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J1補強途中診断2024〜Part1 札幌、鹿島、浦和、柏、FC東京〜

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意外と寒くない

 

どーもこんばんは

 

さてさて、2024年シーズンに向けた補強の動きはますます活発化しております。泣き、笑い、各チームに色々な事情と状況がある事でしょう。

 

 

 

という訳で今回は2024年シーズンJ1リーグ、補強途中診断と題しまして、各チームの現時点での補強を見ていこう…という企画です。全4回更新します。この後にどんな動きがあるのかを含めて注目ですね。

 

※情報は全て2024年1月2日時点のものです。

 

 

第1回→札幌鹿島浦和FC東京

第2回→東京V町田川崎F横浜FM湘南

第3回→新潟磐田名古屋京都G大阪

第4回→C大阪神戸広島福岡鳥栖

 

 

アジアカップ2023観戦ガイドを作成しました!コンテンツは随時更新しておりますので、是非ご活用くださいませ!

 

2023年のJリーグを振り返る記事も色々更新しています。それらの記事はこちらにまとめておりますので是非!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

北海道コンサドーレ札幌

 

監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ(7年目)

本拠地:札幌ドーム(北海道札幌市)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:12位(勝点40:10勝10分14敗)

ルヴァン杯:ベスト8

天皇杯:4回戦敗退

 

【主な移籍情報】

入団

GK 阿波加俊太鈴鹿

DF 家泉怜依←いわき

MF 田中宏武←藤枝(復帰)

MF 近藤友喜←横浜FC

FW 鈴木武蔵←札幌(レンタル)

 

退団

DF 田中駿汰→C大阪

DF 福森晃斗横浜FC(レンタル)

MF 小野伸二→引退

MF ルーカス・フェルナンデス→未定

FW 小柏剛→FC東京

 

全体的に札幌としては、望まない形でのオフシーズンになっているところは確かでしょう。田中駿や小柏の引き抜きに遭った影響は相当大きいでしょうし、契約満了とはいえルーカスも退団となった。「抜けた穴をどう埋めるか」というリアクション的な補強戦略にならざるを得なかったところは難点ではありました。

ただそういう状況に於いてというか、田中駿や小柏の慰留と並行しながらJ2で台頭した家泉、レンタルという形ではあれども鈴木を復帰させたのは良い動きだったと思いますし、特に横浜FCから獲得した近藤は争奪戦も囁かれていた人材で、田中駿のところに獲得濃厚とも言われている髙尾瑠(G大阪)が発表されれば相当大きいでしょうし。そういう意味では「対応」としては良い仕事だったと思う反面、上積みというところでは難しい側面があったのかなと。

 

 

 

鹿島アントラーズ

 

監督:ランコ・ポポヴィッチ(新任)

前監督:岩政大樹(2年目)

本拠地:茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:5位(勝点52:14勝10分10敗)

ルヴァン杯:ベスト8

天皇杯:3回戦敗退

 

【主な移籍情報】

入団

GK 山田大樹←岡山(復帰)

GK 梶川裕嗣←磐田

DF 濃野公人←関西学院大学

MF ギリェルメ・パレジ←CAタジェレス(レンタル)

 

退団

GK 沖悠哉→清水

DF 昌子源→町田

MF アルトゥール・カイキ→未定

MF ディエゴ・ピトゥカ←サントスFC

MF 荒木遼太郎→FC東京(レンタル)

 

衝撃の監督人事を経た鹿島のオフは、現状は厳しいオフになっているかな…と。まずはやっぱり、ピトゥカが抜けたダメージは間違いなく鹿島にとって大きいですから、そこの補強が進んでいないというところは一つ重大なポイントです。現状の補強は再編されたGK人事を除けばブラジル人アタッカーのパレジのみ。年明けの動きに期待したいところ。

ただ、今年の鹿島は監督がポポヴィッチ監督ですので…結果を出すというよりは育成やスタイルにこだわる監督ですから、2024年は結果よりも現有戦力を鍛える事に重きを置きたいのかもしれない、という見方はあります。

 

 

 

浦和レッズ

 

監督:ペア・マティアス・ヘグモ(新任)

前監督:マチェイ・スコルジャ(1年目)

本拠地:埼玉スタジアム2002(埼玉県さいたま市)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:4位(勝点57:15勝12分7敗)

ルヴァン杯:準優勝

天皇杯:4回戦敗退

ACL2022:優勝

ACL23-24:グループステージ敗退

クラブW杯:4位

 

【主な移籍情報】

入団

DF 石原広教←湘南

DF 佐藤瑶大←G大阪

DF 井上黎生人←京都

MF 武田英寿←水戸(復帰)

MF サミュエル・グスタフソン←BKヘッケン

 

退団

DF 知念哲也→仙台

DF 宮本優汰→京都(レンタル)

FW アレックス・シャルク→未定

FW ホセ・カンテ→引退

 

加入も退団もまだ何かしらがありそうな浦和。浦和にとっては望まない形での監督交代となった浦和ですが、即座にノルウェー代表監督の経験もあるヘグモ監督を招聘。彼の教え子であるスウェーデン代表のグスタフソンも補強し、近年築いた北欧ルートは今年もしっかりと活用しています。補強はJ1下位クラブで評価を高めた3人をごっそり補強。昨季の浦和の守備陣はリーグ最強クラスであったと同時に、層の薄さや2CBの欧州移籍は可能性として否定しにくい事も踏まえた動きと言えるでしょう。

ただ気掛かりなのが、カンテの獲得で解決したように思われたFW問題が、他ならぬカンテの引退により再発する形になった事。終盤に状態を上げてきたリンセンが常時稼働出来れば大きいですが…。

 

 

 

柏レイソル

 

監督:井原正巳(2年目)

本拠地:三協フロンテア柏スタジアム(千葉県柏市)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:17位(勝点33:6勝15分13敗)

ルヴァン杯:グループステージ敗退

天皇杯:準優勝

 

【主な移籍情報】

入団

DF 野田裕喜←山形

MF 熊坂光希←東京国際大学

MF 鵜木郁哉←水戸(復帰)

FW 木下康介←京都

 

退団

MF 三原雅俊→未定

MF 椎橋慧也→名古屋

MF 山田康太G大阪

MF 落合陸→水戸(レンタル)

FW ドウグラス→未定

 

リーグ戦では不振を経て挑んだ天皇杯での躍進が記憶に新しい柏ですが、移籍市場での動向はいささか苦しいものになっています。

DF陣に限ればむしろ良い動きが出来たと思うんですよ。昨季は犬飼智也を浦和からレンタルで獲得してから守備が劇的に改善した柏にとって、犬飼を完全移籍に切り替えられた事は本当に大きい。その上でJ2で台頭した野田も補強しましたし、DFはある程度構想通りに進んでいるのかなと。問題は中盤ですよね……やっぱり、椎橋と山田を2枚抜かれたのは致命傷に近いところさえあるかもしれない…と。椎橋は分かりませんが少なくとも山田は多額の移籍金が発生したので、鵜木の復帰で終わるとは考えにくいですが……。

 

 

 

FC東京

 

監督:ピーター・クラモフスキー(2年目)

本拠地:味の素スタジアム(東京都調布市),国立競技場(東京都新宿区)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:11位(勝点43:12勝7分15敗)

ルヴァン杯:ベスト8

天皇杯:4回戦敗退

 

【主な移籍情報】

入団

GK 波多野豪←長崎(復帰)

DF 東廉太←相模原(復帰)

MF 高宇洋←新潟

MF 荒木遼太郎←鹿島(レンタル)

FW 小柏剛←札幌

 

退団

GK ヤクブ・スウォビィク→未定

DF 木村誠二→鳥栖(レンタル)

MF アダイウトン→未定

FW ペロッチ→シャペコエンセ(復帰)

 

例えばアダイウトンの退団は痛手がないとは思いませんが、クラブとして契約満了のジャッジを下している訳で、その辺りを踏まえると退団選手は全員クラブが意図した選手のみになっている。その上で人気銘柄と目されていた高や小柏、レンタルとはいえ荒木も獲得し、原川力もレンタルから完全移籍に切り替え。更に遠藤渓太(U・ベルリン)の獲得も濃厚という話ですから、今季の編成はほぼフロントの理想通りになっているように思います。

選手獲得だけで言えばG大阪や名古屋もインパクトが大きいですが、この2者は放任のダメージも少なからずあったことを踏まえると、現時点で一番"勝ち組"と呼べるのはFC東京になってくるのでは。

 

Part2(東京V,町田,川崎F,横浜FM,湘南)こちらから。

 

 

ストーブ入れたら暑いわ

ではでは(´∀`)