我が降水確率に死角ナシ!
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは……さぁ、2020年シーズンの開幕です!JリーグYBCルヴァンカップグループステージD組第1節、ガンバ大阪vs柏レイソルの一戦です!
昨シーズン、終盤戦はなんとか巻き返して7位でフィニッシュしたガンバ。今季は昨季終盤の良い形を維持しつつ、ハイプレス戦術を取り入れた新しいやり方にもトライしながら2年連続で掲げた「GAMBAISM」のスローガンの下、2016年元旦の天皇杯以来のタイトルを目指します。そんな今季はルヴァン杯からのシーズンスタート!!
両チームスタメンです。
ガンバはシステムこそ昨季の3-1-4-2を維持しながらも、昨季はセントラルMFで起用されていた井手口陽介をアンカー、左MFで起用されていた福田湧矢を右、右MFで起用されていた小野瀬康介をFWで起用して来ました。右CBには磐田から新加入の新里亮が先発起用され、岡山から獲得した一森純、FC東京から復帰したオ・ジェソク、そして関西学院大学からのルーキー山本悠樹がベンチ入りしています。注目の昌子源は怪我により欠場です。
柏はオーソドックスの4-4-2を採用。基本的には昨季のメンバーを中心に起用していますが、GKは中村航輔が負傷で欠場となった為、蔚山現代から獲得した韓国代表GKキム・スンギュがゴールマウスを守ります。
本日の会場は大阪府吹田市、Panasonic Stadium Suitaです。
リーグ開幕戦は2009年以来のアウェイ開幕になりましたが、シーズンのスタートは今年もこのパナスタで迎える事になりました。ガンバがJリーグより先にリーグ杯で初戦を迎えるのは2003年以来17年ぶり。その時は万博記念競技場にてセレッソ大阪と対戦し、終了間際に現在の強化部長である松波正信氏のゴールで1-0で勝利しています。
本日は現地観戦!観戦日記はまた更新しますね。
今季はハイプレス前述にキャンプから取り組んでいたガンバ。前半から一人に対して一人は必ずチェックに行く…という姿勢は出ていたものの、井手口のアンカー起用もなかなか機能せず、小野瀬と宇佐美貴史のツートップもキャンプで見せたほどの効果を発揮出来ません。
逆に対柏戦と踏まえるとハイプレスの相性が良い訳でもなく、ロングボールからオルンガ、クリスティアーノがガンガン裏に抜けてくる柏のシンプルかつ破壊力のある攻撃に苦しめられて前半は一向にポジティブな展開を迎える事が出来ないまま、24分にはオルンガの落としたボールを拾った瀬川祐輔が絶妙なロブパスを放ち、そのまま抜け出したオルンガが自ら決めて柏が先制。ガンバは前半をビハインドで終えます。
後半、ガンバは矢島慎也をアンカー、井手口をセントラルMFに配置した昨シーズンの形に戻し、54分には井手口を下げて遠藤保仁をアンカーとして投入。前半はバタついたガンバでしたが、矢島、井手口の配置変更と遠藤の投入を機にリズムを取り戻し、柏に対して猛攻を仕掛け始めていきます。47分には藤春廣輝からオーバーラップしたキム・ヨングォンへ、48分には福田のクロスから井手口と惜しいシーンを立て続けに作りますが、いずれも柏のGKキム・スンギュに阻まれてゴールならず。
64分には宇佐美のシュートがまたもキム・スンギュのセーブに阻まれましたが、69分に福田を下げて渡邉千真を投入し、小野瀬を従来の右サイドにスライドすると試合はほぼほぼガンバのワンサイドゲームと言える展開に。しかし70分、渡邉のシュートもキム・スンギュに阻まれてこぼれ球に詰めた矢島のシュートはサイドネットに。83分には宇佐美のコーナーキックから新里が合わせたものの、ゴール前にいた遠藤がオフサイドを取られてノーゴール判定を下されてしまいます。
前半からかなり後半は修正し何度も同点ゴールのチャンスを創り出したガンバでしたが、相手GKキム・スンギュの凄まじいファインセーブ連発もあって後一歩が届かず。2020年の初戦、ガンバは柏相手に0-1で敗れてしまいました。
前半はかなり機能不全に陥っていて、あぁ…ガンバの開幕やなぁ…という感覚を覚えてしまいましたが、後半昨シーズンの形にしてからは相当良い形を何度も作れました。それだけに前半が尚更勿体ないと言えば勿体ないのですが、少なくとも昨季の良い形は後半には存分に出す事でが出来ていましたし、公式戦である以上勝点を積む以上の評価は出来ませんが初戦の出来としては後半はネガティブになる必要は無かったと思います。オフサイドの件は別にしても、相手GKキム・スンギュの無双っぷりにやられたようなところもありますし…。
今季から取り入れたハイプレスに関しては、その是非を問うのに今日の試合は少し時期尚早だった様に思います。というのも、オルンガやクリスティアーノといった反則外人がロングボールにガンガン抜けていくような柏の戦術はハイプレスを施行するには相性が悪過ぎた感はありました。何分かは忘れましたが…後半の最初らへんに新里が行くか行かないかを躊躇してあわやカウンターのピンチ…という場面がありました(倉田秋が何とか潰して阻止しました)。あのシーンは新里どうこうというよりも、オルンガやクリスティアーノの裏抜けと柏のシンプルな戦術を考えた時に、DFとしてのある種のジレンマが働いた結果があのシーンだったのかなと。その辺りについては、まだ少し様子見…ですかね。
雨は冷たし…。
ではでは(´∀`)