あああああ牡蠣食いたああああい
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはプレミアリーグ第19節、フラムFCvsチェルシーの一戦です。
序盤苦しんだマンチェスター勢が復調している一方、ここに来てスランプに陥り始めたのがフランク・ランパード監督率いるチェルシーです。序盤は悪くなかったものの、12月以降の成績は2勝1分4敗でここ3試合未勝利。順位も9位まで落としており、開幕前に大型補強を敢行した背景とチェルシーあるあるに照らし合わせるとランパード監督にとっても気が気でない常態になってきました。
一方、クラブ内で新型コロナウィルス感染者が複数出るなど逆境にありながらも、18位に沈むフラムは5試合連続ドローと粘りを見せています。勝てていないと言えば勝てていませんが、5試合の中にはリバプールとトッテナムが含まれている事も思えば十分な成果でしょう。情勢に揺れるロンドンダービーを制するのはどちらでしょうか。
両チームスタメンです。
本日の会場はイングランド、ロンドンのクレイヴン・コテージです。
赤煉瓦を用いて1905年に完成され、スタジアムそのものが指定建造物にも指定されているクレイヴン・コテージは現在はスタンドの一部の改修工事と並行しながらの試合開催となります。ちなみに2011年、このスタジアムに突如マイケル・ジャクソンの銅像が建立され、その理由が当時の会長と親交があったという極めて個人的な理由だった事から「謎のMJ像」と言われていました(2013年に会長交代と共に撤去)。
当初の予想通り、フラムはリバプールやトッテナムにもそうしたようにガッチリとブロックを組んでチェルシーを迎えた為、チェルシーの支配率は常に70%近い数字をキープし続けていきます。しかし同時に、ここ数試合で引き分けに持ち込めている事でブロック構築が形になり、プレッシングに転じる切り替えまで確立されてきているフラムの前にシュートチャンスをほとんど作れず、惜しいシーンといえばメイソン・マウントのシュートかCKからアントニオ・リュティガーのヘッドがGKアルフォンス・アレオラの好セーブに遭ったくらい。
逆に41分にはフラムがロングカウンターで左サイドを抜け出し、ワイドかつスピードのあるカウンターを仕掛けて決定機を創出。イヴァン・カヴァレイロのシュートがヒットしなかった事もあって失点は回避しましたが、チェルシーにとっては実に嫌や流れに。しかし、フラムにとってのプラン通りの流れに傾いたかと思うと、44分にアントニー・ロビンソンのセサル・アスピリクエタに対するタックルが一発退場と判定されます。フラムは後半を一人少ない状態で戦うことに。
当然ながらフラムは更に重心を下げざるを得ない形になります。ただ、そのブロックもまた非常に低い位置で強固に築いた事でチェルシーも攻めあぐね、もはや戦術どうこうではなく押すチェルシーか引くフラムのどちらかが押し切れるかという事に。一度フラムが惜しいシーンを作った以外は完全にハーフコートゲームとなり、チェルシーの支配率は一時85%にも登りましたが、それでも尚、ゴールどころか決定的なチャンスを作る事すら出来ません。
チェルシーは65分にタミー・エイブラハム、75分にハドソン・オドイとティモ・ヴェルナーを投入。両サイドバックも完全に攻撃のポジションとなった状態で猛攻を仕掛けると、遂に均衡が破れたのは78分、右から左へ、左から中へと揺さぶった攻撃がこぼれたところを最後はマウントが叩き込んでようやくチェルシー先制!
追い詰められたフラムはジョシュア・オノマー、アブバカル・カマラ、ジョー・ブライアンを立て続けにピッチに送り込んで最後の反撃に出ます。しかし試合展開の影響もあって反撃の力にも限界はあり、試合はそのまま終了。フラムの連続ドローは5で止まると共に、チェルシーが4試合ぶりとなる勝利を手にしました。
スタッツだけ見れば前後半ともにチェルシーが圧倒していたように見えますが、ゲームプランやチームとしての狙いで見ると、自分達のペースに相手を嵌め込む事が出来ていたのは間違いなくフラムの方でした。あの退場が無ければ…。フラムとしては惜しまれるけど責められない敗戦だったと思います。
チェルシーに関しては、この試合はとにかく勝点3が必要なゲームでした。チェルシーとしてもあれだけ固められたらさすがに崩すのは難しいでしょうし、そこは力技で何とかこじ開けられたのは、少なくとも重圧からの解放という面では大きかったと思います。
死ぬまでにチェルシーランパードvsリバプールジェラード見てみたい。
ではでは(´∀`)