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久々の代表戦!日本代表vsカメルーン代表マッチプレビュー&カメルーン代表紹介&日本vsカメルーン過去の対戦データ〜

最近少しゴルフやってみたい感がある。

 

どーもこんばんは

 

ベイルリスペクト。

 

さてさて、実に10ヶ月ぶりの代表戦であるオランダ遠征のメンバーが迫ってきました!

 

 

 

まずは10月1日に発表された日本代表メンバーを確認していきましょう。

 

GK1 川島永嗣(RCストラスブール)

DF2 植田直通(セルクル・ブルッヘ)

DF3 室屋成(ハノーファー96)

MF4 中山雄太(PECズヴォレ)

MF6 遠藤航(VfBシュトゥットガルト)

MF7 柴崎岳(CDレガネス)

MF8 原口元気(ハノーファー96)

MF9 鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)

MF10 南野拓実(リバプール)

MF11 堂安律(アルミニア・ビーレフェルト)

GK12 権田修一(ポルティモネンセSC)

DF13 板倉滉(FCフローニンゲン)

MF14 伊東純也(KRCヘンク)

FW15 大迫勇也(ヴェルダー・ブレーメン)

DF16 冨安健洋(ボローニャ)

MF17 久保建英(ビジャレアルCF)

DF19 酒井宏樹(オリンピック・マルセイユ)

DF20 安西幸輝(ポルティモネンセSC)

DF21 菅原由勢(AZアルクマール)

DF22 吉田麻也(UCサンプドリア)

GK23 シュミット・ダニエル(シントトロイデンVV)

FW24 鈴木武蔵(KベールスホットVA)

MF25 三好康児(ロイヤル・アントワープFC)

 

 

今回は新型コロナウィルスによる入国制限で、欧州から日本に帰国した際は2週間の隔離措置がとられる(=Jリーグを余計に欠場する事になる)為、招集メンバーは全員欧州でプレーする選手のみ、オール海外組という事になりました。オランダの入国制限の事情からロシアのFCロストフでプレーする橋本拳人は選外になりましたが、今夏に海外移籍を果たした室屋と鈴木、夏に新天地を求めた柴崎、堂安、久保も順当に招集。初招集となるのは菅原のみで、中山、三好の2人は昨年6月のコパ・アメリカ2019以来の代表復帰です。

 

 

という訳で、日本代表は10月9日21:00(日本時間)からカメルーン、10月13日23:45(日本時間)からコートジボワールとアフリカの強豪との2連戦に挑みます。

今回はカメルーン戦直前企画。日本vsカメルーンのマッチレビューとして、日本代表のポイントとカメルーン代表の簡単な紹介、そして過去の日本vsカメルーンをいくつか振り返っていきたいと思います。

 

 

 

MATCH PREVIEW

国際親善試合

日本代表vsカメルーン代表

10月9日21:00(日本時間)@スタディオン・ハルヘンワールト(オランダ、ユトレヒト)

 

まずは何と言っても久々の代表戦という事が単純に楽しみなポイントなのは言うまでもありません。特に海外に移籍してからは日本代表に加わる機会が無かった菅原や三好にとっては成長を見せつける事の出来る舞台となるでしょう。長友佑都が体調不良で離脱となったのは残念ですが、実質固定されていた長友のポジションに誰が入るのか。菅原や安西をそのまま組み込むのか、或いは冨安、遠藤、中山辺りをスライドさせるのか。今回は中島翔哉が招集されていませんし、大迫もコートジボワール戦は出られないという事で、戦い方や選手起用の幅を探るのが一つのポイントになるのでは。

また、森保ジャパンになってから、東京五輪世代を中心にしたコパ・アメリカを除けばアジア以外のチームと日本国外で対戦するのは初めて。更にアフリカ勢との対戦も森保ジャパンでは初ですし、ロシアW杯のセネガル戦以来になります。アフリカ特有のリズムとどう渡り合うのか、非常に楽しみですね。

 

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予想としてはこんな感じ。あくまで予想ですが、前述のように所属クラブとの協議の結果、大迫がコートジボワール戦に出られない事を踏まえるとカメルーン戦で従来の形のテストを、コートジボワール戦で新戦力しかり3バックしかりを試してくる形になるのかなぁと。

 

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試合会場MEMO

 

スタディオン・ハルヘンワールト

 

場所:オランダ、ユトレヒト

開場:1936年

改修:2004年

収容人数:23750人

主な使用チーム:FCユトレヒト

 

1930年代までこの地は長らく農地だったが、当時はヨーロッパ全土に第二次世界大戦の影が忍び寄っていた事もあり「有事の際には国防の拠点としたい」というオランダ国防省の目論みもあって建設された。2004年に大規模な改修が行われ、現在ではイングランドを中心にノエビアスタジアム神戸など世界に拡がりつつあるハイブリッド芝「グラスマスター」が導入されている。

1970年以降はオランダ、エールディビジFCユトレヒトが本拠地として使用している。日本人選手では藤田俊哉高木善朗がここでプレー。また、2009年には岡田武史監督率いる日本代表がガーナ代表と対戦。一時は1-3と2点のビハインドを追ったが、78分から5分間で3得点を奪って4-3で逆転勝利を飾った。

 

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カメルーン代表MEMO

 

監督:トニ・コンセイソン

W杯最高成績:ベスト8(1990年イタリアW杯)

直近のW杯成績:グループステージ敗退(2014年ブラジルW杯)

 

個人的な見解ですけど、アフリカ勢なら例えばエジプトやセネガルが少しヨーロッパ的なサッカーをしてくるのに対して、カメルーン(とナイジェリア)は結構「THE・アフリカ!」って感じがするチームですね。過去の名選手といえば、W杯の最年長得点記録を持つロジェ・ミラガンバ大阪での活躍が印象的なパトリック・エムボマ、そしてFCバルセロナインテル・ミラノのエースとしてUEFAチャンピオンズリーグを3度制したサミュエル・エトー……色んなスターを出していますね。チームの歴史としては1990年イタリアW杯で前回王者だったアルゼンチンを開幕戦で下す、アフリカ勢として初めてベスト8まで進むなどの快進撃を見せたり、エムボマエトーを擁してシドニー五輪で金メダルを獲得したり、20年前くらいはアフリカ最強といえばカメルーンみたいなところがありましたね。しかし近年では南アフリカW杯、ブラジルW杯で共に3連敗に終わり、ロシアW杯に至っては出場圏も逃すなど不振がち。それでもビッグクラブへの移籍も囁かれるGKアンドレ・オナナ(アヤックス)、8月のチャンピオンズリーグでの活躍が印象的なカール・トコ・エカンビを筆頭に主にフランス、ベルギーのリーグに所属する選手が多く招集されており、アジア2次予選が続いていた日本にとっても戦い甲斐のある相手には間違いありません。

カメルーン代表が日本で大きなトピックになったのは2002年日韓W杯の時です。カメルーンはW杯に向けたキャンプ地に大分県の小さな村である中津江村(当時)を選んだ時点から注目が集まっていましたが、加えてカメルーンの大幅な到着の遅れが重なって中津江村と当時の坂本休村長は一躍時の人に。その後、代表選手と村民の交流などが多くほっこりニュースとして報じられた事で「中津江村」は2002年の流行語大賞にまで選ばれ、その後も交流が続くようになるなど日本とのゆかりもある代表チームだったりします。歴代監督にヴァレリーニポムニシ(元サンフレッチェ広島監督)、フォルカー・フィンケ(元浦和レッズ監督)がいたり。

一方で、協会と現場、監督と選手、或いは選手同士での対立が表面化する事が多いというアフリカの代表チームあるあるの代表格とも言えるチームでもあり、W杯直前にボーナスで揉めて空港から出ないのはもはやW杯の風物詩(前述の中津江村到着が遅れたのもそれが大きな要因)。ブラジルW杯のクロアチア戦ではDFブノワ・アス・エコトが試合中にも関わらずチームメイトのバンジャマン・ムカンジョに頭突きを見舞うなんて事件も起こり……。

 

 

 

日本代表vsカメルーン代表、過去の名勝負

 

2001 FIFAコンフェデレーションズカップ日韓大会グループB第2戦

カメルーン0-2日本

2001年6月2日19:30@新潟スタジアム

日本得点者:鈴木隆行(8分、65分)

 

 

GK1 川口能活(横浜F・マリノス)

DF2 上村健一(サンフレッチェ広島)

DF3 松田直樹(横浜F・マリノス)

DF4 森岡隆三(清水エスパルス)

MF5 稲本潤一(ガンバ大阪)

MF6 服部年宏(ジュビロ磐田)

MF7 中田英寿(ASローマ)

MF8 森島寛晃(セレッソ大阪)

FW9 西澤明訓(RCDエスパニョール)

MF10 三浦淳宏(東京ヴェルディ1969)

FW11 中山雅史(ジュビロ磐田)

GK12 楢崎正剛(名古屋グランパスエイト)

FW13 山下芳樹(アビスパ福岡)

MF14 伊東輝悦(清水エスパルス)

MF15 藤田俊哉(ジュビロ磐田)

DF16 中田浩二(鹿島アントラーズ)

MF17 明神智和(柏レイソル)

MF18 戸田和幸(清水エスパルス)

FW19 久保竜彦(サンフレッチェ広島)

DF20 波戸康広(横浜F・マリノス)

MF21 小野伸二(浦和レッズ)

FW22 鈴木隆行(鹿島アントラーズ)

GK23 都築龍太(ガンバ大阪)

監督 フィリップ・トルシエ

 

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自国開催となったコンフェデ杯に挑むトルシエジャパンだったが大会前から怪我人が非常に多く、メンバーを発表してからも柳沢敦奥大介高原直泰中澤佑二が立て続けに離脱。それぞれ追加招集選手を呼ぶ事になるのだが、予想外だったのはDF中澤の代替選手にも関わらずFW鈴木隆行を招集した事だった。当時コーチを務めていた山本昌邦氏の著書では、これはスタッフサイドも鈴木(及び鹿島)サイドにとっても寝耳に水に近い招集だったという。

初戦のカナダ戦に勝利し、勝てばグループステージ突破が決まる試合。トルシエ監督はアフリカの選手に対してフィジカルで対抗できる選手として鈴木を抜擢するが、ここで鈴木は起用に120点で応える2ゴールを挙げて勝利に導いた。この年の4月に代表デビューしたばかりの鈴木だが、この試合を機に代表に定着。2002年の日韓W杯では全試合に出場し、初戦のベルギー戦では日本サッカー史に残るゴールを決めた。ちなみに、カメルーンの2トップはエムボマエトーの組み合わせという非常にロマンのある……。

 

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キリンチャレンジカップ2003-Go for 2006!-

日本0-0カメルーン

2003年11月19日19:20@大分スポーツ公園総合競技場ビッグアイ

 

GK1 楢崎正剛(名古屋グランパスエイト)

DF2 山田暢久(浦和レッドダイヤモンズ)

DF3 坪井慶介(浦和レッドダイヤモンズ)

DF4 永田充(柏レイソル)

DF5 宮本恒靖(ガンバ大阪)

MF6 稲本潤一(フルアム)

MF7 中田英寿(パルマFC)

FW9 高原直泰(ハンブルガーSV)

MF10 藤田俊哉(FCユトレヒト)

FW11 鈴木隆行(ヒュースデン・ゾルダー)

GK12 都築龍太(浦和レッドダイヤモンズ)

FW13 柳沢敦(UCサンプドリア)

DF14 三都主アレサンドロ(清水エスパルス)

MF15 福西崇史(ジュビロ磐田)

DF16 三浦淳宏(東京ヴェルディ1969)

MF17 山田卓也(東京ヴェルディ1969)

MF18 小野伸二(フェイエノールト)

MF19 遠藤保仁(ガンバ大阪)

FW20 大久保嘉人(セレッソ大阪)

DF21 加地亮(FC東京)

GK23 土肥洋一(FC東京)

監督 ジーコ

 

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キリンチャレンジカップ2007〜ALL FOR 2010!〜

日本2-0カメルーン

2007年8月22日18:31@丸石石油ドーム

日本得点者:田中マルクス闘莉王(25分)、山瀬功治(89分)

 

GK1 川口能活(ジュビロ磐田)

MF2 今野泰幸(FC東京)

DF3 駒野友一(サンフレッチェ広島)

DF4 田中マルクス闘莉王(浦和レッドダイヤモンズ)

MF6 阿部勇樹(浦和レッドダイヤモンズ)

MF7 遠藤保仁(ガンバ大阪)

MF8 橋本英郎(ガンバ大阪)

FW9 高松大樹(大分トリニータ)

MF10 山瀬功治(横浜F・マリノス)

FW11 佐藤寿人(サンフレッチェ広島)

FW12 前田遼一(ジュビロ磐田)

MF13 鈴木啓太(浦和レッドダイヤモンズ)

MF14 中村憲剛(川崎フロンターレ)

FW15 田中達也(浦和レッドダイヤモンズ)

FW16 大久保嘉人(ヴィッセル神戸)

GK18 楢崎正剛(名古屋グランパスエイト)

DF21 加地亮(ガンバ大阪)

DF22 中澤佑二(横浜F・マリノス)

監督 イビチャ・オシム

 

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2010 FIFAワールドカップ南アフリカ大会グループE第1戦

日本1-0カメルーン

2010年6月14日16:00@フリー・ステイト・スタジアム

日本得点者:本田圭佑(39分)

 

 

GK1 楢崎正剛(名古屋グランパス)

MF2 阿部勇樹(浦和レッズ)

DF3 駒野友一(ジュビロ磐田)

DF4 田中マルクス闘莉王(浦和レッズ)

DF5 長友佑都(FC東京)

DF6 内田篤人(鹿島アントラーズ)

MF7 遠藤保仁(ガンバ大阪)

MF8 松井大輔(グルノーブルFC)

FW9 岡崎慎司(清水エスパルス)

MF10 中村俊輔(横浜F・マリノス)

FW11 玉田圭司(名古屋グランパス)

FW12 矢野貴章(アルビレックス新潟)

DF13 岩政大樹(鹿島アントラーズ)

MF14 中村憲剛(川崎フロンターレ)

DF15 今野泰幸(FC東京)

FW16 大久保嘉人(ヴィッセル神戸)

MF17 長谷部誠(VfLヴォルフスブルク)

MF18 本田圭佑(CSKAモスクワ)

FW19 森本貴幸(カターニャ)

MF20 稲本潤一(川崎フロンターレ)

GK21 川島永嗣(川崎フロンターレ)

DF22 中澤佑二(横浜F・マリノス)

GK23 川口能活(ジュビロ磐田)

監督 岡田武史

 

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今となってはまさしくこの試合が日本サッカーの運命を分けた試合だった。南アフリカW杯以降、W杯メンバーを中心に多くの選手が海外挑戦を果たして代表の躍進にも繋がったが、もし仮にこの試合に敗れていたらその後の歴史はかなり違ったものになったと思う。単に大会前の日本代表が不振……というだけでなく、成績以上の閉塞感が当時は漂っていた。それぐらい日本代表、そして日本サッカーは難しい時代に突入していた。

試合内容については今さら深く語るまでもない。直前でのキャプテンとフォーメーションの変更、絶対的なレギュラーだった中村俊輔楢崎正剛が外れるなどドラスティックな改革を経て迎えた初戦の39分、松井大輔の左足クロスから本田圭佑が合わせるゴールは本田がベンチに駆け寄るところまでタマシイレボリューションのBGM付きで一瞬で脳内再生出来るだろう。

 

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08-09のアンリ-エトー-メッシほんと好き。

ではでは(´∀`)