本来なら…。
どーもこんばんは
さてさて、本来なら東京オリンピックの季節でした。東京オリンピックの季節だったはずなんですよ、今年は……。オリンピック40年周期説ってマジであったんかよ……。
そもそも私自身、札幌旅行を兼ねて札幌ドームで行われる試合のチケットを確保していました。それだけに……。ちなみにチケットを買って中止に至るまでの流れを記したブログもあったんですけど、最初は五輪観戦が無事に終わってから更新しようと思っていましたが……オリンピックの延期が決まった時点から急遽更新しました↓
はぁーあ…。
でもせっかくなんで、オリンピック関連のブログはちょこちょこ書いていきます。
本来の開会式の予定日は7月24日だったのですが、オリンピックのサッカー競技の初戦は基本的に開会式よりも前に行われる事が通例です。実際、今回も女子サッカーは本来なら昨日…7月22日が開幕で、男子サッカーは本来なら今日が開幕日でした。
ですので今回は、一年伸びた東京五輪日本代表(U-23日本代表)、最終メンバー入り最終サバイバルの最新序列を考えてみたいと思います!
1年期間が伸びたという事で、色々とメンバー選考には影響が生じます。これから先のサバイバルにも…。その現在の序列と、これからの展望を3-6-1に合わせたポジション別に考察していきます。
オーバーエイジは考え始めるとややこしくなるので、今回は無いもの…として考えていきますね。
アイコンの意味↓
◎=当確
○=有力
△=当落戦上
▲=可能性薄
◇=大穴
GK
△小島享介(アルビレックス新潟)
▲オビ・パウエルオビンナ(横浜F・マリノス)
▲波多野豪(FC東京)
▲山口瑠伊(エストレマドゥーラED)
◎大迫敬介(サンフレッチェ広島)
△若原智哉(京都サンガFC)
△谷晃生(湘南ベルマーレ)
◇梅田透吾(清水エスパルス)
◇小畑裕馬(ベガルタ仙台)
大迫の絶対感は今年も増しているが、他の常連メンバーが思っていた以上に伸び悩み、大迫以外に当確と呼べる存在はいない。出場機会を求めてレンタル移籍した小島と谷は前者は負傷、後者はレギュラー獲得に至っておらず、オビに関してはベンチ入りも果たせていない現状。逆に、最近序列が上がってきたように感じるのは京都で高いパフォーマンスを見せている若原だろう。
五輪が1年延期になった事を踏まえると、現在のパフォーマンスの継続&正GK復帰後の状況次第では梅田、そして世代的にはパリ世代となる小畑にもメンバー入りのチャンスはあるかもしれない。両者とも正GKの負傷で巡ってきたチャンスだが、J1の舞台でも良い働きを見せている。
◎板倉滉(FCフローニンゲン)
○渡辺剛(FC東京)
△岩田智輝(大分トリニータ)
△田中駿汰(北海道コンサドーレ札幌)
△椎橋慧也(ベガルタ仙台)
△町田浩樹(鹿島アントラーズ)
▲大南拓磨(柏レイソル)
△立田悠悟(清水エスパルス)
△原輝綺(サガン鳥栖)
▲岡崎慎(清水エスパルス)
◎冨安健洋(ボローニャ)
◇瀬古歩夢(セレッソ大阪)
今や日本代表どころかセリエAでも注目選手として見られている冨安、冨安程ではなくとも、オランダで結果を残して日本代表にも定着している2人は鉄板と言える。だがそれ以外の候補は渡辺が僅かにリードしている以外は横一線とサバイバルと言えそう。だが岩田と立田はサイドバック、田中と椎橋はボランチ、原に至ってはボランチより後ろは大体こなせる事を踏まえると渡辺の座も安泰では無く、今年のJ1では試合出場は勿論、個人の活躍のみならずチームの成績も大きな評価材料になるかも。
大穴があるとすれば五輪代表ではまだ目立った存在とは言えない瀬古。今のセレッソは間違いなくJ1で最も守備の安定したチームの一つで、今季を通年レギュラーで戦い抜けたらその評価はかなり上がるのでは。
◎中山雄太(PECズヴォレ)
◇安部柊斗(FC東京)
▲高宇洋(レノファ山口FC)
▲松本泰志(サンフレッチェ広島)
△田中碧(川崎フロンターレ)
▲渡辺皓太(横浜F・マリノス)
△齋藤未月(湘南ベルマーレ)
▲伊藤洋樹(ジュビロ磐田)
▲福岡慎平(京都サンガFC)
◇松岡大起(サガン鳥栖)
この世代のキャプテンを務めた中山は当確と見ていいが、その次…となると難しい。恐らくこのポジションにはオーバーエイジが、それも柴崎岳の名前が具体的に上がっているので控えの枠はせいぜい1〜2人で、それも「CBを兼ねるタイプ」「2列目を兼ねるタイプ」が他ポジションから呼ばれる可能性も少なくないので、サバイバルというよりは如何に自チームで突出した成績を残せるかが鍵となる。現時点で割り込める可能性があるのは田中か齋藤だろうか。
大穴として期待したいのはパリ五輪世代となる松岡、或いは森保一監督も名前を挙げた大卒ルーキーの安部辺り。高、伊藤、福岡のJ2組の巻き返しにも期待したい。
WB
△相馬勇紀(名古屋グランパス)
▲長沼洋一(愛媛FC)
▲初瀬亮(ヴィッセル神戸)
◇中村帆高(FC東京)
▲藤谷壮(ヴィッセル神戸)
△遠藤渓太(横浜F・マリノス)
△杉岡大暉(鹿島アントラーズ)
△菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)
◇福田湧矢(ガンバ大阪)
○橋岡大樹(浦和レッズ)
▲鈴木冬一(湘南ベルマーレ)
◎菅原由勢(AZアルクマール)
▲東俊希(サンフレッチェ広島)
◇成瀬竣平(名古屋グランパス)
このポジションのこの世代に於いて、少し前までは実績などの面では杉岡が最も秀でていた。しかし鹿島移籍後は出場機会が確保出来ていない。逆にE-1選手権やAFC U-23選手権以降、リーグ戦も含めて相馬の評価が急上昇。この2人のところに遠藤や菅も参戦する事で左サイドはまさしく本命なき争いと化し始めた。
逆に右サイドは菅原か橋岡で落ち着く可能性が高い。特に菅原は昨季はオランダでも存在感を残し、何よりフィールドプレーヤーを16人しか選べないオリンピックで真ん中より後ろの全ポジションをこなせる万能性はメンバーに入れて置きたいタイプである。また、昨年から出場機会を掴み始めた福田は中盤なら大体どこでも務める事が出来るので、大穴として期待したい。
2列目
▲神谷優太(柏レイソル)
△森島司(サンフレッチェ広島)
▲伊藤達哉(シント=トロイデンVV)
▲旗手怜央(川崎フロンターレ)
▲岩崎悠人(湘南ベルマーレ)
◎堂安律(PSVアイントホーフェン)
△食野亮太郎(ハート・オブ・ミドロシアンFC)
△安部裕葵(FCバルセロナB)
◇中村敬斗(シント=トロイデンVV)
◇斉藤光毅(横浜FC)
◇西川潤(セレッソ大阪)
言うまでもなく最激戦区。この世代がかなり豊作な世代と言われるが所以でもあるが錚々たる面子が揃っていると言える。その中でも、既にA代表でも常に選ばれ続けている堂安と久保は当確。問題は残りを誰に託すかである。
現時点でややリードしているのは常連というかずっとこの世代の前線を走ってきた三好。その三好を追うのが食野、怪我からの復帰次第で安部という形で海外組がやはり優位な位置についており、今のJリーグ組でこの争いに絡める可能性があるのは森島くらいか。大穴として挙げたが、パリ世代の斉藤や西川も現実味には欠ける。一方、中村は元々最前線である事に加えてG大阪時代には3バックシステムのWBも務めていた。その万能性から逆転でメンバー入りを果たす可能性も低くはない。
FW
○小川航基(ジュビロ磐田)
△前田大然(CSマリティモ)
△一美和成(横浜FC)
△上田綺世(鹿島アントラーズ)
▲田川享介(FC東京)
まさしく本命無き戦いと化している。ポルトガルでもレギュラーとしてプレーした前田が優位にも見えるが、前田は前田でどちらかと言えばこのチームのワントップ向きとは言えない部分があり、それも踏まえればタイプ的には小川か一美に風は吹いてる。
一方、このポジションには大迫勇也がオーバーエイジとして招集が内定とも言われている。大迫の控えとして大迫とタイプの近い小川か一美を呼ぶか、或いはどうせ控えなら大迫と違うタイプの前田や上田を呼ぶか…そこは監督の選択次第である。
「あの選手去年あんなに凄かったのに今年はいまいちやん」「あの選手去年まで控えやったのに今や不可欠になってるやん」なんて事はスポーツ界に於いて珍しくありません。五輪の一年延期…アスリートにとっての「一年」は良くも悪くも尋常じゃなく大きいものです。当然ながら、メンバー選考にも一年延期で得をした選手、損をした選手は必ず出てきます。それを踏まえてこれからのサバイバルレースがどのようなモノになるか…非常に見ものです。
開催出来れば、だけどね…。
ではでは(´∀`)