3月からどうやって日々を生きよう…。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはUEFAチャンピオンズリーグラウンド16第1戦、チェルシーvsバイエルン・ミュンヘンの一戦です。
コロナウィルスの影響により、3月のJリーグは延期という事になってしまいましたが……欧州サッカーはここから本番に突入していくといっても過言ではない時期にやってきました。UEFAチャンピオンズリーグも決勝トーナメントに突入です!
プレミアリーグではここ5試合で1勝2分2敗と一時期ほどの勢いは無くなりつつあるチェルシーは、ホームにニコ・コヴァチ監督の解任などなんやかんやありながら結局ブンデス首位に立つ強豪バイエルン・ミュンヘンを迎え打ちます。名門同士の対決…果たして勝つのはどちらでしょうか。
両チームスタメンです。
本日の会場はイングランド、ロンドンに位置するスタンフォード・ブリッジです。
チェルシーとバイエルンが公式戦の舞台で相対するのは2012年5月19日、11-12シーズンのCL決勝以来の事。試合は終盤にトーマス・ミュラーのゴールでバイエルンが先制したものの、チェルシーは88分にディディエ・ドログバのゴールで同点に追いつき、PK戦ではGKペトル・チェフが2本のPKをストップしてチェルシーが優勝を飾りました。その時優勝トロフィーを掲げたのが現監督、フランク・ランパードです。
試合は立ち上がりからバイエルンペース。自陣からショートパス中心にゆっくりと繋いでボール支配率を高めていき、どこかしらのタイミングで一気にギアを入れて両サイドから積極的な攻撃を仕掛けながら決定機も多く作っていきます。28分にはミュラーのパスに抜け出したロベルト・レヴァンドフスキが決定的なシーンを迎えましたが、チェルシーのGKウィリー・カバジェロがこのシーンも含めていくつかのファインセーブを見せてゴールは許さず。
基本的に前半はバイエルンが支配し主導権を有する展開ではありましたが、チェルシーも一方的に劣勢という訳ではありませんでした。3バックが自陣でしっかりとブロックを組みながら、自分達の攻撃ターンになった時には迫力あるカウンターを披露。しかしチェルシーも34分のマテオ・コヴァチッチのパスに抜け出したメイソン・マウントの折り返しや、前半終了間際にカウンターから抜け出したマルコス・アロンソのシーンなどの決定機を活かせず、見応えのある攻防戦が繰り広げられた前半にゴールは動かず0-0で後半へ。
しかし後半、試合はいきなり一気に動きます。51分、セルジュ・ニャブリのパスに抜け出したレヴァンドフスキがGKも含めたチェルシーDFをギリギリまで引き付けて絶妙な折り返し。これに再びニャブリが詰めてバイエルンが遂に1点先制。更に立て続けに54分、マヌエル・ノイアーのロングフィードをレヴァンドフスキが収めると、またしてもニャブリとの連携から最後は再びニャブリ。バイエルンが後半立ち上がり10分まで2点をゲット。
2点ビハインドでアウェイの第2戦に乗り込む事は避けたいチェルシーは61分にオリヴィエ・ジルー、ロス・バークリーを下げてウィリアン、タミー・エイブラハム、73分にはセサル・アスピリクエタを下げてペドロ・ロドリゲスを投入し、システムを3-4-2-1から4-3-3にシフトしてゴールを狙います。しかしまたも歓喜に沸いたのはアウェイチームでした。75分、左サイドのルーズボールを制したアルフォンソ・デイビスがチェルシーDF3人をぶち抜き完璧な折り返し。これをレヴァンドフスキが流し込んでチェルシーが遂に3点リード。
なんとか1点でも返したいチェルシーはバイエルンが少しペースを落とした事で決定機も再び作れるようになりましたが、追い討ちをかけるかのように82分にはアロンソに一発退場。拮抗した前半から一気に流れが変わった後半戦。試合は3-0でバイエルンが敵地での第1戦を快勝で飾りました。
前半はどちらに転ぶかわからないようなスリリングな展開で、チェルシーにとってもバイエルンにとってもプラン通りな部分もあれば上手く行かなかった部分もある、THE・接戦みたいな内容でした。チェルシーにとってはそんな前半だった中で、後半立ち上がりに完璧に崩された形で先制点を奪われてしまった事が大きかったですね。前半のうちに訪れたいくつかのカウンターのチャンスを決め切れていれば……バイエルンの試合巧者ぶりも感じた試合でした。
CLがなかったらえらいことになってたよ今月。
ではでは(´∀`)