RK-3はきだめスタジオブログ

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ハリル解任から4年…もしハリルホジッチ監督が続投していたら、ロシアW杯メンバーの23名はどうなっていたか予想してみた。

 

 

 

サッカー日本代表 あす会見予定 ハリルホジッチ監督の去就」

 

 

 

2018年4月8日……日付も変わろうかという時、フジテレビから突如もたらされた一報は、彼を支持する者にとっても、或いはその決断を望んでいた者にとっても青天の霹靂でした。

私はロシアW杯に行く予定を立てていた事もあって、その正式発表の会見を見たのはパスポートの更新に行くその道中。

 

日本サッカーにとって、4月8日の夜中から4月9日までの間に起こった出来事は、それを肯定するにしても否定するにしても、歴史的なトピックだったのは確かです。

 

 

はい、本日、その歴史的な日…ヴァイッド・ハリルホジッチ、衝撃の監督解任から4年です。

ぶっちゃけ私としては、プロセスとしてはともかく…ハリル監督の解任自体にはさほど反対という訳ではありませんでした。まぁ、さすがに時期が時期だったので、ここまで来たらハリルに託した方が良いんじゃないの、という思いもありましたが。

後任の西野朗監督の下で残したベスト16という成績をハリルジャパンならベスト8まで行けたのか、はたまたグループステージを勝ち上がれなかったのか、或いはどう転んでもベスト16だったのかはわかりません。どっちの方が良かったか…なんて今更考えたって、良いとも悪いとも言えないですし、監督を続投させていれば躍進したという意見も、監督交代したからこそ決勝トーナメントに進めたという意見もどちらもあるでしょう。

 

 

ただ…やっぱり興味としてはあるじゃないですか。ハリルならどういう23人を選んだのか…と。

という訳で今回は、ハリルホジッチが最終的に選んでいそうな23人を、完全に独断と偏見と印象で考えてみました。私は記者でもないしですし、当然ですがハリルに近い人間でもないので、完ッ全に独断と偏見と印象です。なのでソースもへったくれもありませんが、いち読み物としてお楽しみくださいませ。

 

【記号の見方】

◎=当確

◯=有力

△=対抗

□=厳しい

◇=大穴

 

※そもそもがifというかタラレバ企画なので、怪我の状況は考慮せずに考えていきたいと思います。また、( )内の所属クラブはW杯最終メンバーが発表された2018年5月31日時点のものです。

 

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オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

GK

 

川島永嗣(FCメス)

東口順昭(ガンバ大阪)

西川周作(浦和レッズ)

林彰洋(FC東京)

権田修一(サガン鳥栖)

中村航輔(柏レイソル)

 

GKに関しては監督交代のあるなしにさほど影響は無かったでしょうし、実際に川島が守護神で控えに東口と中村…というセットがそのままW杯メンバーに名を連ねました。この3人の誰かが出られないとなった場合でも(実際に東口にその可能性があった)、おそらくハリル監督でも西野監督でも西川が選ばれていたと思います。

 

センターバック

 

槙野智章(浦和レッズ)

森重真人(FC東京)

吉田麻也(サウサンプトン)

谷口彰悟(川崎フロンターレ)

昌子源(鹿島アントラーズ)

遠藤航(浦和レッズ)

植田直通(鹿島アントラーズ)

三浦弦太(ガンバ大阪)

 

CB争いの構図に関しても、おそらくハリル体制と西野体制でさほど大きな変化は無かっただろうと思います。まず群を抜いている吉田で一枠、ついで状態もよく、ハリル監督がレギュラーに抜擢した立場である槙野と昌子の3人は当確。CB枠かどうかはともかく、遠藤も有力。その上で遠藤をどのポジションでカウントするか…も含めて、森重or植田の状況でした。

最終的に植田が選ばれましたが、CBを当確の3人プラスαにした時点でここも変わらなかったと思われます。

 

 

サイドバック

 

長友佑都(ガラタサライSK)

宇賀神友弥(浦和レッズ)

酒井宏樹(オリンピック・マルセイユ)

酒井高徳(ハンブルガーSV)

車屋紳太郎(川崎フロンターレ)

◇室屋成(FC東京)

 

長友と酒井宏樹が絶対的なレギュラーで、左右ともに2番手が酒井高徳という構図は鉄板でした。酒井高徳に関しては最後の欧州遠征でメンバーから外れる(後に追加招集)といった事はありましたが車屋も決定打に欠ける部分はあったので、どのみち酒井高徳は選ばれていたでしょう。

最終的に浦和でこのポジションを務めていた時期もあった遠藤航を右SBとしてカウントし、CBの枠を一枚増やす形を西野監督は選びましたが、サイドバックは長友とW酒井の次がなかなか見出せなかった事もあるので、ハリル監督でもそういうやり方を選んでいたような気はします。

 

ボランチ/アンカー/インサイドハーフ

 

今野泰幸(ガンバ大阪)

長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)

□髙萩洋次郎(FC東京)

倉田秋(ガンバ大阪)

◎山口蛍(セレッソ大阪)

□長澤和輝(浦和レッズ)

小林祐希(SCヘーレンフェーン)

柴崎岳(ヘタフェCF)

大島僚太(川崎フロンターレ)

三竿健斗(鹿島アントラーズ)

井手口陽介(クルトゥラル・レオネッサ)

 

DF編までは「多分ハリルさんでも西野さんでもそんな変わってない」みたいな結論でまとめていましたが、ここからは監督交代で結果が結構変わってきそうな部分です。

キャプテンの長谷部は当然として、ハリルホジッチ体制で絶大な信頼を得ていたのは山口でした。なのでこの2人は当確。最終的には怪我だったのでどうしようもなかったですが、当項では怪我は勘案していないので今野も呼ばれていたでしょう。なんやかんやで井手口も最終的には連れていったとは思いますが、井手口に関しては三竿が本戦までどれだけ伸びるか…みたいな感じで、ハリル監督の中では井手口or三竿、そして柴崎or大島みたいな考えだったのでは。

西野監督いわく、2017年の時点では倉田は当落線よりも上のゾーンにいたとの事ですが、倉田に関してはハリルが4-1-2-3か4-2-3-1のどちらを主軸に考えていたかによっても左右されて、おそらく前者の場合であれば倉田にも可能性はあった気はします。

 

2列目/WG

 

本田圭佑(パチューカ)

小林悠(川崎フロンターレ)

乾貴士(レアル・ベティス)

香川真司(ボルシア・ドルトムント)

清武弘嗣(セレッソ大阪)

森岡亮太(RSCアンデルレヒト)

原口元気(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)

宇佐美貴史(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)

久保裕也(KAAヘント)

中島翔哉(ポルティモネンセSC)

浅野拓磨(VfBシュトゥットガルト)

 

ハリル監督が続投していた場合、このポジションで当確と言うべきなのは原口だけでしょう。本田・香川・乾とハリル監督との関係、浅野の不調、清武のコンディション問題、逆に宇佐美が復調して中島が台頭、小林と森岡は好調といった具合になかなか2列目の争いがカオスになっていた時期でした。

その中でもハリル監督は中島をかなり買っていたようですから、中島はジョーカーとして呼ばれた可能性は皆さんが指摘するように確かに高かったかなと。そして久保は原口同様にハリル監督の信頼が厚いので、MFの人数によって前後しますが残り1〜2枠。多分ハリル監督の頭の中で、宇佐美or中島、清武or森岡みたいな構図はあったと思うんですね。この時点では森岡がベルギーで結構なインパクトを残していた事を思うと、森岡と浅野の序列は上がっていたような気も。

本田に関しては、ハリル監督もジョーカーとして全く考えていなかったわけではないと思っていて、香川よりは可能性のあるゾーンにいたのは確かだと思います。

 

 

FW

 

岡崎慎司(レスター・シティ)

興梠慎三(浦和レッズ)

大迫勇也(ヴェルダー・ブレーメン)

武藤嘉紀(1.FCマインツ)

杉本健勇(セレッソ大阪)

 

大迫はまず確定として、おそらくハリル監督体制のままなら武藤はW杯に行っていなかった気はします。大迫ともう一枠は、ハリル監督であれば岡崎と杉本、或いは浅野をこの枠で争われる形になっていた事が予想されて、機動力の岡崎、高さの杉本、スピードの浅野という3択になってくる。ですので、岡崎も言われるほど可能性が低かった訳ではないと思うんですけど、同時にハリル体制なら浅野と杉本の方が優先度が高かったのも確かでしょう。

 

 

 

以上を踏まえ、ハリルホジッチ監督だった場合のロシアW杯メンバー23名を予想してみました。

(背番号は完全なるイメージです)

 

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GK1 川島永嗣(FCメス)

MF2 井手口陽介(クルトゥラル・レオネッサ)

DF3 昌子源(鹿島アントラーズ)

DF4 植田直通(鹿島アントラーズ)

DF5 長友佑都(ガラタサライSK)

DF6 遠藤航(浦和レッズ)

MF7 柴崎岳(ヘタフェCF)

MF8 原口元気(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)

FW9 大迫勇也(ヴェルダー・ブレーメン)

MF10 森岡亮太(RSCアンデルレヒト)

FW11 中島翔哉(ポルティモネンセSC)

GK12 東口順昭(ガンバ大阪)

DF13 植田直通(鹿島アントラーズ)

FW14 久保裕也(KAAヘント)

MF15 今野泰幸(ガンバ大阪)

MF16 山口蛍(セレッソ大阪)

MF17 長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)

FW18 浅野拓磨(VfBシュトゥットガルト)

DF19 酒井宏樹(オリンピック・マルセイユ)

DF20 槙野智章(浦和レッズ)

DF21 酒井高徳(ハンブルガーSV)

DF22 吉田麻也(サウサンプトン)

GK23 中村航輔(柏レイソル)

 

当落線上メンバー

倉田秋大島僚太三竿健斗本田圭佑清武弘嗣宇佐美貴史岡崎慎司

 

 

 

…まぁこんな感じではないでしょうか。

いつの時代もどんなジャンルも、時代のifを想像するのは楽しいもので。

 

 

ロッコとベスト16で当たったらどうしよう…

ではでは(´∀`)