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こういうの待ってたでしょ?〜UEFAヨーロッパリーグ準々決勝第1戦 RBライプツィヒvsアタランタBC マッチレビュー〜

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阪神の結果を見るのが本当に怖いんですよ。最近。

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューUEFAヨーロッパリーグ準々決勝第1戦、RBライプツィヒvsアタランタBCの一戦です。

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

チャンピオンズリーグを筆頭としたヨーロッパサッカーにおける主役の座はいつだってビッグクラブです。スペインの2強であったり、イングランドのBIG6、バイエルン・ミュンヘンユベントス…しかし大会を盛り上げる為に必須のキャラクターは、その第二勢力のような位置付けから彼らを食い、確かな実力と特徴的な…そしてそれはしばしばモダンなフットボールと呼ばれるスタイルを採るチームの台頭で、いわば曲者的な存在です。

 

ライプツィヒアタランタ…近年の彼らの立ち位置、存在感はまさにそれで、世界で最も魅力的なフットボールと称される事も多々あり、両チームとも近年では自国リーグやチャンピオンズリーグでのインパクトも残しています。その両者が遂に対峙する…舞台こそヨーロッパリーグではありますが、時代の寵児とも言えよう両者が、メジャータイトルに手をかける為の直接対決。ある意味、現代サッカーにとって象徴的な2試合となるやもしれません。

両チームスタメンです。

 

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本日の会場はドイツ、ライプツィヒのツェントラール・シュタディオンです。

普段はレッドブル・アレナという名前ですが、ELではネーミングライツが認められていないので上記の正式名称が用いられています。「ツェントラール」は「セントラル」という意味なので、直訳するとライプツィヒ中央競技場という事になりますね。

このスタジアムもなかなか歴史あるスタジアムで、東西分裂時代は東ドイツで最大のスタジアムとして「スポーツと体操の祭典」を筆頭とした国を挙げて行われるスポーツイベントの中心地となっていました。その後は大規模改修を経て、2006年ドイツW杯では旧東ドイツ領で唯一の開催地となり、グループステージの韓国戦で低調なパフォーマンスでドローに終わったフランス代表のジネディーヌ・ジダンが、途中交代で下げられた際に怒りあまってロッカールームのドアを蹴り飛ばして破壊。このドアはジダンが破壊したドア」としてスタジアム側が保存したんだとか。

 

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期待通り、両チームともハイテンションな立ち上がりから攻撃的な姿勢を見せ続けていきます。そんな中で試合は比較的早い時間に生まれました。16分、縦パスを受けたルイス・ムリエルは左からドリブルでカットイン気味に切れ込むと、自らシュートを右のサイドネットに叩き込む形でアタランタ先制!

 

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ムリエルは更にその直後の20分にも決定的なチャンスを作るなど、アタランタジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督のトレードマークである3バックから4バックに変えた事が功を奏する形に。

 

ライプツィヒの反撃は24分でした。ハーフェーライン付近でボールを奪うと、そこから一気に得意のショートカウンターを敢行。エリア内での混戦を誘い、その流れでアンドレ・シウヴァが技ありのシュートを放ちますが…これは左ポスト直撃。こぼれ球を拾ったダニ・オルモのシュートもGKフアン・ムッソに抑えられます。

全体的に極端に試合の流れがどちらかに偏っていた展開では無かったものの、前半は10〜20分くらいに畳み掛けたアタランタのリードで前半を終えます。

 

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後半もアタランタライプツィヒがお互いにチャンスを作り合う激しい幕開けで始まります。基本的なスタンスは前半と変わらなかっただけに、一層激しい応酬が繰り広げられる中、後半開始早々のアタランタの時間を終えると少しずつ試合はライプツィヒペースへ。58分、クリストファー・エンクンクをメリヘ・デミラルが倒してしまってライプツィヒがPK獲得。しかしアンドレ・シウヴァのキックはGKムッソに阻まれ、こぼれ球に詰めたヴィリ・オルバンのシュートもムッソがビッグセーブ!

 

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しかし勝負とは恐ろしいもので、ムッソのPKセーブと連続でのスーパープレーでアタランタが難局を乗り切った…と多くの人が確信したその直後、なんならそのPKをクリアした流れからでした。59分、アンヘリーノのクロスは前線に残っていたオルバンへ。これが結果的にダヴィデ・ザッパコスタのオウンゴールという形になり、ライプツィヒは最悪の流れを一気に挽回するような同点ゴール!

 

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アタランタは失点直後にトゥバン・サパタ、ジェレミー・ボガ、ジョルジオ・スカルビーニを3人同時投入。ライプツィヒアンドレ・シウヴァを下げてエミル・フォルスベリを送り込みます。64分にはムリエルの先制点と左右逆のようなところからコープマイネルスがシュートを放ちますが、この一撃は右ポストに直撃。

逆に81分には今度はライプツィヒがアンヘリーノがアーリークロスを蹴り込むと、こちらも途中出場のドミニク・ソボスライが飛び込んでヘッド。しかしこれもクロスバー……。

 

終盤戦はお互いにカウンターの応酬のような、おそらく多くの海外サッカーファンがライプツィヒvsアタランタというカードに期待していた試合展開になっていきました。アディショナルタイムにはお互いに人数をフルでかけた攻撃でゴール寸前までボールを運びましたが…試合終了。白熱の第1戦は1-1のドローに終わりました。

 

まぁ、上でも書きましたが…多くの人が「ライプツィヒvsアタランタ」というカードが決まったその瞬間から期待していたような試合展開にはなったかな、というのが率直な感想です。特にアグレッシブなスタイルの裏にある、お互いのリバウンドメンタリティは見ものでした。決定的なチャンスを逸した後のライプツィヒの同点弾、そこから流れをライプツィヒに渡さない為の3枚替えの選手交代……色んな要素が重なり合って、どちらのファンでなくても声が出るような。非常にスリリングで楽しい試合でしたね。

 

 

ほぼ書けてたのに更新忘れてた…

ではでは(´∀`)