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ヴィッセル神戸はどうすれば強くなるの?他チームのファンという立場から考えてみた。

5月前半、手抜きみたいなブログ乱発した分今頑張ろうとしてます…。

 

どーもこんばんは

 

さてさて、今回は恐らく、ガンバとサンガ以外では一番このブログで取り上げているであろうあのチームの話題です。そう、その名はズバリヴィッセル神戸

 

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サッカーブログを書いてらっしゃる方にとつまては、私以外にもそう感じている方は少なからずいらっしゃると思うのですが、去年辺りからのヴィッセル神戸というチームは良くも悪くも実に書き甲斐があるというか…。

気がつけば私も、神戸にフォーカスしたブログをちょこちょこ書いちゃってますし。

 

 

 

しかし、そんな肝心のヴィッセル神戸は今シーズン、リーグ戦で大不振に陥っています。開幕からの5試合は3勝1分1敗と上々の滑り出しだった訳ですが、あろう事からそこから連敗街道まっしぐら。第7節サンフレッチェ広島戦に敗れた後にはファン・マヌエル・リージョ監督の退任が発表され、吉田孝行監督を復帰させても尚連敗は止まらず、第12節横浜F・マリノス戦の敗北で遂に7連敗。順位も16位、17位と勝点で並ぶ15位まで低迷してしまいました。

 

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とはいえ、神戸の根本的な問題としては下にリンクを貼るリージョ監督契約解除の時のブログにも書きましたし

 

 

 

この7連敗の間、負傷などの理由でダビド・ビジャアンドレス・イニエスタルーカス・ポドルスキのVIPトリオが揃った試合は1試合も無く、日本人選手も初瀬亮や、神戸ファン最後の希望古橋享梧も負傷離脱していますので、怪我人続出という不運な要素が無い訳ではありません(勿論運とか関係ない部分の方が圧倒的に多いけどね)

というわけで今回は、どうすればヴィッセル神戸が強くなるのか!?を考えてみたいと思います。

 

 

 

①選手配置の整理

 

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第11節の鹿島アントラーズ戦での大崎玲央右サイドバック起用に関しては、西大伍の出場停止という理由があったので仕方のない部分はありますが、まさかそれを西が出場可能となった第12節の横浜FM戦でも採用するとは思っていませんでした。よく「センターバックタイプを4人並べた4バック」を採用するチームがありますが、これはサイドバックに配置した選手もSB適正があるから出来る事で、大崎にそれを求めるのは正直厳しいでしょう。

西大伍にしても、右SBとしては間違いなく日本トップクラスの選手ですが、右ハーフで起用しても同じような輝きを放てる訳ではないし、西を一列前で起用したいという戦術的な理由があるのならば、尚更西以外に本職SBがいる状況じゃないと、或いはシステムごと変更しないとこの状況でやっても悪循環になるだけではないでしょうか。

吉田監督になってから、この選手のポジション絶対適正ないやろ…と感じるシーンが普通のチームと比べて多く同時にピッチに立っていますので、負傷者が多いという事情はあるにせよ、そこの整理はするべきです。

 

 

 

②チーム戦術の見直し

 

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バルサ化」を掲げる神戸の方針には賛否両論がありますが、その中でも一つ確かに評価できる事はポゼッションスタイルで行くとした上でポゼッションに適正のある選手に狙いを定めて補強を行った事です。

これはイニエスタやビジャ、西や山口蛍といった大型補強と言われる選手のみならず、大崎や初瀬、岐阜で大木武監督の下でエースを張っていた古橋にしてもそう。リージョもポゼッションをベースにしたサッカーをしていた為、連敗に片足を突っ込んだ第6節と第7節に関しても、イニエスタがいたという点はあるにしても少なくとも攻撃は機能していました。

 

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しかし、吉田監督就任以降の神戸はハードワークを第一にして、守備を重点的に考える、どちらかと言えばかつての神戸に近いやり方にシフトしています。勿論、ハードワークや守備は言うまでもなく重要なポイントです。しかし、今集まった選手はポゼッションサッカーの適性がある選手の方が多く、そもそもそういう選手を集めている訳で、よくポゼッションサッカーを志向するチームが「選手の適正に合っていない」という事で失敗に陥りがちですが、結果的に今の神戸はハードワークを意識すればする程、かえってチームとしての適正を失っているように感じます。

更に、イニエスタポドルスキというビジャやウェリントンまでボールを運べる選手が居ない今、神戸のポゼッションは「ゴールに辿り着く為の通過点」ではなく「行き場を失った終着点」と化している気がします。吉田監督はハードワークなど第一にを求めますし、ハードワーク自体を否定する気はありませんが、今の神戸に関してはリージョ時代のやり方に戻した方がかえってバランスも良くなるような、少し皮肉な状況に陥っているのではないでしようか。

 

 

 

③次期監督の選定を早くする

 

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前述の通り、今の吉田監督はチームのバランスを良くしようとしてもかえってバランスが崩れる方向へとチームを持っていってしまっています。この状況を変える術があるとすればただ一つ、そう、ヴィッセル神戸の十八番である監督交代でしょう!

 

…とはいえ、そもそも吉田監督はおそらく次の監督を招聘する為の繋ぎにしか過ぎないと考える方が妥当で、遅くともリーグが中断期間に入る7月後半までに新監督を迎え入れたい…というのが神戸の考えなんだろうと思います。神戸がバルサ路線に進む以上、今の神戸に必要なのは「タイトルを取らせる監督」よりも「形を構築出来る監督」で、その意味ではリージョという人選は間違っておらず、むしろ適任だったとすら思いますし、実際に序盤戦はその形が出来上がりつつありました。まぁ、その後どうなったかは一旦置いておいて…。

 

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そして、監督の件に関しては三木谷浩史氏はいい加減学習するべきです。

三木谷氏のサッカーへの想いは実際に強いのは確かだと思いますし、元々破産しかけていた神戸を救ったのも三木谷氏ですから、クラブを私物化できるだけの貢献を神戸に対してしてきた事も事実です。ですが、サッカーの専門的な事は自分よりも現場に任せたほうがいい、この事はいい加減理解してもいいんじゃないかな…とも思います。

これに関しては三木谷氏に限った話ではないですが、なぜあれだけ事業を成功させてきた方が、こういうところでは事業を成功させるより簡単なはずの合理的な判断が出来ないのだろうか…というのは常々思ってしまいます。

 

 

 

④守備陣の補強

 

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最後に、シンプルに守備陣の補強は間違いなく必要でしょう。これが小クラブなら無理は言えませんが、神戸には資金力は確実にありますし、「サッカーやろうぜ!」なんてイニエスタに言わせればイチコロでしょうしね。

誰もが思うでしょうが、真っ先に神戸が獲得するべきはセンターバックと左サイドバックです。どちらも守備でキーマンになれるだけの選手で、ポゼッション適性がある選手が求められます。

 

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外国籍枠は埋まってますから、今の神戸が獲得出来れば相当大きい日本人選手をリストアップするとこんな感じでしょうか。

 

センターバック

森重真人(FC東京)

谷口彰悟(川崎フロンターレ)

畠中槙之輔(横浜F・マリノス)

丸山祐市(名古屋グランパス)

 

サイドバック

安西幸輝(鹿島アントラーズ)

山中亮輔(浦和レッズ)

車屋紳太郎(川崎フロンターレ)

酒井高徳(ハンブルガーSV)

 

現実味?そんなもの神戸には関係ない!

 

 

 

…裁判長、以上です。

ではでは(´∀`)