日本のカタールW杯の冒険はベスト16の地で止まり、またしても日本はベスト8という壁に触れるも、壊しきれずにW杯の舞台を去る事となってしまいました。
それでも彼らの軌跡と戦いぶりには、もちろん今後の為に様々な精査が必要な事は勿論として、まずは素直に称えたい気持ちでいっぱいです。
…ただし!日本が去れど、W杯はまだまだ続きます。そう、いよいよベスト8が始まるのです!
まずはベスト8の試合日程から。
【準々決勝】
12月9日
24:00 クロアチアvsブラジル@エデュケーション・シティ・スタジアム
28:00 オランダvsアルゼンチン@ルサイル・アイコニック・スタジアム
12月10日
24:00 モロッコvsポルトガル@アル・トゥマーマ・スタジアム
28:00 イングランドvsフランス@アル・バイト・スタジアム
テレビ放映スケジュールと試合開催会場スタジアムガイドはこちら
↓
という訳で、今回はベスト8直前という事で、ベスト8の対戦カードの、過去にW杯での対戦・激闘を振り返ってみたいと思います。
カタールW杯観戦ガイド更新中!是非覗いてください!
↓
オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。
↓
自称・当ブログ的カタールW杯テーマソング
↓
2014 FIFAワールドカップブラジル大会グループA第1戦
ブラジル3-1クロアチア
2014年6月13日17:00@アレーナ・デ・サンパウロ
ブラジル得点者:ネイマール(29分,71分)、オスカル(90+1分)
第20回大会となるW杯は王国・ブラジルでの開催となり、その開幕戦ともなる試合は当然世界中の注目が注がれる。気合い入りまくりのセレソン。その開幕戦を引き当てたクロアチアも、モドリッチやラキティッチ、マンジュキッチなどタレント集団で、好ゲームが期待された。
試合は想定外な動き方をする。11分にマルセロがオウンゴールを喫してしまい、顔面蒼白となったマルセロの顔を覚えている人も多いだろう。しかしそこからはブラジルの圧巻のフッチボウが展開される時間も長く、ネイマールのビューティフルゴールで前半のうちに追いつくと、後半にはPKを仕留めて2-1。まさしく自身がこの大会の主役になると言わんばかりのパフォーマンスだった。
なお、この開幕戦の主審は西村雄一氏が務めており、2点目のPKの判定は賛否両論を呼んでいる。
1986 FIFAワールドカップメキシコ大会グループF第3戦
1986年6月2日16:00@エスタディオ・ウニベルシタリオ(モンテレイ)
モロッコ得点者:ハイリ(19分,26分)、メリー・クリマウ(62分)
言わずと知れたサッカーの母国・イングランド、前回大会3位のポーランド、更に長年国際大会で低迷していたが、2年前の欧州選手権で躍進したポルトガル…というグループの中で、今ほど存在感のなかったアフリカの一国が入った時点で、モロッコの勝機は薄いと思われた。しかし最初の2試合を引き分けに持ち込むと、決勝トーナメント進出を自力で決められる立場で迎える。それは3位に入った1966年大会以来のW杯となったポルトガルにとっても同じだった。
それでもモロッコと同勝点のポルトガル有利と思われた試合だったが、試合は前半からモロッコが2点を先行すると、更に後半にも1点を追加して3-0に。終盤にはポルトガルも1点を返したが反撃には遅すぎた。結果、イングランドとポーランドも同居したグループを1位で通過したモロッコは、アフリカ勢として初となる決勝トーナメント進出を果たす。モロッコにとってポルトガルはそういう意味で特別な相手でもある。
1982 FIFAワールドカップスペイン大会グループ4第1戦
イングランド3-1フランス
1982年6月16日17:15@サン・マメス(ビルバオ)
イングランド得点者:ロブソン(1分,67分)、マリナー(83分)
フランス得点者:ソレール(24分)
意外にもそれまでフランスはW杯には縁がなく、3位になった1958年を除けば成績はパッとしないどころか、予選敗退もザラにあった。そんな中で1982年は、前回大会でデビューしたミシェル・プラティニが君臨し、ジレス、ティガナと組む中盤が「銀の中盤」「シャンパンサッカー」と称されるようになっていた。
しかしイングランドも2大会連続で予選敗退だっただけに気合は入っており、初戦となるこの試合では開始早々からブライアン・ロブソンのゴールで先制。同点に追いつかれるが、後半に2点をとって初戦を白星で飾った。ただし、フランスもこの後立て直し、最終的には4位まで駒を進めている。
1998 FIFAワールドカップフランス大会ベスト8
オランダ2-1アルゼンチン
1998年7月4日@スタッド・ヴェロドローム(マルセイユ)
オランダ得点者:クライファート(12分)、ベルカンプ(89分)
アルゼンチン得点者:C・ロペス(17分)
1978年アルゼンチンW杯決勝や、2014年ブラジルW杯準決勝など、過去のW杯でも様々な激闘を繰り広げてきた両チーム。そんな両者の戦いで最も伝説とされ、そしてW杯史上に残る名勝負かつ、W杯史上に残るゴールと言われている一発が生まれたのがこの試合だった。
前半に華麗な流れからクライファートのゴールでオランダが先制したが、直後にアルゼンチンもクラウディオ・ロペスが抜け出し、GKファン・デル・サールとの1対1を股抜きで制してすぐさま同点に追いつく。終盤に入るとお互いに1人ずつ退場者を出して迎えたロスタイム直前、自陣からのロングボールに抜け出したデニス・ベルカンプが「W杯史上最も美しいトラップ」で相手DFを振り切り、この試合の全てを最後に決めてみせた。
W杯の妙味はここからです!
それでもまだクロアチア戦を引きずる…
ではでは(´∀`)