冒頭の入り何言うか考えてる間にポテト食べ切りそうになってたからもう飛ばす。
どーもこんばんは
さてさて、Jリーグは先日8月19日に第11節を消化し、試合延期などで試合数にバラツキはありますが……一応これで、シーズンの大体3分の1くらいに到達した事になります。3分の1で8月半ば…例年ならまだ5月半ばくらいなのに……確か去年の第12節が例の大阪ダービーだったし。
という訳で今回は、まぁ、ブログっぽく…というか、ゆっくり気ままにここまでのJリーグについてふわっと振り返ってみようかなと思っています。これからの展望的な事も書いていけたらと。
まずはそのシーズンの3分の1を終えた時点での順位表を見てみましょう。
1位 川崎フロンターレ(31)
2位 セレッソ大阪(21)
3位 名古屋グランパス(20)※1
4位 浦和レッズ(20)
5位 柏レイソル(19)
6位 FC東京(19)
6位 ガンバ大阪(19)※1
8位 サンフレッチェ広島(14)※1
9位 横浜F・マリノス(14)
10位 ヴィッセル神戸(13)
11位 北海道コンサドーレ札幌(13)
12位 鹿島アントラーズ(11)
13位 大分トリニータ(11)
14位 横浜FC(11)
15位 ベガルタ仙台(10)※1
16位 清水エスパルス(9)
17位 サガン鳥栖(7)※2
18位 湘南ベルマーレ(4)
※1 名古屋、G大阪、広島、仙台の4チーム延期となった試合があるので1試合少ない状態。
※2 鳥栖は第10節G大阪戦、第11節仙台戦が延期となったため2試合少ない状態。
川崎強すぎ。
なんか一個だけ別次元のようなチームと化してきましたね…。
2月の開幕戦こそ鳥栖相手にスコアレスドローに終わったものの、再開した第2節からは全勝。無敗じゃなくて全勝というチートっぷり。特に同一シーズンとしてはJリーグ新記録となる10連勝を懸けて第11節で対戦した、それまでJ1最小失点を維持していた2位C大阪との首位天王山でさえ5-2でボッコボコにしてしまう始末。
J1の上位戦線は今や「どこが首位に立つか」ではなく「どこが川崎を止めるか」になっていて、次節に予定されている3位名古屋との上位対決も制せばこの構図は当分続く形になるのではないでしょうか。
川崎の場合は、今年は4-1-2-3の新システムを取り入れてるとは言えども、戦術的な原則は連覇した時から、もっと言えば前任の風間八宏監督時代からベースはチームに植え付けられていて、かつ選手達も多くがそれを理解してプレーしているのは大きいですよね。そこに実績のある選手がアクセントとして、良い意味での「異物」として加わる事で更にその完成度を高めているというか。今年は交代枠が増えた事で、強力なプレーヤーをバシバシ途中から送り込める辺りもチームとしての強さを感じています。
…で、当面のキーポイントは「どこが川崎を止めるか」というところに集約されてくると思うんですが、次は上位陣について。
順位表を確認してみると…6位で並ぶFC東京とG大阪、この2チームと8位広島の間にちょっと勝点差が開きつつあるので、現段階での上位グループは川崎、C大阪、名古屋、浦和、柏、FC東京、G大阪の7チームで割とハッキリしてきた感はありますね。特に名古屋とG大阪は1試合少ない状態でこの位置につけている訳で。
傾向で言うなれば、今季は例年にも増して堅守タイプのチームが勝点を伸ばしていますね。上位進出の為に守備の安定は当然と言えば当然で今更言うほどの事でもないですけど、例年と比べてもそこに重きを置いているチームが上位を占める傾向は強くなっている気がします。
C大阪や柏なんかが典型ですが、今季はやはり連戦で夏場の中2日が当然になっているような状態である事も踏まえると、戦い方としてシンプルな戦法を採用する事で如何に省エネなサッカーをするかは一つのテーマにもなっていますね。特に柏の場合は「最悪オルンガに預けておけばいい」という開き直りオプションも持ち合わせているので、オルンガに何かが起こらなければここから更に勝点を伸ばして行けるのではないでしょうか。浦和も名古屋に2-6の惨敗を喫してからは自陣でブロックを組むリトリート的な側面が強くなっていますね。
これに対し明確に守備寄りというスタンスを示しているのではなく、攻撃型が守備型かという意味ではバランス型のようなポジションにいるのが名古屋とG大阪でしょうか。名古屋は今季、攻守のバランス的な意味では結構改善されているようにも見えますし、G大阪も危なっかしさを感じる試合ながらは多い割には組織としてはそんなに崩される事もなく、実はバランスの良い戦い方をしていたりもしています。名古屋の不安要素は近年の失速癖を拭えるかどうか、G大阪は最近はメンバーが固定されてきた感があるので、その中での選手のコンディション面でしょうか。今のチームで井手口陽介辺りが怪我したらちょっとシャレにならない事になりそうなんで…。
下位陣で言うと、現段階では予想以上に失速しているのは横浜FM、神戸、鹿島辺りでしょうか。
横浜FMについてはやはり昨季の時点でサッカーの完成度自体は高いんですけど、今季はそれが上手くハマる機会が減ってきていますね。多分連戦の中であのサッカーをする事自体が結構しんどかったりする…っていう部分はあるでしょうし、もう一つは開幕前に獲得した大量の新加入選手がチームにハマるかどうか、使えるかどうかの選別じゃないですけど、そこの試行錯誤の期間で少し上手くいかない状態が続いているようにも見えます。これがある程度整理されてきた夏以降はチームとしての完成度は高くなるとは思うんですけど、逆にそこからはACLも始まる訳で…。
神戸に関しては、今季は結構神戸ユース出身選手を中心に若手が台頭してきているので、どうしてもスタメンと控えの差に開きを感じてしまう現状から先…それこそACLが絡んでくる10月頃に彼らがどれくらい戦力としてのレベルが高まっているかはこの先を左右してくると思います。
鹿島については、そもそも鹿島としても今年は捨てる…と言えば言い過ぎですけど、位置付けとしては今季はそこまで上位じゃなくてもしゃーない…みたいな位置付けでしょう。最近はエヴェラウドが存在感を増してきて、やっぱり湘南や横浜FCにころっと負けたりするような脆さはあるものの、一時期に比べればポジティブな部分は増えてきています。
下位争い…本来なら残留争いとなるゾーンですが、それを利用して試したい事をとりあえず試そうとしている感があるのは清水、それから鳥栖ですね。清水はサッカーの内容というかチームスタイルの構築、鳥栖は思い切った若手起用など、降格の無い今年は無理に結果を求めるよりも数年後に優勝争いに食い込んでいく為のチーム作りを長い目で見てやろうとしている印象ですね。今年だからこそ出来るというか、好感を持てると言うと偉そうですけど、この辺りの方向性は面白いなーと。
後は…すごく雑に言いますけど、想像よりも横浜FCが頑張っている感。横浜FCのYouTubeチャンネルでキングカズが「前の時(2007年)は勢いだけでJ1に上がった感じがあったけど今回はちゃんとチームとして完成度を高めてJ1に来た」的な事を言ってましたが、確かにそれはしっくりくるくらいのパフォーマンスは見せていると思います。
まぁ、前述したように当面のポイントは「川崎をどこが止めるか」になるでしょうし、いくら強過ぎるとは言っても川崎が33連勝フィニッシュするとはさすがに思っていません。注目は「川崎をどこが止めるか」よりも「どこかが川崎を止めた後にどういう展開になるか」。今年のJリーグは川崎という存在を軸にストーリーが展開される事だけは確かっぽいです。
ナゲットのソースにポテト付けるの好き。
ではでは(´∀`)