RK-3はきだめスタジオブログ

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パリ五輪のサッカー男子日本代表、オーバーエイジ予想【MF/FW編】

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前回のつづきです。

 

 

GK/DF編こちらから。

 

 

 

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MF

【現在の候補選手】

《本命》田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)

《大穴》遠藤航(リバプール)

 

 

 

正直なところ、複数の媒体による報道に田中碧の名前が挙がった時は少々意外に感じたんですよ。もちろんこのポジションでオーバーエイジを選ぶなら田中は本命に近い有力候補になるんですけど、田中という人選というよりもこのポジションに持ってきたというところが。

よく4-1-2-3システムを採用するチームの中盤3枚の役割は「6番タイプ/8番タイプ/10番タイプ」と称される事が多いですが、大岩ジャパンは割りかしこの6・8・10の役割を踏まえた人選をハッキリやっているイメージのあるチームです。加えてGKを除いた五輪のベンチ枠6枚をポジション別に割り振ると、単純計算すればDF/MF/FWにそれぞれ2枚ずつが割り当てられる計算になります。その上で考えると6番に藤田穣瑠チマと川﨑颯太、8番に山本理仁と松木玖生、10番に荒木遼太郎と今回のU-23アジアカップは選外となった植中朝日がいて既に6人。なんなら久保建英や鈴木唯人が10番の枠に入ってくる可能性もある。そう考えるとこのポジションのオーバーエイジの優先順位は低めだと思っていたんですよね。

むしろ、攻撃よりも守備に秀でたタイプの候補選手が川﨑しかいないとあって、中盤で呼ぶとしたら遠藤の方があるんじゃないか…とも考えたりします。遠藤に関してはビッグクラブ所属というところとそこでの監督交代という事情があるので、五輪への参加はオファーがあっても厳しい…そもそもJFAがもう気を遣ってオファー出さないんじゃないかとは思いますが。

 

 

 

WG

【現在の候補選手】

《??》浅野拓磨(VfLボーフム)、堂安律(SCフライブルク)

 

久保建英を招集できるかどうか、そして呼べたとすればMFとWGのどちらを軸にして考えるのかによっても大きく事情は変わってくるでしょう。久保に関してはもう4人目のオーバーエイジみたいなもんですし。このポジションは他の海外組でいえば斉藤光毅や三戸舜介もいて、そして今季のJ1やU-23アジアカップでハイパフォーマンスを見せている山田楓喜、平河悠もいる。今大会は藤尾翔太もこのポジションでしたし、今大会で少し批判も喰らった佐藤恵允も別に選択肢から排除するほどだとは思わない。おそらく佐藤は五輪参加もクラブからOKが出そうと考えると、佐藤以外に一人海外組を呼べるかどうかが一つの基準になるのかなと。

オーバーエイジを呼ぶとすれば…昨年の報道で名前も挙がり本人も意欲を示していた堂安律だったり、3トップのポジションをいずれもこなせて大舞台での異常な勝負強さを持つ浅野拓磨といった五輪経験者は所属クラブで既に一定の立場を内外に対して築いている事、そして今のクラブからもう一段階上のクラブに移籍する意思があるならば個人としてもクラブとしてももう一つインパクトを重ねたいというところで、招集のハードルは久保や伊藤よりは現実的なのかなとも。

 

 

 

CF

【現在の候補選手】

《大穴》浅野拓磨(VfLボーフム)

 

結局なところ、やっぱりGKとCFってスペシャルなポジションだと思うんですよね。男子サッカーに於けるオリンピックはビッグイベントであると同時に一つの世代別大会であり、W杯までの過程の中に位置する大会という側面もある。そこを踏まえると、やっぱりJFAとしてはGKとCFはなるべくその世代の選手で補いたい意思はあると思います。東京五輪で最終的に大迫勇也を呼ばなかった事なんかもそういう意識があったと考えられますし、その方針はすごく理解できる。ましてや今大会は細谷真大というわかりやすいエースFWが存在しているので尚更でしょう。招集が叶えば鈴木唯人をCFとして充てがう可能性もあるでしょうし。それこそ大迫勇也のような明確なCFを持ってくる可能性は低いと思います。

ただそう考えると、WGやCFではなく3トップ全体に当てはめられるプラスワン枠として浅野を引っ張ってくる可能性はあるのかなと。個人的にはオーバーエイジとして浅野をブチ込んでみるのは結構面白いと思うんですよね。何より今の代って、過去の代と比較してもエリート街道を走ってきた選手が順調にここまで辿り着いたチームという印象が割と強いんですよ。それ自体は素晴らしい事という前提に、そこに浅野を入れた時に起こる化学反応には興味深いものがあるなと。

 

 

 

…という訳で、私のオーバーエイジ予想をまとめるとこうなりました。

 

【1枠目】

→絶対的なセンターバック

《本命》板倉滉《対抗》谷口彰悟《大穴》植田直通

【2枠目】

→左SBと左CBを兼ねるDF

《有力》中山雄太、町田浩樹

【3枠目】

→前線で複数ポジションをこなせるアタッカー(海外組の招集状況次第で変わるかもだけど)

《有力》浅野拓磨、堂安律

 

競馬で言うなら板倉-中山or町田-浅野or堂安の3連複フォーメーションの4点買いですね。

 

GK/DF編はこちらから

 

 

さしもしらじな

ではでは(´∀`)