RK-3はきだめスタジオブログ

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出し抜く術〜UEFAヨーロッパリーグ プレーオフラウンド第2戦 マンチェスター・ユナイテッドvsFCバルセロナ マッチレビュー〜

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鼻の穴に瘡蓋出来たべあ

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューUEFAヨーロッパリーグ プレーオフラウンド第2戦、マンチェスター・ユナイテッドvsFCバルセロナの一戦です!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

お互いにとって望まない舞台で実現した、この世界で屈指の伝統を誇るビッグクラブ同士の対戦。近年はいつしか優勝争いすら遠い舞台になってしまったマンUと、ビジネス面を含めた混迷から抜け出せていないバルサ……悩める名門ですが、今季はお互いにリーグ戦に於いて躍動感があるパフォーマンスを見せています。ある意味、お互いにとってこの試合は復活を目論むキーファクターのような2日間になってくるはずで、再び欧州の最前線に戻る為には何としても勝たなければならない、トーナメントの1試合を超えた重みを現場にもフロントにも、そしてファンにも与えるでしょう。

 

 

その第1戦はお互いが持ち味とストロングポイントを存分に発揮して2-2という結果に終わりました。昨シーズンからアウェイゴールルールが撤廃された事もあり、2ndレグの対戦状況は全くもってイーブン。シチュエーションとしてはこれ以上ないシチュエーションです。さぁ、運命の90分が始まります!

両チームスタメンです。

 

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本日の会場はイングランドマンチェスターオールド・トラフォードです。

歴史あるスタジアムだけに、最近では雨漏り問題も発生するなど老朽化を隠さず、クラブとしても改修やらなんやら諸々の対処を検討中のスタジアムではありますが、「夢の劇場」と称されるこのスタジアムはやはりサッカー界でも屈指の権威を誇るスタジアムの一つであり、マンUのファンじゃなかったとしてもイングランドに旅行に行けば一度は行ってみたいスタジアムの一つでしょう。メインスタンドはサー・ボビー・チャールトン・スタンド、バックスタンドはサー・アレックス・ファーガソン・スタンドと、それぞれクラブの礎を築いたレジェンドの名が冠されています。

ちなみに、2012年のロンドン五輪の際にオールド・トラフォードは開催会場の一つになっており、当時のU-23日本代表が準々決勝でエジプトと対戦。3-0で快勝し、44年ぶりとなるベスト4進出を決めました。この試合はエジプトの選手としてモハメド・サラーとか出てたのよね…。

 

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1stレグの終盤戦はバルサが猛攻を仕掛ける展開で終わりましたが、2ndレグの序盤戦で攻勢に出たのはユナイテッドの方でした。ハイプレスとハイラインを維持して速めにサイドに押し込んでからボールを保持するやり方を選択し、常に高い位置でプレーしようとする事を心掛けて、バルサを押し込めようとするようなチームとしてのプレスの掛け方を選択していました。

 

 

 

しかしそんな中でも元々バルサは後方からの組み立ても伝統とするチームゆえに、徐々に中盤の選手が上手く顔を出し、更にそこからセルジ・ロベルトが全てをリンクさせるような効果的な動きを繰り返す事でチームとして前進していく流れを生み出せるようになっていきました。すると18分、デヨングが起点を作ると右サイドで細かいパスを繋いで最後はクンデがクロス。これはDFが跳ね返しますが、こぼれ球を拾ったバルデをブルーノ・フェルナンデスが後ろから倒す形になってバルサがPKを獲得。レヴァンドフスキのキックはGKデ・ヘアも触りはしましたが、最後は押し切る形でバルサが先制!

 

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ユナイテッドは先制を許した後も前に出られなかった訳ではなかったものの、失点前と比べるとバルサも落ち着いた陣形を組めるようになってしまった事で、今シーズン見事なパフォーマンスを見せ続けているバルサ守備陣を剥がす事がなかなか出来ないまま時間が経過していきます。

逆にバルサはマイボールになった時には中盤の3枚+セルジ・ロベルトが常にスペースを埋める動きでパスがうまく流れるような展開に持ち込んだ事で、スコアが動いた後のユナイテッドは特にバルサのテンポに付き合わされてある訳な感覚が強い展開に。前半はバルサの1点リードで終えます。

 

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しかし後半は異なる様相を呈します。ユナイテッドは後半からベグホルストを下げてアントニーを右サイドに投入し、ブルーノ・フェルナンデスをトップ下にシフト。すると47分、左サイドからの攻撃がルーズボールになり、バルサのミスも絡んだところに上手く入り込んできたフレッジがジャストミートのシュートをネットに突き刺してユナイテッド同点!

 

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前半はバルサのスローテンポなサッカーに付き合わされていたのが一転、ブルーノ・フェルナンデスを中央に配置してサンチョとアントニーをサイドに張らせる形になったユナイテッドは鋭いスピード勝負のオープンな展開に試合を引き摺り込む事に成功。ユナイテッドはそこから度々サイドアタックを成功させていき、バルサもクロスや中に入ってきた時の対応は上手くやりましたが、試合の流れとしては後半はユナイテッドが猛攻を仕掛ける形になっていきます。

 

 

 

バルサも何度か攻撃機会はあったものの、GKデ・ヘアの好セーブもある中でゴールに辿り着くことが出来ず。そうなると勢いは完全にユナイテッドできた。ブルーノ・フェルナンデスがラフィーニャとのマッチアップを制してマイボールにするとパスを受けた途中出場のガルナチョがシュート。一度は弾かれるも、こぼれ球を最後はアントニーが流し込んで逆転!!

 

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一転、ユナイテッドを追う立場になってしまったバルサは75分にアンス・ファティ、82分には1stレグで得点を挙げたマルコス・アロンソを投入して同点を狙います。しかし、想定外にオープンになったゲームへの適性を持っているのはやはりユナイテッドの方で、それこそバルサは前半のユナイテッドのように敵陣までは進めてもシュートまで持っていけない…前半の全てが効果的だったパフォーマンスから打って変わって、一気に空回り感すらある猛攻を余儀なくされていきます。

 

 

 

アディショナルタイムにはファティのパスを右サイドに思いっきり開いたフェラン・トーレスが一気に中に戻すパスを送れば、レヴァンドフスキがGKデ・ヘアとの1対1を制し…たかに見えましたが、すんでのところでヴァランがゴールカバーに入って同点弾を阻止。ユナイテッド、名門対決を鮮やかな逆転勝利で制してベスト16進出を決めました!

 

 

 

いやー……なんでしょうね、凄いというより恐ろしい試合でしたね。

1stレグはどちらかといえばお互いのストロングポイントをぶつけ合うような試合展開だったのに対して、今日の2ndレグはストロングポイントを如何に自分達だけが発揮できる状況にするか…という形になっていたように感じました。

前半は完全にバルサのゲームだったんですよね。むしろユナイテッドが積極的に来る分、ユナイテッドの圧力をポゼッションでいなすという部分で上手くゲームを作れた。ガビとペドリがいないという事でいつもとは違うアプローチが求められる中で、セルジ・ロベルトを効果的に使いながら自分達のリズムに持っていけた。シャビ監督のゲームプランはほぼ完璧にハマったと言って差し支えない試合展開だったと思います。試合前の構築という点でシャビ監督のアプローチは見事でした。

ただ、今度後半はテンハーグ監督が冴えた。ある種、後半のテンハーグ監督の采配は何かを仕掛けたというよりは物事を整理したという方が正しく、試合をシンプルにする事でストロングポイントを出しやすく出来るような状況を作り出した。ユナイテッドに関しては後半開始早々に点を取れたのも相当大きかったですね。後半開始から10分で点を取れていなかったらまた違った展開になっていたでしょうし。緻密な計算と水物にも似た流れ…その両輪をバッチリハメられた、そういう状況に持っていく事が出来たユナイテッドが天晴れでした。

 

 

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

UEFAヨーロッパリーグ プレーオフラウンド第2戦

ナント0-3(1-4)ユベントス

ミッティラン0-4(1-5)スポルティングCP

ASモナコ2(3PK5)3(5-5)バイヤー・レヴァークーゼン

PSVアイントホーフェン2-0(2-3)セビージャ

マンチェスター・ユナイテッド2-1(4-3)FCバルセロナ

スタッド・レンヌ2(4PK5)1(3-3)シャフタール・ドネツク

ウニオン・ベルリン3-1(3-1)アヤックス・アムステルダム

ASローマ2-0(2-1)レッドブル・ザルツブルク 

 

【22-23 UEFAヨーロッパリーグ ベスト16進出チーム】

アーセナル(イングランド)

フェネルバフチェ(トルコ)

レアル・ベティス(スペイン)

ユニオン・サンジロワーズ(ベルギー)

レアル・ソシエダ(スペイン)

フェイエノールト(オランダ)

フライブルク(ドイツ)

フェレンツ・バーローシュ(ハンガリー)

ユベントス(イタリア)

スポルティングCP(ポルトガル)

バイヤー・レヴァークーゼン(ドイツ)

PSVアイントホーフェン(オランダ)

マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)

シャフタール・ドネツク(ウクライナ)

ウニオン・ベルリン(ドイツ)

ASローマ(イタリア)

 

 

おおーおおーおーおー

ではでは(´∀`)