牡蠣たべたい
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはFIFAワールドカップ2026アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選グループB第6節 日本代表 vs シリア代表の一戦です!
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日本はこのアジア2次予選ではこれまで順当なパフォーマンスと素晴らしい結果を叩き出し、前節ミャンマー戦の試合前の時点で既に突破を決めていました。即ち6月のミャンマー戦、シリア戦が消化試合になる事は最初からわかっていた訳ですが、そういう試合で行う"テスト"には2種類のパターンがあります。
一つはこれまで出ていない選手を出す、代表であればこれまで招集されてこなかった選手を招集し、新戦力の台頭を発掘を目論んだメンバー構成で行うというテスト。そしてもう一つはある程度普段通りのメンバーを呼び、新しいシステムや新しい戦術にトライするという事。ただでさえ代表活動期間が限られているこのご時世で、森保一監督が選択したのは後者でした。今回の日本代表は3バックシステムにトライしており、守備時から攻撃時にどうやってシステムを可変させていくかも含めた新たなアプローチを行っています。
ただ、ミャンマー戦は随所に好プレーや見応えのあるコンビネーションは見られた一方で、相手のレベルもあって攻守の切り替えが生じる場面自体がほとんどなく、テストとしては消化不良だった部分は否めません。その点で言えばシリアはやはりアジアカップ2023でもそれを見せつけたように骨のある相手。ここで日本が新たな知見をチームとして手にする為に、今日の試合はものすごく貴重な機会となるでしょう。森保監督は個人的にサンプルを収集していく意識の強い監督だと思うだけに、実りのある90分になって欲しいところです。
日本のスタメンです。
日本はミャンマー戦からは堂安律と中村敬斗を除いてスタメンを9人変更。堂安に関してはミャンマー戦のシャドーではなく右WBにポジションを変更しての先発となったので、ミャンマー戦と同じ位置で連続スタメンとなったのは中村のみとなっています。
ミャンマー戦と同じく3-4-2-1を採用した日本はシャドーに南野拓実と久保建英を配置。3バックは冨安健洋と町田浩樹を左右、真ん中には板倉滉を起用しています。広島で行われるこの試合、GKは広島ユース育ちの広島所属選手、大迫敬介です。
本日の会場は広島県広島市、エディオンピースウウイング広島です。
𝙉𝙞𝙘𝙚 𝙏𝙤 𝙈𝙚𝙚𝙩 𝙔𝙤𝙪🤝
— サッカー日本代表 🇯🇵 (@jfa_samuraiblue) 2024年6月11日
𝙀𝙙𝙞𝙤𝙣 𝙋𝙚𝙖𝙘𝙚 𝙒𝙞𝙣𝙜 𝙃𝙞𝙧𝙤𝙨𝙝𝙞𝙢𝙖🏟️
🏆FIFA #ワールドカップ 26アジア2次予選 兼AFC #アジアカップ サウジアラビア2027予選
🗓️6.11(火)⌚️19:10(🇯🇵)
🆚シリア代表🇸🇾
🏟エディオンピースウイング広島(広島)
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2024年、サンフレッチェ広島に待望の新スタジアムが完成しました!市街地のど真ん中に位置する極上のサッカースタジアムは新たなる日本サッカーの重要拠点として既に話題沸騰。日本のサッカースタジアムは欧州のスタジアムを参考に作る事が多いですが、 紫のチームカラーに彩られたスタジアムはアメリカのメジャーリーグサッカーで使用されているスタジアムを参考にした、よりエンターテイメント性を追求しているスタジアムと言えるでしょう。スタジアム内には平和を誓うキャプテン翼のメッセージが刻まれた壁画や、昔からサッカーどころとして知られた広島のサッカー史を辿るミュージアムも併設。待ち望まれた偉大なるハコにこれから、たくさんの歴史と思い出が詰まっていきます!
森保さん、広島のスタジアム計画が持ち上がっては頓挫して挫折しての経緯にサンフレの選手/監督としてずっと関わってきて、ようやく計画が具体化してきたくらいのタイミングでサンフレの監督を辞めざるを得ない事になったからな…そこに代表監督として帰ってきた訳で、そらボロ泣きもしますわな…。
— RK-3 (@blueblack_gblue) 2024年6月11日
序盤から圧倒的に日本のリズムでした。
右サイドでは久保とWBに入った堂安というフィーリングの近い2人のコンビネーションに加えて大外を冨安健洋が攻め上がってくるような場面も見られるなどテンポとリズムを重視した攻撃。逆に左サイドは中村敬斗が個で打開を図りつつ、周囲の選手が連動というよりは補佐する形でサポートしていく左右非対称的な攻撃をシリアに見せつけていました。
すると早い時間から日本のゴールラッシュが始まります。
まずは13分。左サイドで見事なドリブル突破を見せたところから中村がクロスを上げるとエリア内で上田が対空時間の長いヘッドで合わせて先制点!更に19分には自陣深い位置から中村が相手のプレスを翻して久保に繋ぐと、持ち上がって敵陣に侵入した久保のパスを受けた堂安が俗に言う「俺のコース」からあまりにも"らしい"ゴールを決めて2点目!!更に更に21分には中央左寄りのエリアを持ち運んだ久保のスルーパスが相手DFに当たり、軌道の変わったボールがそのままゴールに吸い込まれるようにして3点目!!!
前半13分#中村敬斗 のクロスを #上田綺世 が頭で合わせゴール!日本代表先制点!!✨
— フジテレビサッカー (@cxfootball) 2024年6月11日
⚽️FIFA #ワールドカップ 2026🏆アジア2次予選
🇯🇵 #SAMURAIBLUE 🆚 #シリア 🇸🇾
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前半19分#久保建英 → #堂安律 カットインから左足でゴール!
— フジテレビサッカー (@cxfootball) 2024年6月11日
日本代表追加点!🔥
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前半22分#久保建英 のパスをシリアDFがオウンゴール!
— フジテレビサッカー (@cxfootball) 2024年6月11日
日本代表3点目!💥
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その後はこの試合が最終予選進出の為には絶対に勝たねばならないシリアが猛攻を仕掛ける場面もあり、攻撃に特化したシステムゆえ何度かサイドからインを突かれる場面は見られたものの、クロスに対しては中央で板倉滉を中心にしっかりと対応。逆に攻めダルマ的になっていたシリアに対して、2点目の堂安のゴールのようにしっかりとカウンターで刺すようなプレーも展開しながらしっかりとこの試合のビジョンを提示するように前半終了。
堂々の3点リードで後半に向かいます。
日本は後半から中村を下げて伊藤洋輝を投入。3バックから4バックに変更し、伊藤を左SB、そして冨安を代表では多分初めてとなるアーセナルでのポジション、右SBとして起用します。
ただ、前半は両サイドの高い位置に張った堂安と中村のところをポイントにして人数をかけていましたが、後半はシンプルに前の人数が減った事、両サイドの堂安と南野が少し内寄りのポジションになった事で、後半は攻撃のリズム感を創出するのに少し時間を要していました。
それでも10〜15分くらいすると4-2-3-1の状態からも日本はしっかりとリズムとテンポを作り始めていき、堂安、久保、南野のカットインする動きからSBの攻撃参加、上田との絡みを含めてリズミカルな攻撃を展開していきます。
62分に久保と遠藤航を下げて鎌田大地と相馬勇紀を投入すると直後には堂安のパスから上田の巧みなボディーコントロールを駆使したシュートで決定的な場面を作り、直後には堂安がミドルを放つ場面も。相手GKの攻守もあって後半は4点目が遠かったものの、73分には相馬が得意の緩急をつけた突破と前に割り込む度胸でPK獲得。これを自分で決めて4-0!
後半28分#相馬勇紀 PKゴール!日本代表4点目!
— フジテレビサッカー (@cxfootball) 2024年6月11日
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後半40分#伊藤洋輝 のパスカット→ #南野拓実 ゴール!日本代表5点目!
— フジテレビサッカー (@cxfootball) 2024年6月11日
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PKの直前には広島所属の川村拓夢、75分にはGKを交代して谷晃生にもプレー機会を与えるなど試せるものは全て試しに行くような采配をした日本は終了間際にも伊藤のインターセプトから南野が決め切って5-0!
2試合連続の夢のスコア!記念すべき広島新スタジアムでの代表戦での圧勝により、日本は2次予選を全勝かつ全試合クリーンシートを達成!しっかりと実力さを見せつけました!!
ミャンマー戦もそうですが、この2試合は日本はなかなかスタンスとしては難しかったと思います。リーグテーブルとしては消化試合となった2試合で、ミャンマーとレベル差があり、シリアは侮れない相手とはいえ彼らは「勝利以外許されない」というややイレギュラーなスタンスで挑んでくる。そこに対していつもと同じメンバーでいつものように戦う事が正しいのか?というクエスチョンは当然ある訳で、それこそ冒頭で書いたようにこれまで出場機会の少なかった選手、あるいは代表に呼ばれてこなかった選手を呼ぶという選択肢もありました。
そこで従来のメンバーに近い人選を行いながら、3バックシステムを通じて新たな攻撃パターンの構築を試してきたのは、ミャンマー戦がそうだったように日本にとっての課題であった「引いた相手をどう崩すか」というポイントに対してのアプローチとして説得力がありましたし、選手個々もアピールとアジャストの両面をしっかり意識してプレーしていた。そこはこの2連戦に於けるテーマをちゃんと提示してくれていたように思いますし、消化試合をただスケジュールを消化するだけの2試合で終わらせまいとする意欲は伝わる2試合だったと感じています。
今日なんかは前半は右サイドと左サイドで左右非対称の攻撃パターンを作りながら、上田や南野にどういう形でフィニッシュワークをさせるのか。特に今日のシリアは彼らが攻めてくる場面もあったので、堂安&中村という攻撃的な2人をWBに置いた状態で守備のフェーズに切り替える時に選手はどう立ち回ればいいのか。その辺りのアイデアはチームとしてしっかりと提示できていたように感じました。
もちろん、相手とのレベル差がどうこう…という主張はある程度は成り立つでしょうし、それは日本代表チームも自覚はしているとは思います。もちろん過信する訳にはいかないですし。ただ、過信は禁物でもそこにケチをつけ始めればキリがない訳で、6月シリーズの日本代表は決められたスケジュールで生じたこの状況に対し、新たなパターンを提示した上でトレーニングからチームとしてそれに意欲的に取り組み実践に入っていく過程を通じ、選手としても型を感覚で掴んでいくような手応えは実際にあったと思うんですよね。今回のような日程に対してちゃんと意味を持たせる事は出来た。そこはマネジメントの妙でもあるでしょう。2試合で試したいことは大方試せたでしょうし、2試合で出してほしいパフォーマンスは大方出してくれた。そういう点では消化試合を意義あるものに出来たのではないでしょうか。
広島長崎に新スタとかいうポイチ得
ではでは(´∀`)