GLAYさん正座待機
どーもこんばんは
MUSIC DAYにて。
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第18節、清水エスパルスvsヴィッセル神戸の一戦です。
J1リーグは先週に前半戦を終え、今日からはいよいよ後半戦の開幕です。そんな第18節で顔を合わせるのは、前半戦は不振に陥ったものの、篠田善之監督、トルステン・フィンク監督と監督交代を行ってから調子を上げている2チームの対決となります。後半戦に向けて、勢い加速させる事が出来るのはどちらのチームとなるでしょうか。
今節唯一の18:00キックオフのゲームとなります。
両チームスタメンです。
本日の会場は静岡県静岡市清水区のIAIスタジアム日本平です。
思えば昨年の第33節、同じく日本平で行われた清水vs神戸戦……それはそれはカオスここに極まれりなゲームでした。今宵の結末や如何に。
打ち合い上等なスタイルで、攻撃力が売り、守備力が課題という共通点がありながらも、実はその攻撃スタイルは正反対の両チーム。序盤は神戸がポゼッションを軸にし、アンドレス・イニエスタを起点にウェリントン、ダビド・ビジャの能力を活かす形で試合の主導権を握ります。
しかし先制点を奪ったのはやや劣勢気味だった清水。神戸の攻撃を防ぐと、清水DFはすぐにドウグラスに縦パスを送ります。これを自陣で受けたドウグラスが宮大樹を一気に振り切るとそのまま単独突破、一人カウンターをスタート。そのまま山口蛍のスライディングをかわし、中央をカバーしていたダンクレーを釣り出すとダンクレーがカバーしていた空いたスペースに見事なパス。これを北川航也がどフリーで決めて清水が先制します。
26分に先制された神戸でしたが、神戸の反撃は29分。細かいパス回しの後、古橋享梧のパスを受けたビジャが今度はファン・ソッコを鮮やかに振り切り、最後はGK西部洋平もかわしてシュートを流し込んで神戸が同点。早くも今季の両チームに相応しい、撃ち合いの匂いを感じる展開に。前半は1-1の同点で終えます。
雨が降り、風も強くなって迎えた後半。前半同様に神戸の方が優位に試合は進んでいきますが、清水はメンバーは変えずにヘナト・アウグストをアンカーに、北川を右、竹内涼を一列前に配置した4-1-4-1システムにシフトして以降少しずつリズムを掴み始めます。
そして68分、左サイドでのスローインを得た清水は二見宏志がここから豪快なロングスロー。これがダイレクトでドウグラスまで届き、これをヘディングで流し込んで清水が勝ち越しゴール!ドウグラスはこれで7試合連続ゴール。クラブ記録を更新するメモリアルゴールとなりました。
神戸は小川慶治朗と田中順也を投入して同点を狙いに攻勢をかけた一方、清水はコパ・アメリカ帰りの立田悠悟を投入して3バックにシフト。試合は神戸の猛攻を食い止めた清水が勝利し、2-1で勝利。一方の神戸はフィンク監督体制初の黒星となりました。
守備が課題、そして攻撃にストロングポイントを持つ両チームと共通項が多いチーム同士の対決でしたが、そんな中である意味真逆の攻撃スタイルを持つチーム同士の対戦でもあり、そしてそのスタイルの違いの面白さというものが特に前半良く見受けられました。
清水にとっては、篠田監督就任以降に一気に勝点を積み重ねた流れで、前節鳥栖に敗れて篠田体制初黒星となった訳ですが、あの連勝を「解任ブースト」としない為にもこの試合が持つ意味は非常に大きかったと思います。そんな中で勝利した事は、後半戦に向けて大きな勢いともなるのではないでしょうか。
…ドウグラスすげぇよ…。
大阪世界遺産おめでとう。
ではでは(´∀`)