムとなっています。
昨年のガンバは◯戦無敗といった類のジンクスは良いものも悪いものもことごとく破られていった事が話題になり、苦手にしていたアウェイ鳥栖戦やアウェイFC東京戦でも勝利を収めた中、苦手意識を持つスタジアムで唯一勝てなかったのがアウェイ柏戦でした。2014年には7連勝、2018年には9連勝がこの地で止まってしまった訳ですが、今日はここから連勝を始めていってほしいところ。
前線に強力なタレントをそろえる両チームの対戦とだけあって、柏はクリスティアーノ、ガンバはパトリックをシンプルに狙い、前半から細かく繋ぐよりは大きな展開が非常に多いオープンな展開で進み、立ち上がりはガンバが2〜3回チャンスを作りました。20分ぐらいになると少しずつ落ち着いてはきましたが、22分にはチアゴ・アウベスのミドルシュートなどダイナミックな攻撃は続きます。
しかしそこからは一転、柏のペース。35分には北爪健吾と三丸拡の両WBでシュートまで持ち込むと、39分には江坂任のスーパーパスから三丸が折り返してクリスティアーノが飛び込みますがこれは昌子源が体を張ってブロック。前半からインテンシティーの塊みたいになった試合でしたが、得点は生まれず前半を終えます。
ガンバは後半からペレイラを下げて宇佐美貴史を投入。後半からは前半以上に非常に激しい展開が続きます。まず48分に江坂のミドルシュートを東口順昭がファインセーブで防ぐとチュ・セジョン無双が始まり、52分にはチュ・セジョンのカウンターパスを受けたチアゴのパスから宇佐美がシュートを放ちますが惜しくもゴールならず。
その後は江坂の脅威に晒され続けて、マテウス・サヴィオやクリスティアーノの飛び出してくる柏の攻撃に劣勢の時間は続きます。しかし小野瀬康介と井手口陽介も送り込んだガンバはチュ・セジョンを起点に可能性のあるカウンターアタックを連発。プレーがなかなか途切れず、先制点もどちらに入るか分からないスリリングな展開が後半の中頃はずっと展開されていました。
ですが運命が分かれたのは76分でした。見事なサイドチェンジからの北爪のダイレクトシュートは東口の好セーブで阻止したものの、そのプレーによって与えられたCKがファーサイドに流れてゴール前での混戦が勃発します。そして最後は途中出場の大ベテラン、大谷秀和が難しい体勢から左足を振り抜くと、勢いこそなかったもののポストに当たったボールは点々とゴールの中へ……。大ベテランのゴールで歓喜に沸く日立台…。
ガンバは失点直後に福田湧矢と一美和成を投入。79分、三浦弦太のフィードに競り勝ったパトリックの落としに抜け出した宇佐美がシュートを放つもDF上島拓巳にブロックされて同点ならず。終盤には三浦も前線に上げてパワープレーに出ようとしますが、ビハインドと時間帯、そしてここまでリーグ戦で点を取れていない焦りもあるのか0-0の時よりも攻撃は空回り気味になってしまい……日立台の夕刻、激闘の結末はガンバにとって非情なものとなりました。
試合を通じてインテンシティーは鬼のような試合だったので、ラスト10分にガス欠気味になったのはまぁ…仕方ないかと。逆によくあの強度についていけてたと思います。諸々の事を考えれば。守備に関しては失点シーンはアンラッキー要素が少し強かったので特に文句はないですし、チュ・セジョンの展開や少し状態が戻りつつある宇佐美のプレーもあってチャンスも作れていて、悲観するほど悪くはなかったです。
ただ…いくら色んな背景があるとはいえ、開幕4戦未勝利と開幕4戦無得点という事実はやっぱり重い。まずは一勝の前に一点をと願うしか出来ません…。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
明治安田生命J1リーグ第9節
1位 川崎フロンターレ(28)※1
2位 名古屋グランパス(23)
3位 ヴィッセル神戸(18)
4位 サガン鳥栖(17)
5位 セレッソ大阪(17)※1
6位 サンフレッチェ広島(16)
7位 横浜F・マリノス(15)※2
8位 FC東京(15)
9位 浦和レッズ(14)
10位 徳島ヴォルティス(11)
11位 アビスパ福岡(10)
12位 湘南ベルマーレ(9)
13位 清水エスパルス(9)
14位 北海道コンサドーレ札幌(8)※2
15位 鹿島アントラーズ(8)※2
16位 柏レイソル(7)
17位 大分トリニータ(5)※2
18位 ガンバ大阪(2)※3
19位 ベガルタ仙台(2)※2
20位 横浜FC(1)
※1 10試合消化
※2 8試合消化
※3 4試合消化
奇しくも本家クラシコと同日開催となったFC東京vs川崎の多摩川クラシコは家長昭博の2得点などで川崎が4-2で快勝。また、2位の名古屋も大分に対して3-0で完勝し、川崎は開幕から10試合、名古屋は9試合で無敗という圧倒的なペースを記録。特に名古屋は8試合連続無失点のJリーグ記録を樹立しました。
川崎、名古屋と共に開幕から無敗だった広島は湘南に0-1で敗れて初黒星。また、リカルド・ロドリゲス監督の古巣対決として注目された浦和vs徳島の試合は浦和が関根貴大のゴールで1-0で勝利しています。今季のJ1で初となる監督交代…下平隆宏監督を解任して早川知伸体制初陣となった横浜FCですが、敵地で鳥栖に0-3で敗れて苦しい時期はまだ続きそうです。
ふて寝する。
ではでは(´∀`)