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長い長い死闘の先に〜ロシアW杯ベスト4 クロアチア代表vsイングランド代表 レビュー〜

実家に置かれたメモに謎の書き置き

 

「551のほうらいがあるとき」

 

どーもこんばんは

 

そして無かったし551のほうらい

 

さてさて、遂にW杯準決勝の第2試合です。

昨日の試合でフランスがベルギーに勝ち先に決勝進出を決めた為、フランスと優勝を賭けて戦うチームが決まる一戦、対戦カードはクロアチアvsイングランドです。

 

   

低い前評判を覆し、ここまで盤石とも言える戦いぶりで1990年イタリア大会以来のベスト4に駒を進めたイングランドと、ダークホース扱いされていながらも不本意に終わった前回大会の悔しさもぶつけるように、今回遂に本領を発揮して初出場だった1998年フランス大会以来のベスト4まで辿り着いたクロアチアの一戦。

 

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イングランドは自国開催となった1966年以来の優勝を、クロアチアは前身のユーゴスラビア時代を含めても初優勝を目指してこの一戦に挑みます。

両チームスタメンです。

 

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イングランドは消化試合であったグループリーグ第3節ベルギー戦を除いて全て同じスタメンです。

一方のクロアチアはベスト8のロシア戦でゴールを決めたクラマリッチに替え、守備で力を発揮するタイプのブロゾビッチを起用。クロアチアはここまで2試合連続120分戦い抜いていますから、疲労が一つのキーポイントと言えるでしょう。

余談ですが、ここまでクロアチアは決勝トーナメント全試合2ndユニフォームです。

 

 

 

本日の会場はモスクワのルジニキスタジアム。

かつて本田圭佑の所属したCSKAモスクワのホームスタジアムで、今大会の開幕戦、そして決勝戦が行われる今大会のメインスタジアムです。

 

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試合はいきなり動きます。

開始5分、ゴール正面の絶好の位置で得たFKをトリッピアーが見事に決めてイングランドが先制。

 

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その後も前半はイングランドの勢いと出足の良さが光る展開が続いていきました。

 

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クロアチアは決勝トーナメントでは2試合とも先制点を許しましたが、10分以内に追いついていました。そのため今日のような展開は今大会初めてで、イングランドペースな展開に焦りを感じているのか、持ち味の連動性は影を潜め、攻撃はどんどん単調になってセカンドボールをことごとくイングランドに掻っ攫われていきます。

 

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結局前半戦は完全にイングランドペースと言える内容でイングランド1点リードで終えます。

 

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後半もやはり、2試合で240分戦った事が影響しているのかやっぱり攻撃にどこか単調さの残るクロアチアイングランドの方が明らかに自分達の思惑通りに試合を進めていたため、「…あっ、これちょっとクロアチアきついな…」なんて思い出していた時でした。

 

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ペリシッチ!!!!

 

 

   

ブルサリコのクロスを敢えて頭ではなく足を伸ばした事でDFカイル・ウォーカーより先にボールに触れた技ありゴールで値千金の同点弾を奪い試合を振り出しに戻します。

 

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サッカーは奥深いものである反面、非常にわかりやすい側面を持っているスポーツ。

これまで停滞感の漂っていたクロアチアが一気に息を吹き返し、前半には見られなかった怒涛の攻撃を見せ始めます。

 

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同点弾以降やや劣勢になり始めたイングランドですが、イングランドイングランドで対抗するように隙あらば攻撃を仕掛けここにきて試合はオープンな展開に。

 

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しかし両チーム共にゴールを奪えないまま試合は延長戦へ。

イングランドはベスト16のコロンビア戦以来、一方クロアチアは3試合連続の延長戦で3試合で360分戦う事になり、実質4試合分の時間を戦う事に。

 

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延長前半、クロアチアの選手達はやはりミスが目立ち始め、全員が満身創痍のような状態に陥りつつありました。

ストゥリニッチは負傷退場、そしてエースストライカーのマンジュキッチも倒れるシーンがあったり……

 

 

 

そんな中迎えた延長後半、ふわりと高く浮かんだルーズボールペリシッチが頭で流します。

 

一瞬ふと生まれたエアポケットのようなスペース。それは一瞬の出来事でした。

 

 

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その一瞬に欠け、残された全ての力をもってボールに喰らいつきたのはマンジュキッチ!!

 

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ありとあらゆる全ての感情が乗り移った魂の逆転弾が決まりクロアチアが遂に逆転。延長後半、この試合初めてクロアチアが優位に立ちます。

 

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それからはお互いに極限状態の中、まさしく魂と魂の激しいぶつかり合い。

 

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そしてイングランドのラストチャンスのFKをクロアチアが防ぎ切った後、ピッチに鳴り響いたホイッスルと共に歓喜の雄叫びを上げたのはクロアチア

クロアチアユーゴスラビア時代を入れて初めての決勝進出を決めました!

 

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試合を見終わった今でも変な心地いいため息が出るような死闘…。

両者の全てを賭ける感じがヒシヒシと伝わってくる、とんでもなく熱い試合でしたね。

 

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まさにマンジュキッチの逆転弾がそうで、延長前半の時点で足がヤバそうだったマンジュキッチが最後の力を振り絞って決めたゴール。

ずっと出ずっぱりで満身創痍のルカ・モドリッチにらしくないミスが目立ち始める中、俺がやるしかないと言わんばかりに最後にあのゴールを奪った後に負傷退場……改めてワールドカップという舞台の重みを感じる試合でした。

 

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これでW杯は残すところベルギーvsイングランドの3位決定戦とフランスvsクロアチアの決勝戦のみ。

1ヶ月間に渡る熱狂が終わってしまうのは寂しいですが、最後に極上のクライマックスを見せてくれる事を期待したいですね!

 

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ではでは(´∀`)