じゃじゅじょ。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはイングランド・プレミアリーグ第25節、アーセナルvsマンチェスター・シティの一戦です。
ここにきて異常なまでの調子の良さを見せ始めたシティ。リーグ戦での連勝は12連勝にまで伸びており、失速しつつあるマンチェスター・ユナイテッドやリバプールを一気に引き離しにかかっています。対するアーセナルは年明け頃に復調の気配が見えたものの再び不調に突入。とはいえ、欧州カップ戦出場権確保の為には一つの引き分けさえ致命傷です。
状態が対照的な名門同士の対戦。長らくシティで、ペップ・グアルディオラ監督の下でコーチを務めたアーセナルのミケル・アルテタ監督にとっては最高の状態の師への挑戦となります。
両チームスタメンです。
本日の会場はイングランド、ロンドンのエミレーツ・スタジアムです。
会場当時からネーミングライツが導入されていた事もあって、日本のサッカーファン的には「エミレーツ」といえば航空会社よりこのスタジアムを思い浮かべる方も多いのでは。エミレーツ航空といえばアーセナルのみならず、レアル・マドリードやACミランの胸スポンサーも務めるUAEの航空会社ですが、今日の対戦相手であるシティはUAEの王族がオーナーのチームで、胸スポンサーとスタジアムの命名権を持つのは同じUAEのエティハド航空。UAE航空ダービーの開幕です。
試合はいきなり動きます。一気に右サイドにサイドチェンジすると、リヤド・マフレズが巧みなボールタッチでDFを翻弄してタイミングをずらし、その瞬間に上げたクロスにラヒーム・スターリングが頭で合わせて2分の時点でシティ先制。
その後もシティが圧倒的にゲームを支配する時間が続きます。ケヴィン・デ・ブライネとベルナルド・シウバが良い距離感でポジションチェンジを繰り返しつつ、イルカイ・ギュンドアンが良いタイミングで顔を出す…真ん中3枚の絶妙なコンビネーションもあって畳み掛けるように攻め立てました。
一方、なんとかそのラッシュを抑え切ったアーセナルも、サイドの選手を軸にしたカウンター主体の戦い方にシフトしてからはサイドから何度かチャンスも作れるようになり、開始20分くらいの展開を見る分にはアーセナルもそれなりに対応してきた…みたいな形で前半を終えます。
後半は前半以上にシティが凄みを発揮します。ゴールには至らなかったものの、48分にはデ・ブライネのループシュートが僅かに枠の上。56分にはスターリングのパスを受けた絶好調ギュンドアンのシュートがGKベルント・レノに阻まれたゴールならず。その後もジョアン・カンセロが決定的なシーンを迎えるなど、シティ優勢の時間は長く続きます。
アーセナルも守備陣はシティ相手に粘り強く対応した事で、これまでのようなゴールラッシュのような展開にはさせませんでしたが、シティはシティでそこまでゴールラッシュを叩き出す事が第一目標ではないだけで、アーセナルが出てこないならゆっくりパスを回してポゼッションを高めて…というような形に。ある程度の時間に入るとシティは完全に試合をクローズしにかかり、試合はそのままシティが1-0で手堅く勝利し、13連勝を飾りました。
アーセナルも全体的によく粘ったといえばよく粘ったんですけど、スコアが1-0だったからこそより一層シティの凄みみたいなものが強調された気がします。ちょっと何というか、完全に別次元に行ってしまってるというか……。はたして今日のアーセナルに、あれ以上なす術はあったのだろうかと思うほどに。シティのこの連勝というか好調が最後まで続くのか、或いは一つ負けたらブーストが止まるのかはわかりませんが、少なくとも別格としか言えない試合でした。
何を思って今回の冒頭を書いたのか。
ではでは(´∀`)