思い入れが強すぎてかえってB'zのライブレポ書けねえ
どーもこんばんは
さてさて、日本代表の10月シリーズが終了しました。
11月にはいよいよ2026年W杯に向けたアジア2次予選がスタート。ただ公式戦という事情や対戦相手のレベルも踏まえると必然的に、テストという意味ではこのカナダ戦とチュニジア戦が1月のアジアカップ前最後の機会になったのかなと。
という訳で今回は、第2次森保ジャパンが始動した2023年の活動を8試合経たという事で、第2次森保ジャパンの招集を受けた全選手を対象に現代表に於ける現状の序列を考察しながらアジアカップメンバーがどうなるか…を予想していきたいと思います。一部負傷の状況が心配される選手もいますが、現時点で全治がハッキリしていないので、あくまで1月のアジアカップに間に合う事を前提に予想していきます。
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【第2次森保ジャパン招集メンバー】※辞退者含む
《GK》
シュミット・ダニエル(シントトロイデンVV)
前川黛也(ヴィッセル神戸)
小島亨介(アルビレックス新潟)
大迫敬介(サンフレッチェ広島)
谷晃生(FCVデンデルEH)
鈴木彩艶(シントトロイデンVV)
《DF》
板倉滉(ボルシア・メンヒェングラードバッハ)
中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC)
森下龍矢(名古屋グランパス)
町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)
毎熊晟矢(セレッソ大阪)
冨安健洋(アーセナルFC)
伊藤洋輝(VfBシュトゥットガルト)
橋岡大樹(浦和レッズ)
角田涼太朗(横浜F・マリノス)
瀬古歩夢(グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ)
菅原由勢(AZアルクマール)
藤井陽也(名古屋グランパス)
バングーナガンデ佳史扶(FC東京)
半田陸(ガンバ大阪)
《MF》
伊東純也(スタッド・ランス)
守田英正(スポルティングCP)
鎌田大地(SSラツィオ)
相馬勇紀(カーザ・ピアAC)
三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオンFC)
旗手怜央(セルティックFC)
堂安律(SCフライブルク)
田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)
奥抜侃志(1.FCニュルンベルク)
川村拓夢(サンフレッチェ広島)
川﨑颯太(京都サンガFC)
《FW》
古橋亨梧(セルティックFC)
西村拓真(横浜F・マリノス)
前田大然(セルティックFC)
上田綺世(フェイエノールト)
中村敬斗(スタッド・ランス)
【記号表記】
◎→当確候補
◯→有力候補
△→拮抗している候補
▲→可能性は低めの候補
◆→大穴
《GK》
▲前川黛也
○中村航輔
▲小島亨介
◎大迫敬介
▲谷晃生
△鈴木彩艶
◆東口順昭
◆西川周作
◆権田修一
何気に難しいのがGKですね。
推測ですが、森保監督は3月の時点ではおそらけシュミットと谷を軸にしようとしていたように思うんですよね。しかし谷はガンバで試合に出られず終いで、それはベルギーに移籍した現時点でも変わらず。そして3月時点では正GK候補だったシュミットも移籍騒動に巻き込まれる形で現在はベンチ入りもままならない状態…と。そんな中で序列を急激に高めたのが中村と大迫の2人で、特に大迫はドイツ戦のGKを任されたという点を踏まえると、現時点では大迫を正GKとして物事を進めていると考えるのがベターでしょう。なので大迫は少なくとも3枠は当確だと思います。
ただ中村の怪我の状況も含めて、正GKについては森保監督も大迫で腹を括り切っている訳ではないような印象を受けます。そう考えると大迫と中村に加えて所属クラブでシュミットからレギュラーを奪った鈴木がそのまま滑り込む可能性、シュミットが代表の枠は守り切る可能性、もしくはアジアカップ限定でカタールW杯正GKの権田やJ屈指のベテラン東口・西川辺りがスポット的に選ばれる可能性も僅かにあるかなと。
《センターバック》
△谷口彰悟
◎板倉滉
△町田浩樹
◎冨安健洋
▲角田涼太朗
△瀬古歩夢
▲藤井陽也
◆吉田麻也
絶対的に当確なのは板倉と冨安の2人で、怪我さえなければレギュラーも間違いないのは誰が見たってわかる話です。ここに関してはもはやアジアのレベルを超えた2人だなと。
控えCBとしては森保監督の中で谷口は確実に計算できる存在であり、それはリオ五輪世代以降に代表メンバーを絞った第2期でも谷口だけは継続招集されているところにも表れていると思います。控えCBは現時点ではその谷口に加えて町田と瀬古の争いとなっていますが、現状としては左SBとしても計算出来る町田が優勢と考えられます。
個人的には、3月の時点ではアジアカップのタイミングで吉田を戻してくるんじゃないかと予想していたんですね。吉田くらいになると試合に出るメンバーじゃなかったとしても集団の中にいる意味がある訳で、リーダーとしての仕事ぶりはまだ吉田の右に出るものはいないでしょうから。ただ、3月は未招集だった谷口を6月シリーズでは戻した辺りを踏まえると、今の方向性で行けば控えのCBに30代を2人置く事は森保監督は考えないんじゃないかと思いますし、アジアカップは吉田に代わるリーダーシップの醸成もテーマに設定しているのかなと。
《サイドバック》
○中山雄太
△相馬勇紀
△森下龍矢
△毎熊晟矢
◎伊藤洋輝
△橋岡大樹
◎菅原由勢
▲バングーナガンデ佳史扶
▲半田陸
このポジションはW杯までレギュラーだった長友佑都と酒井宏樹が揃ってフェードアウトに近い状況になっているので、第2期森保ジャパンの最初のテーマは「サイドバック再編」という部分もありました。その中で現時点で確実に言えるレギュラーとしては右は菅原、左は伊藤or中山といったところでしょう。ただその次はなかなかに激しいサバイバルが既に起こっているので、予想はなかなかに困難です。
左SBは前述の中山と伊藤で大方は決まりとしても、悩ましいのは右。菅原の次は現時点でかなりのサバイバルになっています。6月には森下、9月には毎熊が一定のインパクトを残しましたし、橋岡には稀有なフィジカルと3バックに対応できる利便性がある。9〜10月はメンバーから外れた相馬も今の代表で呼ばれるならSBで、サイドの全般に加えてプレースキッカーも担えるのは一つのポイントでしょう。それぞれにセールスポイントが違うだけに、後は森保監督が何を主眼に置くか。他のメンバーを固める中でどの能力が足りないか。なんならメンバーが23人なのか26人なのかも含めて外的要因に左右される部分は出てくるかもされません。
《ボランチ》
◎遠藤航
◎守田英正
△川辺駿
△伊藤敦樹
○田中碧
▲川村拓夢
▲川﨑颯太
遠藤・守田の存在感と田中のインパクトとゆえに見逃されがちですが、意外と控えの層が薄いのがボランチです。4-1-2-3であれば鎌田や久保を中盤に引き込む形になるので人数はある程度確保できますが、Wボランチになると、じゃあ現時点で田中の次は誰なのか?という問題がありました。
その中で川辺はもともと候補の1人でしたが、森保監督の評価を急激に高めているのが浦和の伊藤。クラブでも代表戦でも好パフォーマンスを見せているだけに、少なくとも森保監督の大枠の中には確実に入る立ち位置になっています。それを踏まえるとやっぱり川村と川﨑は6月シリーズを怪我で僕に振ったのが痛恨だったか…。ただ、川辺も伊藤も森保監督の中では多分確固たる立場とは言えないので、右SBとボランチに関しては10月までに呼ばれてないけど11月で新たに呼ばれるような選手にも可能性は残っているとは思います。
田中に関しては所属クラブでのパフォーマンスが疑問視されている事実はありながらも、代表では好パフォーマンスを出しているところと、あの異様な勝負強さは手元に置いておきたいところはあるだろうなと。
《2列目》
◎伊東純也
○南野拓実
◎鎌田大地
◎三笘薫
▲西村拓真
△旗手怜央
◎堂安律
▲奥抜侃志
○中村敬斗
◎久保建英
伊東、鎌田、三笘、堂安、久保の5人は当確でしょう。この5人の中では堂安はやや代表でのパフォーマンスは落としている印象ですが、10月シリーズで南野が復帰したにも関わらず10番を空番にした事は一つの示唆でもあるでしょうし。
このポジションもメンバーが23人になるのか、26人まで選べるのかが一つのポイントにはなってくると思います。どれだけ良い選手がいても選べる選手には人数制限がある。23人となると、おそらく南野か中村敬斗のどちらかは外さなければならないという苦渋の選択は生じてくるんじゃないでしょうか。26人になれば2人とも呼べますし、なんなら4-1-2-3も睨んで旗手も呼べたりしますが…。
なんにせよ、今の日本代表は…特に2列目に於いて「代表に相応しい選手を選ぶ」のではなく「代表に相応しい選手の中から誰を外すか」を主眼にメンバーを選ぶフェーズに来ました。これは代表的にはそれ自体がめちゃくちゃ大きな進歩ではあるんですけど、裏返せば新規参入は相当難しいんですね。そういう状況でメンバー入りを現実的な可能性に持ってきた中村は本当にすごいと思います。
《FW》
◎浅野拓磨
△古橋亨梧
△前田大然
◎上田綺世
▲町野修斗
浅野と上田はカタールW杯後に更に進化を遂げた2人です。上田はある程度想像がつきましたが、浅野は来月で29歳にも関わらずまだ伸びしろが残っていたかと。W杯の時点では浅野も上田もパーツの一部という感覚でしたが、今は浅野と上田はとりあえず軸として選ぶ形になっているように思います。
そうなると最後の一枠は古橋と前田のセルティック枠で奪い合う形になるのかなと。古橋は長らく現代表とのミスマッチが否めませんでしたが、おそらくアジアカップはボールを持てる時間は長くなるので、そういう試合展開になればチュニジア戦がそうだったように古橋は活きてくる。一方で前田の理不尽なスピードという武器も捨て難い。ここはなかなか難しいところですね。
で、上記の序列表に基づいた10月シリーズ終了時点でのアジアカップメンバー予想がこんな感じ。
【当確候補】
《GK》大迫《DF》板倉,冨安,伊藤洋,菅原《MF》遠藤,伊東,守田,鎌田,堂安,久保《FW》浅野,上田
【有力候補】
《GK》中村航《DF》中山《MF》南野,田中,中村敬
【拮抗候補】
《GK》シュミット,鈴木《DF》谷口,森下,毎熊,町田,橋岡,瀬古《MF》川辺,相馬,旗手,伊藤敦《FW》古橋,前田
【大穴候補】
《GK》東口,西川,権田《DF》吉田
【10月シリーズ終了時点でのアジアカップ日本代表メンバー予想】
《GK》
大迫敬介(サンフレッチェ広島)
鈴木彩艶(シントトロイデンVV)
《DF》
板倉滉(ボルシア・メンヒェングラードバッハ)
中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC)
町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)
冨安健洋(アーセナルFC)
伊藤洋輝(VfBシュトゥットガルト)
橋岡大樹(シントトロイデンVV)
菅原由勢(AZアルクマール)
《MF》
伊東純也(スタッド・ランス)
守田英正(スポルティングCP)
鎌田大地(SSラツィオ)
堂安律(SCフライブルク)
田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)
《FW》
古橋亨梧(セルティックFC)
上田綺世(フェイエノールト)
中村敬斗(スタッド・ランス)
AFC主催大会の登録人数が軒並み23人に戻っている事も踏まえて23人で予想してみました。
23になると誰が複数ポジションをこなせるかを踏まえて枠の調整をする必要があって、やっぱり今の日本のやり方だと前線のタレントは後ろのタレントを一枚削ってでも多く確保しておきたいはず。アジアカップではボールを持つ時間が必然的に高くなりますし、それを考えると役割としては浅野に似てくる前田よりも古橋の方がオプションとして考えられる側面はあるように思います。そうなると恐らく控えを一枚削るのはボランチ。田中じゃなくて伊藤敦やその他に守備に力を出せる選手を選択する可能性はありますが、田中も伊藤敦も両方招集する可能性は今のところ低いのかなと。
吉田はまずベテラン枠としての招集ですね。やっぱりこういう時にリーダーシップのあるベテランを一枚置く事の意味ってやっぱり大きいんですよ。同時に遠藤らへのある種の引き継ぎ作業的な事もあるでしょうし。加えて上のボランチの枠の話で言えば、ボランチに万が一の事があった時の対処は板倉や中山、伊藤洋辺りのボランチ起用になるかもしれない…と。そうなった時のCBという2つの要素をまかなう意味で吉田を置く。逆に吉田でベテラン枠を確保したからこそ、第3GKには経験を積ませる事も加味して鈴木を入れる…みたいな計算になってくるのでは。
さ、明日は阪神CSや…
ではでは(´∀`)