G・BLUE〜ブログとは名ばかりのものではありますが...ブログ。〜

気ままに白熱、気ままな憂鬱。執筆等のご依頼はTwitter(@blueblack_gblue)のDM、もしくは[gamba_kyoto@yahoo.co.jp]のメールアドレスまでご連絡お願いします。

ありがとう、ありがとう…〜明治安田生命J1リーグ第4節 清水エスパルスvsガンバ大阪 マッチレビュー〜

昨日阪神の結果を見た時は不覚にも唖然としてしまいました。

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第4節、清水エスパルスvsガンバ大阪の一戦です!

 

 

 

前節の名古屋グランパス戦はアディショナルタイムの同点ゴールでなんとか引き分けに持ち込んだものの、再開初戦のセレッソ大阪戦から内容は芳しくない戦いが続いてしまっています。低空飛行というか、どこかふらふら飛行しているような…。

対戦相手の清水は今シーズン、ピーター・クラモフスキー監督を迎えて開幕3連敗中。しかし若手の躍動や取り組んでいるサッカーの内容など、一口で開幕から全敗と表現する訳にもいかないチームでもあるので、その辺りの対処も重要になってきます。

両チームスタメンです。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712203231j:image
f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712203227j:image

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712203242j:image

 

前節名古屋戦ではスタメンを外れた藤春廣輝倉田秋がスタメンに復帰しました。先日、オ・ジェソクの名古屋への移籍が発表された事もあって今季は3バックを貫くのかなとも思いましたが、今日は髙尾瑠を右サイドバック倉田秋を左ハーフ、そして井手口陽介矢島慎也のダブルボランチという形の4-4-2を採用しています。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712203215j:image

 

本日の会場は静岡県静岡市IAIスタジアム日本平です。

ガンバにとって実はこの日本平は近年は上位相性の良いスタジアムの一つ。リーグ戦に於いては過去10試合で8勝2敗で、しかも8勝のうち6試合で3得点以上を叩き出しています。今節からはJ1・J2・J3全カテゴリーで制限付きながら観客の来場も解禁されました。少しずつ日常に戻りつつある中で、大きな一勝を手にしたいところです。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712203202j:image
f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712203206j:image

 

 

立ち上がりから一進一退の攻防が続きます。19分、清水が奥井諒のパスに鈴木唯人が抜け出してGKと1対1。しかしこれはガンバのGK東口順昭がしっかりと弾いて決定的なシーンを防ぎます。そしてその直後の21分にはガンバの攻撃ターンとなりましたが、エリア外からのアデミウソンの絶妙なシュートは清水のGK梅田透吾のスーパーセーブに遭いゴールならず。

しかし21分のチャンスを逃して以降は清水ペース。前線の躍動感とスピードに苦しめられると同時に、清水全体のハイライン設定のおかげでガンバは自陣に押し込まれ、ピンチも度々迎え、なかなかマイボールにしきれない苦しい展開になっていきます。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712231857j:image

 

それでも40分、キム・ヨングォンのフィードを受け取った宇佐美貴史が左サイドで粘ってスルーパス。飛び出した藤春が一気に左サイドで抜け出すとエリア内に折り返して飛び込んだ小野瀬康介がこれをスルー。受けたアデミウソンがリターンを返すと、一度はスルーした小野瀬自身がこれを流し込んでやや劣勢気味だったガンバが1点先制!これまでのぎこちなさが嘘みたいな鮮やかなゴール。小野瀬の今季初ゴールでガンバが再開後初めてリードした状態で前半を終えます。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712203315j:image
f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712203318j:image

 

しかし後半、立ち上がりは落ち着いた入りを見せたかと思いきや一転、次第に清水の猛攻をくらい、展開はどんどん清水のワンサイドゲームに。ガンバにも前半以上にミスが目立つようになると、60分には自陣で失ったボールから清水の速攻に繋げられ、金子翔太カルリーニョス・ジュニオにパス。どフリーという決定機でしたが、なんとかこれは東口のスーパーセーブで失点を免れます。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712231838j:image

 

64分に小野裕二、74分に渡邉千真とパトリック、そして80分に遠藤保仁を投入して清水に向いた流れを立て直すべく宮本監督も動きましたが、清水の攻撃の凄まじさは更に増すばかり。ガンバが耐え切れるか否か……そんな祈りも虚しく84分、左サイドのフリーキックから清水は中村慶太に繋ぐと、中村はそのまま左サイドを突破。そこから上げたクロスを立田悠悟が叩き込んで同点弾に。ああ…………。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712231828j:image

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしドラマはここからでした。

同点に追いつかれたところから形勢を立て直したガンバ。89分でした。素早いリスタートから小野のパスに藤春が左サイドを抉ってマイナスの折り返し。これを受け取った渡邉が粘って粘ってDF張り切って右脚一閃!!

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712231819j:image

 

 

ありがとう…。

 

 

 

 

 

 

ありがとう渡邉千真様…。

 

 

 

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712231803j:image

 

 

 

祝、2-1勝利。再開後初勝利…!

 

 

 

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712231752j:image

 

 

…良かった……。

ただただ良かった、良かった、良かったよ…。

後半は清水の猛攻も凄まじく、ガンバもそこまで褒められたパフォーマンスかと言えばそうでもなかったので、正直なところ後半は「耐えれるかどうか」「1-0で終われるかどうか」みたいなところになっていました。あの展開が待っているとは……渡邉千真ありがとう…。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712203353j:image

 

 

明治安田生命J1リーグ第4節結果まとめ】

川崎フロンターレ3-1柏レイソル

大分トリニータ1-1ヴィッセル神戸

横浜FC1-1ベガルタ仙台

清水エスパルス1-2ガンバ大阪

サガン鳥栖0-0サンフレッチェ広島

浦和レッズ1-0鹿島アントラーズ

湘南ベルマーレ0-0北海道コンサドーレ札幌

セレッソ大阪0-2名古屋グランパス

横浜F・マリノス1-3FC東京

 

セレッソはホームで名古屋に0-2で敗れた事で開幕からの連勝が3でストップ。代わりに3勝1分の川崎と浦和が1位2位に上がってきました。第4節時点で無敗なのは上記2チームと2勝2敗の名古屋の3チームです。

また、下位では湘南が札幌と引き分けて連敗を止めたのに対し、清水はG大阪、鹿島は浦和にそれぞれ一点差で敗れて開幕4連敗。特に鹿島はACLルヴァン杯を合わせて公式戦6連敗となり、これはACL参加権を得たチームとしては2012年のG大阪を上回るワースト記録となってしまいました。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20200712231732j:image

 

良かった…。

ではでは(´∀`)