ラグビーW杯決勝トーナメントの3会場が東京、横浜、そして大分ってのが意外。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビュー一は明治安田生命J2リーグ第37節、京都サンガFCvs横浜FCの一戦です。
一度は首位に立ち、昇格争いどころかJ2優勝争いすらリードしてしまうのでは?なんて雰囲気すらあるほどの勢いを見せたサンガですが、8月以降成績が下降して6位にランクダウン。そのサンガと入れ替わるように調子を上げて自動昇格戦線で存在感を見せて来たのが横浜FCでした。勝点差は5。サンガにとっては負ければ自動昇格が大きく遠ざかってしまう運命の一戦です。
18試合、期間にすると4ヶ月負けていない横浜FCに土をつける事は出来るのでしょうか?
両チームスタメンです。
前節の山口戦ではシステムを3バックから好調時の4バックに戻して挑みましたが、今日はそこから更にスタメンを5人変更。その中でも特に、MFレナン・モッタは第12節、敵地での横浜FC戦以来の出場で、移籍後初スタメンとなりました。GKも、清水圭介が第20節水戸戦以来のスタメン復帰を果たしています。
来年からは京都府亀岡市に建てられた新スタジアムへの移転が決まっている為、西京極を本拠地とする試合も残り3試合。その残り試合をプレーオフで増やす為には今日の勝利は必須です。
本日は現地参戦!観戦日記はまた後日に…。
試合はいきなり動きました。開始2分、DF北爪健吾のクリアが小屋松知哉の顔面に当たり、これがスルーパスのような形で転がると、これを受け取った仙頭啓矢がカルフィン・ヨンアピンをかわして冷静にシュート。大事な昇格争い直接対決で、まずはサンガが1点を先制します。
その後もサンガは試合の主導権を握り続けます。この日センターフォワードに入った仙頭に小屋松、ジュニーニョの両ウイングのみならず、中盤も攻撃に流動的に絡む姿勢を見せたサンガは22分、安藤淳のパスを受けた仙頭がスルーパスを送ると、これに抜け出した宮吉拓実が角度のないところからシュートを決めて追加点。これでサンガが前半から2点リードに成功。
2点目を奪ってからは少し横浜FCのダイナミックな攻撃に押し込まれる時間もありましたが、そこでも失点は許す事なく、前半はかなり安心して試合を観る事の出来る試合内容のまま2-0で終えます。
前回のホームゲームだった愛媛戦では2点リードを追いつかれるという悔しい引き分けを喫したサンガでしたが、この日はコンパクトな陣形とハイラインを保ちながら、横浜FCのラインを全体的に押し下げて横浜FCの時間を作らせません。59分にはレアンドロ・ドミンゲスのコーナーキックからイバが決定的なヘディングシュートを放ちますが、これは加藤順大に代わってゴールマウスを守る清水が好セーブで阻止。
いつもとは違う攻撃ユニットで前半をリードしたサンガでしたが、追加点を狙うべく59分にジュニーニョを下げて一美和成、66分に中坂勇哉を下げて庄司悦大を投入し、どちらかと言えば好調時の攻撃ユニットに戻す采配を執ります。すると69分、小屋松がカウンタードリブルを仕掛けて横パスを出すと、一美がスルーしたボールを拾ったモッタが絶妙なスルーパス。これに抜け出した宮吉がGK南雄太との1対1を制してこの日2点目。サンガがリードを3点に広げます。
終盤はまた少し横浜FCに攻められる時間もあったものの、最後まで失点を許さず、終わってみれば3-0の快勝。18戦無敗だった横浜FCに19試合ぶりの黒星をつけ、直接対決を制したサンガがJ1自動昇格圏への望みをつなぎました!
見事な試合でしたね。
今季のサンガといえば、センターフォワードに軸として一美を、アンカーというよりゲームメーカーとして庄司を軸として置き、中央の軸を固定した上で仙頭や小屋松といったサイドの選手が動く形でチャンスを創り、チームの好調に結びつけていました。しかし最近はその強力な攻撃パターンにも対策が練られ始めた事で停滞気味になっていた部分は否めなかったです。
そんな中で、今日はセンターフォワードに仙頭、アンカーの位置にモッタを配置した事で選手がより一層流動的なポジショニングを取る事で2点に漕ぎ着けるという新たな攻撃パターンを提示した上で勝てたという事は、攻撃の幅の広がりという意味で勝利とともに大きな意味のあるものでした。一美、庄司を投入して従来の形に近いシステムにしてからも良い場面を作った事もポジティブな部分で、モッタを筆頭にこれまで出場機会に恵まれていなかった選手が存在感を発揮した事も非常に良かった。結果・内容・そして今後の展望と、スコア通り3点揃った素晴らしい勝利でしたね。
ではでは(´∀`)