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J1ラスト10試合!優勝争い・ACL&天皇杯出場圏内争い&最下位争いの展望とそれぞれの鍵を握る直接対決

今になってサブスク媒体の変更を考え始めてる。

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、Jリーグは先週に第24節が開催され、いよいよ残るはラスト10試合になりました!

 

…まぁ、今年は新型コロナウィルスの影響だったりACLの都合による変則日程の影響もあって、実際にちゃんと残り10試合のチームはそんなに多くないんですけども。でもとりあえず一区切りという事で、ここからいよいよ終盤戦が始まります!

 

 

で、今回はそんなJリーグの終盤戦の順位争いを展望していきたいと思います。

まずは10月30日時点でのJ1順位表から。

 

1位 川崎フロンターレ(65)

2位 ガンバ大阪(48)

2位 セレッソ大阪(48)※25試合

4位 FC東京(47)※28試合

5位 名古屋グランパス(45)※25試合

6位 鹿島アントラーズ(45)※26試合

7位 横浜F・マリノス(44)※29試合

8位 柏レイソル(40)※25試合

9位 浦和レッズ(40)※25試合

10位 サンフレッチェ広島(37)

11位 ヴィッセル神戸(36)※28試合

12位 大分トリニータ(29)

13位 北海道コンサドーレ札幌(27)※25試合

14位 横浜FC(24)

15位 サガン鳥栖(21)

16位 湘南ベルマーレ(14)

17位 清水エスパルス(13)

18位 ベガルタ仙台(13)

 

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10連勝を2回やるという異次元の成績を残すなど、21勝2分1敗という現実離れした戦績で首位を独走しているのは川崎。その他の流れとしては、序盤に上位を快走していたセレッソFC東京が少しペースダウンしてきた一方、第17節から8勝1分で一気に飛ばしてきたガンバが前節の結果でセレッソと同率の2位まで駆け上がってきました。下位争いを見ると、水曜日の試合で15試合未勝利という状況に陥った仙台が最下位に転落し、湘南と清水も低迷打破の兆しが見えてきません。

 

今シーズンは割と上位・中位・下位のグループ分けがくっきりしてきた感はありますね。今回は終盤戦のそれぞれのポイントに分けて考察していきます。

 

 

 

①優勝争い

対象チーム:川崎

 

いつもならこの時期に展望すべき主な事といえば優勝争いか残留争い。しかしコロナ禍に伴う特例措置として降格が免除された中で首位を川崎が独走し、もはや考察もクソもない状況になっています。

川崎がこの24試合で積み上げた勝点は65。2位のガンバが48なので実に17も現時点で差がついています。残り10試合で川崎とガンバが全勝したと仮定すると川崎の優勝決定は11月21日の大分戦となりますし、勿論川崎の結果次第ではもつれ込む可能性もある一方、ガンバやセレッソの結果次第ではより一層早まる可能性もある訳で。じゃあ「川崎が優勝を逃す条件」という側面で言うと、勝点差17をひっくり返す為にはガンバが6勝した上で川崎が1分5敗する事、得失点差も踏まえれば実質6敗する事はマストです。今の調子を踏まえれば残り10試合でガンバが6勝する可能性は普通にありますが、今の川崎が6敗する事が考えにくい……。

 

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優勝争いの鍵を握るゲーム

2020明示安田生命J1リーグ第29節

川崎フロンターレvsガンバ大阪

11月25日18:30@等々力陸上競技場

 

ガンバが今の調子を維持すれば1位2位直接対決がこのタイミングで実現しますが、川崎が最速で自力優勝が確定させられる可能性があるのはこの一つ前の大分戦である事を踏まえると、この試合が首位天王山と共に優勝決定戦となる可能性もあります。ガンバは似たような絶体絶命のシチュエーションで浦和を下して逆転優勝を果たした2014年のケースはあるけど…。

 

 

 

ACL&天皇杯出場圏内争い

対象チーム:G大阪C大阪FC東京名古屋鹿島浦和広島

 

優勝争いの行方がほぼ決まっている反面、大混戦になってきたのがACL天皇杯の出場圏内争いです。今季は2位までが天皇杯に出場できるので、天皇杯は川崎ともう一枠。そしてACL圏内は3位までですが、今季の天皇杯はJ1の1位2位とJFL以下の2チームが準決勝に出場する事を踏まえると、ACL圏内は3位までより4位までと捉えた方が自然でしょう。そうなってくると8位の柏、9位の浦和、10位広島にまで可能性は出てくるんじゃないでしょうか。一方、7位のマリノスに関しては勝点だけで見れば可能性があるようには見えますが、今季のACLの都合で他のチームより3〜5試合多いにも関わらず…ってところを考えるとマリノス天皇杯と来季ACLはほぼ無いと見ていいでしょう。これだけのチームが絡めば、その全チームが勝点を落とし続けるとは考えにくいですし。

可能性の上では8位柏〜10位広島にも可能性はあるとは言いましたが、現実的にACL圏内と天皇杯出場圏内を目論む事が出来るのは6位鹿島まででしょうか。この中で若干ペースダウン気味なのがセレッソFC東京で、特にFC東京は試合数の兼ね合いからちょっと難しい状況になってきています。じゃあ逆に今一番上り調子であるガンバはどうかと言うと、この完璧な流れで発生したアデミウソンの件がチームにどう影響するか……逆に言えば、ここからの2〜3試合でその影響が波及していない事を証明できたのなら、勢い的にも一枠はガンバで堅くなるのでは。単に私がガンバファンという事を抜きにしても。

上ではペースダウン気味と言いましたが、セレッソに関してはなんやかんやで極端に崩れる事は無いと思っていますし、最終的には4位以内には入ってくるだろうと見ています。一方でFC東京は少し厳しいかなと。そうなった時に、好不調の波が穏やかで着々と勝点を積み上げている名古屋は最後の一枠に滑り込んでくる可能性は結構高いのでは…というのが私の予想ですね。現段階でACLの4枠を予想しろと言われれば、個人的には川崎、ガンバ、セレッソ、名古屋…ってところでしょうか。

 

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ACL天皇杯出場権争いの鍵を握るゲーム

2020明治安田生命J1リーグ第25節

鹿島アントラーズvs名古屋グランパス

10月31日17:00@茨城県立カシマサッカースタジアム

 

サバイバルゲーム感は強くなりそうな上位対決です。上で述べたように、恐らく今年のACL出場圏内は事実上4位までとなる可能性が高い以上、この試合に勝てれば少なくとも4位以内の可能性はグッと高まるでしょう。勝てば少なくともFC東京は捉えられるという意味でも。

 

2020明治安田生命J1リーグ第26節

セレッソ大阪vsガンバ大阪

11月3日14:00@ヤンマースタジアム長居

 

大阪ダービーなので順位がどうあれ注目度は高いんですけど、実はガンバとセレッソがどっちも成功と呼べる順位でシーズンを終えたのって確か歴史上でも2005年と2010年だけだと思うんですよね。この事については後日ブログかも書きますが。その中でも、ちゃんと「上位直接対決!」という形でのダービーが実現したのは2010年と2017年くらいなんじゃないかと。ガンバかセレッソのどっちかは低迷している事の多かった近年のダービーですが、久々に順位表でもトップレベルの位置で戦えるんじゃないかと。

 

2020明治安田生命J1リーグ第27節

名古屋グランパスvsFC東京

11月15日19:00@豊田スタジアム

 

ACLの兼ね合いにより試合数が少なく、またACLの進展次第では最終節をBチームで戦わざるを得ないFC東京にとって、来季のACL…ましてや天皇杯に出ようと思うならここから先は全勝必須なレベルです。次節の川崎戦以降は10位以下のチームとの試合が多いFC東京ですが、唯一組まれた直接対決の名古屋戦を落とせばもうゲームオーバーと言っても差し支えないでしょう。逆に名古屋からすれば、これに勝てばまずとりあえずライバルを一つ蹴落とす事は出来る…死闘が期待できる試合ですね。

 

 

 

③最下位争い

対象チーム:湘南清水仙台

 

今季のテーマの一つは「降格が無い」という事。その為、各チーム新しい戦術に挑戦したり若手を積極登用したり……特に優勝やACL圏内がほぼ無くなったチームは、降格のない今季の間に試験的な事を含めた戦術や起用にトライしており、ある程度成績が低下するのは仕方ないくらいの形になっています。勿論それは今年だからこそ出来る事であって、ファンやサポーターもある程度織り込み済みで見ている方も多いでしょう。

…ただ、そんな方でも言いたいのは恐らく「それでも最下位は話が別」。現在、湘南と清水と仙台の3チームが15位鳥栖と切り離された形になっているので、最下位争いはこの3つに絞られました。3チームとも一向に低迷打破の糸口を掴めている状況ではなく……。この3チームの中なら、かろうじて少し状態が安定したかな、とも見えるのは湘南ですが……。

 

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最下位争いの鍵を握るゲーム

2020明治安田生命J1リーグ第33節

清水エスパルスvsベガルタ仙台

12月16日19:00@IAIスタジアム日本平

 

2020明治安田生命J1リーグ第34節

ベガルタ仙台vs湘南ベルマーレ

12月19日14:00@ユアテックスタジアム仙台

 

11月末には清水と湘南の直接対決も控えていますが、注目なのは仙台のラスト2試合がどちらも直接対決というポイント。最終的にどういう勝点状況でこの試合を迎えるかはわかりませんが、同時にこの3チームが劇的に回復しているとも予想しにくいので、なかなか大変な意味で見所のある試合になってしまうのでは。

 

 

 

では第25節の対戦カードを確認しておきましょう。

 

明治安田生命J1リーグ第25節

9月16日

19:00 ヴィッセル神戸0-1セレッソ大阪@ノエビアスタジアム神戸

9月30日

19:00 横浜F・マリノス1-1サガン鳥栖@ニッパツ三ツ沢球技場(9月30日)

10月31日

13:00 ベガルタ仙台vsサンフレッチェ広島@ユアテックスタジアム仙台

14:00 大分トリニータvs浦和レッズ@昭和電工ドーム

15:00 湘南ベルマーレvs横浜FC@Shonan BMWスタジアム平塚

16:00 柏レイソルvs清水エスパルス@三協フロンテア柏スタジアム

17:00 鹿島アントラーズvs名古屋グランパス@茨城県立カシマサッカースタジアム

18:00 川崎フロンターレvsFC東京@等々力陸上競技場

19:00 ガンバ大阪vs北海道コンサドーレ札幌@パナソニックスタジアム吹田

 

 

 

キックオフ時間のバランス美しすぎて笑う

ではでは(´∀`)