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三笘無双〜明治安田生命J1リーグ第30節 前倒し分 川崎フロンターレvs横浜F・マリノス マッチレビュー〜

去年の今頃はGLAY行ってたのね。

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第30節前倒し分、川崎フロンターレvs横浜F・マリノスの一戦です。

 

 

 

全てがイレギュラーだった今シーズンもいよいよ終わりに近づいています。そんな中、このタイミングで神奈川ダービーが実現しました。

今日はG大阪C大阪の試合がないので、川崎はこの試合で勝利すれば無条件に優勝決定にに王手がかかります。シーズンを通して川崎が圧倒的優位と呼べる成績を維持し続けている事には変わりありませんが、それでも今日の相手はディフェンディングチャンピオンマリノスマリノスにとってはACLで川崎に行く前の最後の試合です。マリノスからすれば川崎を叩いて良い流れでカタールに乗り込みたいところでしょう。去年は同じ等々力での同じカードでマリノスが優勝に王手をかけましたが、果たして今宵は…?

両チームスタメンです。

 

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川崎は基本システムの4-1-2-3。基本的にはターンオーバー制で運用しているチームではありますが今日は家長昭博が外れて、代わりに怪我から復帰して第7節以来の先発となる長谷川竜也がスタメンに入っています。

ACLの関係上、おそらくこれが事実上の最終戦とも形容できるマリノスは現状でのベストと思われるメンバーを起用してきました。

 

 

本日の会場は神奈川県川崎市等々力陸上競技場です。

今日の試合ではマリノス「Paint it Blue」をスローガンに、株式会社アラクスが制作したオリジナルマスクがホーム側の来場者全員に配布されるとのこと。マスクケースがプレゼントされるのはちょいちょい聞きますが、マスク自体をプレゼントというのはなかなかレアですね。

 

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前半はどちらかと言えばマリノスがボールを保持し、やや川崎陣内に押し込む形で試合を進めていきます。川崎はボールを持とうにもマリノスの激しいプレッシングの前に苦しみなかなか攻めに転じる事が出来ません。マリノスも決定的なチャンスこそ作れていたわけでないものの、川崎のカウンターにも畠中槙之輔を中心にしっかり対処。

 

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しかしそこは圧倒的な戦績を誇る川崎なだけあって、徐々にファストアタック志向の戦い方にシフトして試合のペースを取り戻し始めていきます。谷川竜也や齋藤学といったアタッカーの個性が活き始めると40分、田中碧が自陣から放り込んだロングボールに齋藤が畠中を振り切って抜け出すと、飛び出してきたGK高丘陽平ペナルティエリア外で意図的に手を使ったとして一発退場。直後のフリーキックは途中出場のGKオビ・パウエルオビンナの好セーブで防ぎましたが、マリノスにとっては計算外の展開が訪れて前半を終えます。

 

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後半開始から川崎は田中、長谷川を下げて大島僚太、そして三笘薫を投入。齋藤を右サイドにスライドさせます。するとすぐの53分、齋藤が右サイドをぶっちぎって抉ってクロスを上げると、ファーサイドでこれを受けた三笘が折り返したボールが扇原貴宏に当たって再び三笘へ。これを今度は自らゴールに流し込んで川崎が先制します。

 

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数的不利かつビハインドを背負う事になったマリノスでしたが、ここでアンジェ・ポステコグルー監督は喜田拓也を下げて天野純を投入。すると59分、今度はマリノスが意地を見せました。ティーラトンのコーナーキックを畠中が頭で合わせてマリノスが同点弾。試合は振り出しに戻ります。

 

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ここからは凄まじく白熱した攻防戦が繰り広げられます。試合としては数的優位でもある川崎が支配をする形にはなりましたが、再三に渡る川崎の決定機はことごとくGKオビのファインセーブによって阻まれていきます。マリノスもただただ受けっぱなしというわけでもなく、数的不利になってからエリキとジュニオール・サントスの2トップの形にすると75分、松原健のロングスルーパスに抜け出したジュニオール・サントスが登里享平を弾き飛ばして右サイドを突破。折り返しにドフリーのエリキが合わせますが……シュートは僅かに枠の外。

 

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川崎は65分に小林悠と旗手怜央、82分に中村憲剛マリノスは82分に高野遼仲川輝人、渡辺皓太を投入して勝負に出ます。遂に均衡が破れたのはアディショナルタイムに入る直前でした。右サイドから旗手がクロスを入れると、これがエリア内でマリノスDFの混乱を誘って最後は前線に残っていたジェジエウが粘りで押し込んで川崎が勝ち越し!

 

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得点直後、マリノスの仲川がチャンスを迎えましたがゴール直後のジェジエウが高い集中力でカバー。直後に獲得したPKは小林のキックをまたしてもオビに阻まれたものの、ラストワンプレーには自陣で登里がブロックしたボールを拾った三笘が圧巻としか言いようのない単独カウンターを開始。自陣からクソ長い距離を独走し、渡辺とチアゴ・マルチンスをぶち抜いて最後は前線に畠中を引きつけて中央へパス。小林がこれを今度は冷静に流し込んで勝負を決定付けて試合終了!3-1で勝利した川崎が優勝に王手をかけました。

 

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いやぁ…面白かった。見応えのある戦いでしたね。マリノスも一人少ない事を感じさせないほどの粘り強さと攻撃力を見せて、やはり昨年の王者たる所以を見せてはくれましたが……やはり今の川崎の圧倒的な力、ちゃんとチーム戦術に基づいたタレント力が一気に押し寄せてきた感じでした。去年の王者vs恐らく今年の王者の試合に相応しい試合だったと思います。オビも緊急出場ながら圧巻のパフォーマンスを見せましたね。マリノスACL頑張ってきてください!

 

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【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

2020年11月18日

第30節 川崎フロンターレ3-1横浜F・マリノス

第31節 ヴィッセル神戸0-1浦和レッズ

第32節 ベガルタ仙台2-2FC東京

 

1位 川崎フロンターレ(72)※1

2位 ガンバ大阪(55)※1

3位 名古屋グランパス(52)※2

4位 FC東京(51)※3

5位 セレッソ大阪(49)※4

6位 鹿島アントラーズ(49)※2

7位 横浜F・マリノス(47)※5

8位 浦和レッズ(45)※2

9位 サンフレッチェ広島(43)※1

10位 柏レイソル(41)※6

11位 ヴィッセル神戸(36)※5

12位 大分トリニータ(33)※6

13位 北海道コンサドーレ札幌(31)※2

14位 横浜FC(28)※1

15位 サガン鳥栖(26)※4

16位 湘南ベルマーレ(23)※4

17位 清水エスパルス(20)※4

18位 ベガルタ仙台(18)※1

 

※1 28試合消化

※2 29試合消化

※3 32試合消化

※4 27試合消化

※5 33試合消化

※6 26試合消化

 

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今日はACLに出場する3チームがACL前最後の試合を行いましたが、この3チームにとってはいずれも悔しい結果となりました。

神戸はホーム最終戦となった浦和戦でターンオーバー的なメンバーで試合に挑んだものの終盤の失点で5連敗。3戦連続で完封負けを喫しており、ACLが不安になる船出となってしまいました。

FC東京は最下位仙台との対戦でしたが、2度のリードを奪いながら2度追いつかれて2-2の引き分け。FC東京はここからG大阪が勝点2、名古屋が勝点5を獲得した時点で3位以内の可能性が消滅します。

 

 

全部書いた後で1回全部消えたんだよね。

ではでは(´∀`)