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2-0を上手く活かして〜AFCチャンピオンズリーグ2022グループH第4節 横浜F・マリノスvsシドニーFC マッチレビュー〜

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なんか色々うまいこと重なってミスチル行けねえかな…

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューAFCチャンピオンズリーグ2022グループH第4節、横浜F・マリノスvsシドニーFCの一戦です。

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

ACLも後半戦になりました。

残り4試合、1位しかグループステージ突破の保証はないレギュレーションだけにここからの1勝、或いは1敗は尋常じゃなく大きな意味を持ちます。

 

 

中国勢がこういう事情になった今、最も過酷なグループはどこ?と聞けば誰もがこのグループHを挙げる事でしょう。マリノス全北現代シドニーFC、開催国でホームアドバンテージを持つホアンアイン・ザライ…この4チームで、1位しか決勝トーナメントが約束されないという状況は相当しんどいと思います。

現在の状況としては1位全北と2位マリノスが抜けている状態ではありますが、今日もし、シドニーマリノスに勝とうものなら状況はより一層カオスになります。第2節で全北に敗れた事で2位という立場になっているマリノスにとっては、最終節に自力で首位をまくれる立場は常にキープしておかなければなりません。

ケヴィン・マスカット監督にとっては母国チームとの対戦でもあり、彼がメルボルン・ビクトリーの監督を務めていた頃に何度も鎬を削りあったライバルとの一戦。グループステージとしての重要性はもちろん、因縁という意味でも強い2連戦となりました。第1ラウンドは終盤のゴールでマリノスが勝利。果たして今日は…?

両チームスタメンです。

 

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中2日で同じ対戦相手との戦いという事もあって、前回の対戦からシドニーは8人、マリノスに至ってはGK高丘陽平以外、要はフィールドプレーヤーは全員入れ替えてきました。そんな中でボランチに入った山根陸はACL初出場となります。

オーストラリア屈指の強豪ともあってオーストラリア代表経験者、それこそマリノスの前任監督であるアンジェ・ポステコグルー監督が率いていた時代のオーストラリア代表でプレーした選手も多く顔を揃えるシドニー。FWに入ったニュージーランド代表のコスタ・バルバルセスとマスカット監督は共にメルボルン・ビクトリーの黄金期を築き上げた師弟関係で、2014年のACLマリノスメルボルン・Vが対戦した際には決勝点も挙げた選手で、監督のスティーブ・コリカ監督は広島でのプレー経験もあります。

ちなみに前回の対戦もそうですが、マリノスシドニーもお互いに2ndユニフォームを着用して戦う事になりました。

 

本日の会場はベトナムホーチミンのトンニャット・スタジアムです。

普段はホーチミン・シティFCや松井大輔らが所属したサイゴンFCがホームスタジアムとして使用するスタジアムで、今大会はブリーラムジョホールバルのように1都市2会場で大会を開催する都市もありますが、ホーチミン開催分のグループHでは全6試合をこのトンニャット・スタジアムで行われます。

なでしこジャパンが初優勝を飾った2014年大会など、過去に2度AFC女子アジアカップを開催しているスタジアムで、AFCでは女子の世代別の国際大会の会場にも度々なっているスタジアムです。

 

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ベトナムという高温多湿での過密日程もあり、ややマリノスらしいアタッキングフットボールを発揮できない試合が続く中での試合でしたが、今日は序盤からシドニーに対して押し込む展開を続けて一気に試合のペースを握ります。6分、左からのCKは一度は弾かれるも、キッカーの水沼宏太が再び左サイドでボールを受けると實藤友紀がこれに合わせてマリノス先制!

更に11分にも、今度は右から松原健がマイナスに入れたクロスに対し、西村拓真が上手く相手DFをかわして放ったシュートが決まってマリノスが立て続けに2点を奪います。

 

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開始早々はいくつかシドニーに攻めの形を作られかける部分はあったとて、先制点を奪ってからはマリノスペースというか、マリノスがゆとりと落ち着きを持って試合を進められるようになっていきます。ディフェンスラインからボールを回し、シドニーもこのコンディションも影響してか深くはボールを追ってこなかったので、特にヒヤリとする事もなく自分達のペースでゲームを進められていました。前半はマリノスの2点リードで終了。

 

 

ですが後半開始早々、西村が決定的な機会を逃した直後辺りから試合の流れは変わり始めました。57分にはマリノスのビルドアップのミスからうまく抜け出したバルバルセスがGK高丘陽平と1対1というこの日最大のピンチを迎えましたが、バルバルセスがパスの判断をした事がマリノスには有利に働いて難を逃れます。しかしその直後にも抜け出したパトリック・ヤズベクも決定的なシーンを迎え、暑さと疲労に加え、後半からシドニーがギアを上げた事に苦しみ、マリノスはミスとピンチが増え始めていきました。

そんな中で64分には得点機会阻止の判定により角田涼太朗が退場。マリノスは残り時間を10人で戦う事態に。

 

10人になった事でマリノスはかなり劣勢な展開となり、前半とは逆の試合展開になりました。それでも角田の退場直後に投入された畠中槙之輔を中心に最後のところは許さずに耐え切ると87分、途中出場の藤田譲瑠チマの縦パスにオーバーラップで抜け出した岩田智輝の折り返しにアンデルソン・ロペスが詰めてトドメの一発!

 

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3点目で息を吹き返したような格好になったマリノスは、3点目に至るまでの数十分よりイキイキした姿を残り時間で見せ、試合はそのまま終了。マリノス、グループステージ突破に向けて大きな一勝です!

 

 

 

良い時間に確実に点を取っておく事の重要性は改めて感じる試合でしたね。マリノスアタッキングサードまでぐっと押し込めた開始15分できっちり先制するだけでもノルマとしては十分なんですが、そこで2点を取り切れた事が大きなポイントでした。

後半戦に入ってシドニーがギアを上げ、更にマリノスが数的不利の状況を被った中で、後半の試合展開は疲労と気候も相まってマリノスにとって相当苦しい時間だったとは思いますが、あの苦しい時間でのリードが1点だけであればマリノスの消耗は比較にならなかったでしょうし。「2-0は危険なスコア」とはサッカー界でよく使われるフレーズですが、今日のマリノスは2-0を上手く使えた形になったのでは。

 

 

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

AFCチャンピオンズリーグ2022グループH

第1節

全北現代0-0シドニーFC

ホアンアイン1-2横浜FM

第2節

シドニーFC1-1ホアンアイン

横浜FM0-1全北現代

第3節

シドニーFC0-1横浜FM

全北現代1-0ホアンアイン

第4節

横浜FM3-0シドニーFC

ホアンアインvs全北現代

 

 

月曜から夜ふかし時間変わったの忘れてた

ではでは(´∀`)