唐突にトレンドに入ってきたGLAY。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはUEFAチャンピオンズリーグ準決勝、RBライプツィヒvsパリ・サンジェルマンの一戦です!
CLで抜群の強さを見せる事で知られるアトレティコ・マドリードを終了間際の一撃で下し、クラブ史上初のチャンピオンズリーグベスト4まで辿り着いたライプツィヒ。33歳のユリアン・ナーゲルスマン監督率いる若いチームは間違いなく今、ヨーロッパで最も勢いのあるチームの一つでしょう。対するパリはそのライプツィヒと並んで最も勢いのあったアタランタを終了間際の二発で撃破。どちらが勝っても初の決勝進出……両チーム、未知の夢舞台に挑みます。
両チームスタメンです。
本日の会場はポルトガル、リスボンのエスタディオ・ダ・ルスです。
普段はSLベンフィカの本拠地として使用されているこのスタジアムは今回のチャンピオンズリーグでは決勝戦の舞台として選ばれています。パリは準々決勝もこのスタジアムで戦い、アタランタに劇的勝利を収めた良い記憶を維持して決勝に進む事は出来るのでしょうか。
立ち上がりに良い出だしを見せたのはライプツィヒでした。確かにライプツィヒでした。しかし10分経過したくらいの段階で早くもパリがライプツィヒのやり方に慣れてしまい、前半10分以降は完全にパリのゲームと化していきます。
13分、左サイドで得たフリーキックを出場停止から復帰したアンヘル・ディ・マリアが蹴ると、これをドンピシャでマルキーニョスが合わせてパリが先制。これでマルキーニョスは2試合連続でのゴールという事に。
なんとか高い位置でボールを奪って一気に攻勢に転じたいライプツィヒでしたが、パリの巧みなゲームコントロールは試合の主導権をライプツィヒに渡さないばかりか、ライプツィヒはボールにすらまともに触れない時間が長く続きます。42分、GKペテル・グラーチのパスミスをレアンドロ・パレデスがカットするとすかさず前線に送り、ネイマールが華麗にワンタッチを挟んで最後はディ・マリア。ライプツィヒにとっては試合展開的にも痛すぎる2点目を喫し、前半を終えます。
前半同様、後半もライプツィヒが良い入りを見せました。後半からエミル・フォルスベリ、パトリック・シックの2人を投入すると、アンヘリーノの左サイドを中心にチャンスシーンを何度か創出出来るようになっていきます。
しかしパリはそれさえも打ち砕きました。56分、パリのカウンターから抜け出したファン・ベルナトの突破は何とかGKグラーチが阻止したものの、こぼれ球を回収したノルディ・ムキエレのボールをアンデル・エレーラが掻っ攫い、このボールをディ・マリアがワンタッチで中にクロスを上げるとベルナトが今度はきっちり決めてパリが決定的な3点目。
まずは何とか一点を取りたいライプツィヒは猛攻を仕掛けますが、一方のパリは負傷明けでコンディションに不安のあるマルコ・ヴェッラッティを試運転させる、ディ・マリアやムバッペを休ませるなど余裕のある使用法を見せるなどラスト20分くらいになると完全に決勝を見据えたゲームコントロールをトーマス・トゥヘル監督は敷いてきます。
試合はそのまま3-0で終了。パリが勝利し、遂にクラブ史上初の決勝進出を決めました。フランス勢の決勝進出としては03-04シーズンに準優勝を果たしたASモナコ以来16年ぶりとなります。
んー…なんでしょう、チームとしての体力の差は少し感じましたね。完成度だけは少し対処しきれないような部分というか、攻守の切り替えを徹底する事で自分達のペースに引き込んでいくライプツィヒに対して、パリはそもそも攻守を切り替えさせないように努めて、そしてそれを最後まで遂行してしまったのが意外と呆気なく感じるようなスコアになったと思います。実際、今のパリのクオリティの高さを感じる結果にはなったんじゃないでしょうか。致命的な勝負弱さもアタランタ戦である程度解消されたような気もしますし、一つ脱皮した感は示した試合になったんじゃないかなと。
一方のライプツィヒに関しては、前述のようにパリとは少し埋めがたい差があったように感じます。ティモ・ヴェルナーの移籍のように基本的にライプツィヒのスタンスは「若手を獲って育てて売る」みたいなところにあるので、ある意味ではそのサイドのクラブの限界的な要素も少し見えたのかな…と。
ただ、ここまでの躍進は見事という他なく、ナーゲルスマン監督を筆頭に若い有望株も多いチームなので、チームとしても個々としても近い将来が楽しみなチームである事に疑いの余地はありません。
戸惑い学んで〜♪
ではでは(´∀`)