RK-3はきだめスタジオブログ

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2025年シーズンJ1リーグ補強途中診断 Part2〜町田 川崎F 横浜FM 横浜FC 湘南 編〜

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神奈川スペシャル…?

 

どーもこんばんは

 

さてさて、2025年シーズンに向けた補強の動きはますます活発化しております。泣き、笑い、各チームに色々な事情と状況がある事でしょう。

 

 

 

という訳で今回は【2025年シーズンJ1リーグ補強途中診断】と題しまして、各チームの現時点での補強を見ていこう…という企画です。全4回更新します。この後にどんな動きがあるのかを含めて注目ですね。

 

※情報は全て2025年1月4日時点のものです。

 

 

第1回→鹿島、浦和、柏、FC東京、東京V

第2回→町田、川崎F横浜FM横浜FC、湘南

第3回→新潟、清水、名古屋、京都、G大阪

第4回→C大阪、神戸、岡山、広島、福岡

 

 

2024年のJリーグを振り返る記事も色々更新しています。それらの記事はこちらにまとめておりますので是非!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

FC町田ゼルビア

 

監督:黒田剛(3年目)

本拠地:町田GIONスタジアム(東京都町田市)、国立競技場(東京都新宿区)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:3位(勝点66:19勝9分10敗)

ルヴァン杯:ベスト8

天皇杯:2回戦敗退

 

【主な移籍情報】

入団

GK カウンゼン・マラ←産業能率大学

DF 中村帆高←FC東京

DF 菊池流帆←神戸

MF 前寛之←福岡

FW 西村拓真←横浜FM

 

退団

GK 福井光輝→C大阪

DF 杉岡大輝→柏

MF 柴戸海→浦和(復帰)

FW 荒木駿太→仙台

FW 藤本一輝→福岡

 

主力として働いた藤本や第2GKとして堅実な働きを見せた福井の退団は痛手ではありますが、それを踏まえてもクラブとしては充実した移籍市場を過ごしていると思います。前や西村といったチームのエース格を引き抜き、中村と菊地のような少し出番を減らしていた実力者も的確に獲得。その上で谷晃生や白崎凌兵も完全移籍に切り替え、クラブとしては計画通りのオフと言えるでしょう。

結果的にこれで3年連続の大型補強となりましたが、1年ごとに補強選手のグレードが一段ずつ上がっているところは凄まじいところです。わかりやすいバージョンアップを加速度的にしているようなものですから、その熱意と野心と実行力は脱帽するしかないなと。

 

 

 

川崎フロンターレ

 

監督:長谷部茂利(新任)

昨季の監督:鬼木達(8年目)

本拠地:Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu(神奈川県川崎市)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:8位(勝点52:13勝13分12敗)

ルヴァン杯:ベスト4

天皇杯:2回戦敗退

ACL 23/24:ベスト16

ACLE 24/25:リーグステージ4位(現在進行中)

 

【主な移籍情報】

入団

GK イ・クンヒョン←輔仁高校

DF 神橋良汰←早稲田大学

DF 土屋櫂大←川崎U-18

DF 野田裕人←静岡学園高校

MF 大関友翔←福島(復帰)

 

退団

GK 早坂勇希→いわき(レンタル)

MF 由井航太→福島(レンタル)

MF ゼ・ヒカルド→湘南(レンタル)

FW 遠野大弥→横浜FM

 

古賀太陽や谷口栄斗などDFの獲得報道が一時期あったものの谷口は残留が発表、古賀も残留報道が出ることに。J3で福島の躍進に貢献した大関には期待が持てますが大関も復帰選手で後はルーキーですので、現時点で山口瑠伊を完全移籍に切り替えたのみとなっています。退団も出場機会の少ない選手のレンタルのみなので、明確なインアウトとしては遠野の退団のみという状況でしょうか。

川崎の場合は昨年が結構大きめな選手の入れ替えがありましたし、鬼木達の長期体制が終わった長谷部体制1年目ですからそれだけで大きな変化。編成に関してはなるべく変化を抑えるというか、今年は現戦力の見極めと底上げに重きを置きたいシーズンではあるのかなと。

 

 

 

横浜F・マリノス

 

監督:スティーブ・ホーランド(新任)

昨季の監督:ハリー・キューウェル(1年目)→ジョン・ハッチンソン

本拠地:日産スタジアムニッパツ三ツ沢球技場(神奈川県横浜市)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:9位(勝点52:15勝7分16敗)

ルヴァン杯:ベスト4

天皇杯:ベスト4

ACL 23/24:準優勝

ACLE 24/25:リーグステージ1位(現在進行中)

 

【主な移籍情報】

入団

GK 木村凌也←日本大学

GK 朴一圭←鳥栖

DF 鈴木冬一←京都

MF 松田詠太郎←新潟(復帰)

FW 遠野大弥←川崎F

 

退団

DF 上島拓巳→福岡

DF 小池龍太→鹿島

DF エドゥアルド→未定

DF 畠中槙之輔C大阪

FW 西村拓真→町田

 

新たにホーランド監督を迎えたマリノスも激動のオフを過ごしていますね。ここまで守備陣再編というか、ガラッと入れ替えてくるとは予想外でした。畠中やエドゥアルドなど近年のレギュラークラスがまとめて去りましたし、その上で新たに鈴木を獲得してハーフナー・ニッキとキニョネスの獲得も濃厚。いずれにしてもDF陣は刷新する形になりましたので、まずは既存選手でも新加入選手でも誰かが特筆すべき存在になれるかどうかは重要かなと。

攻撃陣に関しては現在の助っ人軍団の中に新たに遠野の獲得と松田の復帰を実現させた事でより厚みが出たなと。ここは間違いなく底上げされたポイントですね。

 

 

 

横浜FC

 

監督:四方田修平(3年目)

本拠地:ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川県横浜市)

 

 

【昨季の成績】

J2リーグ:2位(勝点76:22勝10分6敗)

ルヴァン杯:3回戦敗退

天皇杯:3回戦敗退

 

【主な移籍情報】

入団

DF 新保海鈴←山口

DF 鈴木準弥←町田

DF 山﨑浩介←鳥栖

DF 伊藤槙人←磐田

MF 駒井善成←札幌

 

退団

DF 中村拓海→C大阪

DF ガブリエウ→大宮

MF 三田啓貴→未定

MF カプリーニ→大宮

FW 髙橋利樹→浦和(復帰)

 

ガブリエウとカプリーニをJ2の大宮に引き抜かれたことは少なからず計算外の部分はあったとは思いますが、新保のような期待の大きい選手から駒井のようなJ1仕様の確実に計算できる選手まで、全体的に堅実な選択の補強を多く行えていると思います。四方田監督と札幌で仕事をした鈴木武蔵との獲得も濃厚という事ですし、如何にしてJ1仕様のチームを作るかという取り組みはやれているのでは。

一方でカプリーニが退団し、報じられているように井上潮音も退団となった場合は、堅守速攻スタイルのチームだからこそ守備をどう攻撃にリンクさせるかが難しくなってきて、駒井はその解決策の一つではありますが、駒井ともう一枚加えたい気持ちはあるだろうなと。

 

 

 

湘南ベルマーレ

 

監督:山口智(5年目)

本拠地:レモンガススタジアム平塚(神奈川県平塚市)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:15位(勝点45:12勝9分17敗)

ルヴァン杯:2回戦敗退

天皇杯:ラウンド16敗退

 

【主な移籍情報】

入団

GK 永井建成←FC大阪

DF 松本果成←流通経済大柏

MF 石橋瀬凪←神戸弘陵学園高校

MF 藤井智也←鹿島

FW 田村蒼生←筑波大学

 

退団

GK ソン・ボムグン→全北現代

DF 吉田新→富山(レンタル)

MF 阿部浩之→未定

MF 田中聡→広島

MF 山田直輝→岐阜

 

現時点では数としては出入りがそこまで多い訳ではなく、スタンスとしてはなるべく昨季後半の形を…という事ではあると思います。ソン・ボムグンに関しては上福元直人がスタメンを張った以上は遅かれ早かれ…ではあったでしょうし。補強も、藤井のような湘南にバチハマりしそうな選手をしっかり捉えてくる辺りは上手いなと。

たた問題はやっぱり田中聡の流出で、ここは湘南にとって「主力が1人減った」という言葉では済まない話なのは言わずもがな。同時に昨季のプレーを見ると、町野や大橋のようなルートを鈴木や福田が進む可能性も考えられる訳で、そこへの手当てをどうするかはここからのポイントでしょう。

 

Part3 新潟清水名古屋京都G大阪編につづく!

 

 

ではでは(´∀`)