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緊急事態になる前に〜AFCチャンピオンズリーグ2022グループF第4節 浦和レッズvs大邱FC マッチレビュー〜

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久し振りにバタバタと動く感覚を覚えた

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューAFCチャンピオンズ2022グループF第4節、浦和レッズvs大邱FCの一戦です。

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

3年連続セントラル開催で行われているACLグループステージですが、それもいよいよ後半戦に突入しました。ここからの3試合は文字通り、一戦一戦がグループステージ突破可否を決めうる試合になってきます。

 

 

初戦のライオン・C戦、第2戦の山東戦をいずれも快勝で飾り、さらに第2節には最大のライバルと目されていた大邱がライオン・Cに敗れた事で、一時は浦和の一強状態になるかも、スッと決勝トーナメントも決められるかも…とも思われたグループF。しかし迎えた第3戦、浦和は大邱との直接対決に0-1で敗れた事で首位陥落。2位となり、3位のライオン・Cとも勝点差2という厄介な状況になってきました。

昨年の大会から、グループ2位のチームは決勝トーナメントに進む権利が保証されないルールになっています。という事は即ち、何がなんでもとりあえず1位を死守する事を絶対的に考えなければならず、それを踏まえれば今日の試合で求められるのは勝利のみ。この試合の勝敗が浦和の全てを決めると言っても過言ではありません。文字通り、運命の一戦です。

両チームスタメンです。

 

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2試合連続での連戦となるこのカード。1-0で勝利した勢いを続けたい大邱はスタメンの11人を全くいじらなかったのに対し、浦和は出場停止の岩尾憲を含めて5人メンバーを変更しました。前線は江坂任を除いた3人をダヴィド・モーベルグ関根貴大、アレックス・シャルクの3人を入れ替え、左SBには明本考浩、ボランチには柴戸海を新たに起用。前節スタメンだったキャスパー・ユンカーは外国人枠の都合でベンチを外れましたが、負傷離脱していた平野佑一はベンチに復帰してきました。

大邱のスタメンで言えばオ・スンフンは徳島と京都、アン・ヨンウは鳥栖でのプレー経験を持つ選手です。

 

本日の会場はタイ、ブリーラムブリーラム・シティ・スタジアムです。

浦和は第1〜3戦までの前半3試合はブリーラム・スタジアムで戦いましたが、今節からの第4〜6節は全てこちらのブリーラム・シティ・スタジアムでの試合となります。ブリーラムは昨季もACLを開催しましたが、昨季ブリーラム・スタジアム1会場だったのに対し、今回は2グループ分の試合を開催するのでこのスタジアムもリストに組み込まれました。

開場は2010年と比較的新しいスタジアム。元々はネーミングライツにより「アイ・モバイル・スタジアム」という名前でしたが、新スタジアムがそのネーミングライツをそのまま引き継いだ事から「旧アイ・モバイル・スタジアム」と呼ばれる事もあるとか。

 

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開始早々の3分、江坂任の左サイドからのCKで空いたファーサイドに走り込んだダヴィド・モーベルグがデザインされたCKからのシュートを放つもゴールならず。更に5分にも右サイドを抜けだしたモーベルグの折り返しにアレックス・シャルクが詰めますが、ここも相手GKオ・スンフンに防がれます。しかし、前節が大邱相手にチャンスにも辿り着けなかった事を思うと立ち上がりは非常に良い入りを見せました。

 

序盤の猛攻の後はシュート数は少し減ったものの、その後も浦和ペースの時間がずっと続いていて、大邱にとっては0点に抑えられてはいるものの、前節ほどプラン通りという訳ではないような試合展開に持っていけていました。35分には伊藤敦樹の横パスを江坂任がワンタッチで絶妙なミドルシュート。僅かに枠を逸れたものの、サイドとの連動性も見せながら可能性のある攻撃は続けていきます。

特に酒井宏樹とモーベルグの右サイドから度々押し込んではいましたが、前半のうちにゴールを奪う事は出来ず前半終了。

 

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後半開始と同時に大邱は選手を3人同時交代。引き分けでも相当有利な立場になれる大邱は前半以上に割り切ってロングカウンターに攻撃を絞り、当然ながら浦和が一方的にボールを持つ時間が続きます。その中で浦和もシャルクやモーベルグ、或いは関根らが中央からドリブル突破を試みる場面もありましたが、なかなか大邱の守備網を突破し切る事が出来ません。

 

浦和は66分に松尾佑介と大畑歩夢を投入して明本を最前線にシフト。74分には平野佑一も投入し、80分には負傷退場となった酒井に代わって馬渡和彰も送り込んでサイドからの崩しを何度も試みていきます。85分には右サイドを抜け出した伊藤の鋭いクロスに明本が飛び込みますが…触れればゴールというところで相手DFのブロックに遭い、ゴールまであと一歩届かず……。

終了間際まで惜しいシーンはあった浦和。しかし主審の判定にも苦しめられる形にもなり、0-0で痛恨のドローとなってしまいました。

 

 

 

浦和にとって今日の引き分けは「負けるよりマシ」という言葉でしか表現できないものでした。前半のモーベルグと酒井を中心にした右サイドでのパスワークは見応えもありましたし、終盤の馬渡らが機能したサイド攻撃も確かに可能性を感じました。

前回の大邱戦で最後の最後までがんじがらめみたいな試合展開を強いられた事を思うと、惜しいと思わせる場面を作るところまでは持って行けたのですが……今振り返ると、多分5分にモーベルグの折り返しにシャルクが飛び込んだシーン以外は、ペナルティエリア内で得た決定的なシュートチャンスって多分なかったんですよね。浦和からすればずっと「行けそうで行けなかった」みたいな試合展開でしたし、引き分けをゲームプランとして考えていたであろう大邱にとっては緊急事態を迎える事なくフィニッシュ出来た…という試合だったかと。

 

 

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

AFCチャンピオンズリーグ2022グループF

第1節

山東0-7大邱

ライオン・C1-4浦和

第2節

大邱0-3ライオン・C

浦和5-0山東

第3節

山東0-0ライオン・C

大邱1-0浦和

第4節

浦和0-0大邱

ライオン・C3-2山東

 

1位 浦和レッズ(7)+7

2位 大邱FC(7)+5

3位 ライオン・シティ・セーラーズ(7)+1

4位 山東泰山(1)-13

 

4試合を終えて浦和、大邱、ライオン・Cの3チームが勝点7で並ぶという大混戦状態になりましたが、この3チーム間での直接対決の順位(=山東を除いた3チームでの順位)により、浦和が首位返り咲きを果たしています。

他グループの2位チームの順位も現時点ではかなり競っているので、この大混戦が2位争いになった時に功を奏するのか割を食うのか…。

 

 

さ、F1見よ。

ではでは(´∀`)