あっ、ドメイン更新しなきゃ…。
どーもこんばんは
さてさて、1月に入ってから、中澤佑二と楢崎正剛という日本代表とJリーグを長らく引っ張り続けてきたレジェンド2人が引退を表明しました。
共に様々な大会に於いて、成長していく日本サッカーの中で核として生き続け、日本代表のキャプテンマークも巻いた2人の引退…川口や小笠原など、2018年シーズン終了後はレジェンドが多く引退となりましたが、やはりサッカーを見始めた頃から代表の主軸だった選手の引退は寂しくあると共に、時の流れを感じます。
そこで今回は、中澤と楢崎が共に出場した2000年、シドニー五輪のサッカー日本代表をプレイバックしていきたいと思います!
自国開催となる2002年日韓W杯に向けた日本代表はフィリップ・トルシエ監督を招聘し、オリンピックに挑むU-23の日本代表監督も兼業させる事でアンダー世代からの一貫した強化を図りました。
2000年のアジアカップレバノン大会の直前に行われた今大会では中田英寿、中村俊輔らを擁する1997年のワールドユース組、そして黄金世代と称された1999年のワールドユース組が融合し、まさしく「最強世代」とも呼ばれた世代で、今大会に出場した選手の多くが2年後の日韓W杯のピッチを踏む事になります。
この大会はA代表と同じ監督が務めた事もあって、オーバーエイジ枠の活用が一番上手くいった大会とも言われています。2020年の東京オリンピックは森保監督がA代表と兼業する事が決まっているので、今振り返るべき大会の一つでもあるのではないでしょうか。
それでは早速行ってみましょう。
監督 フィリップ・トルシエ
コーチ 山本昌邦
コーチ サミア
GKコーチ 望月一頼
登録メンバー(18人)
GK1 楢崎正剛(名古屋グランパスエイト)
MF12 酒井友之(ジェフユナイテッド市原)
バックアップメンバー(4人)
DF20 山口智(ジェフユナイテッド市原)
グループD第1節
南アフリカ1-2日本
2000年9月14日20:00@ブルース・スタジアム(キャンベラ)
南アフリカ得点者:ノンヴェテ(31分)
日本得点者:高原直泰(46分、78分)
グループD第2節
スロバキア1-2日本
2000年9月17日20:00@ブルース・スタジアム(キャンベラ)
スロバキア得点者:ポラジク(83分)
グループD第3節
ブラジル1-0日本
2000年9月20日19:00@ブリスベン・クリケットグラウンド
ブラジル得点者:アレックス(5分)
準々決勝
アメリカ2-2(5PK4)日本
2000年9月23日18:30@ハインド・マーシュ・スタジアム(アデレード)
アメリカ得点者:ウォルフ(68分)、ヴァゲナス(90分)
総評
1968年のメキシコシティー五輪で釜本邦茂らを擁して銅メダルに輝いて以来28年ぶりの出場となったのが1996年のアトランタ五輪でした。そこではブラジルを撃破する「マイアミの奇跡」を演じてみせたものの、勝点6を獲得しながらグループリーグ敗退の憂き目に。そんな中でこの大会では32年ぶりの決勝トーナメント進出となる快挙を成し遂げた訳ですから、この頃の日本代表が一つずつ、そして確実にステップアップしていった事が伺えます。
A代表とU-23代表を同じ監督が務める事はメリットとデメリットが存在しますが、この大会ではオーバーエイジの運用も含めて兼業のメリットが多く現れた大会となり、18人中10人が2年後の日韓W杯のピッチを踏んだ事も、その証明と言えるでしょう。
このシドニー五輪から20年後、同じような体勢で迎える東京五輪は、開催国としてどのような未来を描く事が出来るのでしょうか。
バックアップメンバーのガンバ率の高さよ。
ではでは(´∀`)