RK-3はきだめスタジオブログ

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2025年シーズンJ1リーグ補強途中診断 Part1~鹿島 浦和 柏 FC東京 東京V編~



 

 

例年より寒くない

 

どーもこんばんは

 

さてさて、2025年シーズンに向けた補強の動きはますます活発化しております。泣き、笑い、各チームに色々な事情と状況がある事でしょう。

 

 

 

という訳で今回は【2025年シーズンJ1リーグ補強途中診断】と題しまして、各チームの現時点での補強を見ていこう…という企画です。全4回更新します。この後にどんな動きがあるのかを含めて注目ですね。

 

※情報は全て2025年1月3日時点のものです。

 

 

第1回→鹿島、浦和、柏、FC東京、東京V

第2回→町田、川崎F、横浜FM、横浜FC、湘南

第3回→新潟、清水、名古屋、京都、G大阪

第4回→C大阪、神戸、岡山、広島、福岡

 

 

2024年のJリーグを振り返る当ブログの記事まとめページ - RK-3はきだめスタジオブログ

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

鹿島アントラーズ

 

監督:鬼木達(新任)

昨季の監督:ランコ・ポポヴィッチ(1年目)→中後雅喜

本拠地:茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市)

 

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:5位(勝点65:18勝11分9敗)

ルヴァン杯:3回戦敗退

天皇杯:準々決勝敗退

 

【主な移籍情報】

入団

DF 松本遥翔←鹿島ユース

DF 佐藤海宏←鹿島ユース

DF 小池龍太←横浜FM

MF 下田栄祐←いわき(復帰)

MF 松村優太←東京V(復帰)

 

退団

MF ギリェルメ・パレジ→CAタジェレス(復帰)

DF 須貝英大→京都

MF 名古新太郎→福岡

MF 藤井智也→湘南

MF 仲間隼斗→柏

 

現時点で発表されている外部からの獲得選手は小池のみですが、報道にあがっているレオセアラとキムテヒョンの獲得が正式に決まれば基本的にはポジティブな移籍市場とは言えると思います。特にレオセアラはそれだけの選手ですし、何でも屋状態になっていた鈴木優磨を1.5列目に専念させられる事も大きいはず。植田直通と関川郁万に依存しきっていたCBにキムテヒョンを引っ張って来れたことも良かったなと。

ただ選手固定自体が悪い事はないんですが、去年の鹿島は極端なくらいの選手固定から停滞感を生んでしまった部分が少なからずあったと思います。名古の退団に関しては鈴木の中盆器用が一定の答えになる部分はあり、須貝のところは小池が入りましたが、選手層が厚いとは言えないところに仲間と藤井の退団が入ったことは痛手だろうなと...。

 

 

 

浦和レッズ

 

監督:マチェイ・スコルジャ(2年目)

本拠地:埼玉スタジアム2002(埼玉県さいたま市)

 

【昨季の成績】

J1リーグ:13位(勝点48:12勝12分14敗)

ルヴァン杯:3回戦敗退

 

【主な移籍情報】

入団

DF 根本健太←流通経済大学

MF 柴戸海←町田(復帰)

MF 松本泰志←広島

MF マテウスヴィオ←柏

FW 髙橋利樹←横浜FC(復帰)

 

退団

DF 宇賀神友弥→引退

DF 佐藤瑶大→名古屋

MF 武田英寿→仙台

FW 興梠慎三→引退

FW ブライアン・リンセン→未定

 

獲得決定的とも言われているマテウスヴィオを筆頭に各媒体で浦和の選手獲得報道は毎日のように出ていますが、正式発表という形で表になっているのは松本のみなのは少々意外なところも...って書いて準備していたらサヴィオ決まってましたね。松本の浦和移籍は特大かつ驚きの移籍でしたし、サヴィオは言わずもがな。衝撃度は今年のトップクラスなのでは。サヴィオと松本を迎え入れるとなると、クラブの歴史の中でもインパクトの強いオフと言えると思います。

浦和としては、最初の理想図や計算が若干狂っている部分はあるようにも感じます。報道されている選手にも獲得濃厚の選手からオファー段階の選手、破談したらしい選手まで色々いますし。基本的には昨年の大型補強はクラブW杯があり、それに伴い1ヶ月リーグを離脱する2025年に向けた補強だったと思うんですけど、そこから生じたいくつかの計算違いをどうリカバーしていくかは気になるところです。

 

 

 

柏レイソル

 

監督:リカルド・ロドリゲス(新任)

昨季の監督:井原正巳(2年目)

本拠地:三協フロンテア柏スタジアム(千葉県柏市)

 

【昨季の成績】

J1リーグ:17位(勝点41:9勝14分15敗)

ルヴァン杯:プレーオフ敗退

天皇杯:ラウンド16敗退

 

【主な移籍情報】

入団

GK 小島亨介←新潟

DF 原田亘←鳥栖

MF 仲間隼斗←鹿島

MF 久保藤次郎←鳥栖

MF 渡井理己←徳島

 

退団

GK 佐々木雅士→岡山(レンタル)

DF 立田悠悟→岡山

MF 土屋巧→甲府(レンタル)

MF マテウス・サヴィオ→浦和

FW フロート→未定

 

今オフの主役と呼ぶべきクラブの一つでしょう。ネルシーニョ監督時代の文脈の上にいる井原監督からリカルド監督を招聘した事実そのものが文字通りサッカースタイルの転換を目指すものだと思いますが、その目標に対して理にかなった補強はやっているなと。特に小島、久保、徳島時代の教え子である渡井の獲得なんか典型的な例ですし。

渡井や獲得が噂される小泉佳穂は分かりやすい例として、小島や原田のような争奪戦になり得る選手を仕留めたこともお見事。特に小島に至ってはどこかに移籍しそうだとは思いましたが、まさか柏に行くとは...。小島獲得に漕ぎ着けた強化部の仕事は見事という他ないです。マテウスヴィオの流出は言うまでもなく痛手ですし、まずは彼の穴埋めが先決てますが、それ以外の放出もレンタルが主ですし、ここから小泉や原川も獲るとなれば気合いと決意は強く感じられます。

 

 

 

FC東京

 

監督:松橋力蔵(新任)

昨季の監督:ピーター・クラモフスキー(2年目)

本拠地:味の素スタジアム(東京都調布市),国立競技場(東京都新宿区)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:7位(勝点54:15勝9分14敗)

ルヴァン杯:プレーオフ敗退

天皇杯:3回戦敗退

 

【主な移籍情報】

入団

GK 後藤亘←FC東京U-18

DF 永野修都←FC東京U-18

MF 常盤亨太←明治大学

MF 寺山翼←鳥栖(復帰)

FW 山口太陽←FC東京U-18

 

退団

GK 児玉剛→未定

DF 東廉太→北九州(レンタル)

DF 中村帆高→町田

FW ディエゴ・オリヴェイラ→引退

 

現時点での補強選手はゼロ。報道を見る限りディエゴが抜けたCFに入る選手としてマルセロヒアンの獲得には期待が持てるようですが、じゃあヒアン以外に目立った獲得報道がある訳でもなく、現状としての出遅れ感は否めないなと。ユース経由大卒組の活躍が目立つチームなだけに常盤はある程度早い段階から戦力として期待しているところはあるかもしれませんが。

昨年は若手が出場機会を伸ばしたので、今年はまずは松橋体制で既存戦力の見極めと底上げをしていきたいのかなーとは思いますが、このま原川も出ていって、そのまま市場を終えるとなるなら不安感の方が先行はします。ちょこちょこサプライズをぶっ放してくるチームでもありますが。

 

 

 

東京ヴェルディ

 

監督:城福浩(4年目)

本拠地:味の素スタジアム(東京都調布市),国立競技場(東京都新宿区)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:6位(勝点56:14勝14分10敗)

ルヴァン杯:3回戦敗退

天皇杯:3回戦敗退

 

【主な移籍情報】

入団

GK 馬渡洋樹くみもくみ

DF 佐古真礼←岩手(復帰)

DF 鈴木海音←磐田

MF 福田湧矢←G大阪

MF 平川怜←磐田

 

退団

DF 山田裕翔→いわき(レンタル)

DF 袴田裕太郎→熊本(レンタル)

MF チアゴ・アウベス→未定

MF 見木友哉→福岡

MF 松村優太→鹿島(復帰) 

 

ヴェルディが移籍市場の主役になるなんて数年前の誰が予想したでしょうか。谷口栄斗のように争奪戦不可避とまで思われた選手の慰留に成功し、大量に借りていたレンタル組も正直2人完全移籍にできたら御の字とすら思っていましたが、まさか4人も完全移籍に切り替えさせてくるとは。山見とかガンバが売るとは思ってなかったし...。

見木の移籍のように無傷の移籍市場ではなかったものの、躍進ゆえの草狩り場すら予想されたヴェルディがここまでのオフを過ごしたことは快挙としか言えないです。ここに鈴木と平川のような人気銘柄を加え、福田というJ1でもインパクトを持っていた選手まで手に入れた。クラブとしての努力が実った、報われたのはこのオフなのかも、と冴え思います。あの頃のヴェルディには戻れなくても、今のJ1のヴェルディを作る気概が見られますね。

 

Part2 町田川崎F横浜FM横浜FC湘南編につづく!

 

 

ではでは(´∀`)