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J1全チーム戦力診断Part3〜横浜FM、湘南、清水編〜

ミスチルのスタジアムツアーってどういう感じになるんだろう

 

どーもこんばんは

 

有観客スタジアムコンサートって多分初よね?

 

さてさて、本日もJ1全18チームの戦力診断企画。本日はPart3。第3回です。

 

 

今回はマリノスベルマーレの神奈川県勢とエスパルス今年の清水って、東西オールスターやるなら東側になるのね。

詳しい企画概要はPart1をご覧下さいませ。

 

 

 

Part1→札幌鹿島浦和

Part2→FC東京川崎

Part3→横浜FM湘南清水

Part4→磐田名古屋京都

Part5→G大阪C大阪神戸

Part6→広島福岡鳥栖

 

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

横浜F・マリノス

 

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監督:ケヴィン・マスカット(2年目)

ホームスタジアム:日産スタジアムニッパツ三ツ沢球技場(ともに神奈川県横浜市)

胸スポンサー:日産自動車(自動車メーカー)

ユニフォームサプライヤー:アディダス

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:準優勝

ルヴァン杯:プレーオフステージ敗退

天皇杯:2回戦敗退

 

【主な移籍情報】

入団

DF 永戸勝也←鹿島

DF エドゥアルド←鳥栖

MF 藤田譲瑠チマ←徳島

FW 西村拓真←仙台

FW アンデルソン・ロペス←武漢足球

 

退団

DF ティーラシン→ムアントン・U

DF チアゴ・マルチンス→ニューヨーク・C

MF 扇原貴宏→神戸

MF 天野純蔚山現代(レンタル)

FW 前田大然→セルティック(レンタル)

 

【予想システム】

→4-2-1-3

マスカット監督は基本的にアンジェ・ポステコグルー監督のサッカーを引き継いでおり、そもそも彼のスタイルを構築する上でも大きく影響を受けている。大きな変更は考えにくい。岩田の起用位置はエドゥアルドのフィット具合にも左右されるか。

 

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GK★★★☆☆

 

昨季開幕前はカオスとも呼べるような状態になっていた守護神争いだったが、その争いは比較的早い段階で高丘陽平が制する形になった。第2GKの梶川裕嗣(→磐田)は移退団したが、栃木で出場機会を伸ばしたオビ・パウエルオビンナが復帰。オビも確かなポテンシャルを持つだけに楽しみな争いとなる。

 

DF★★★★☆

 

ティーラトンと和田拓也(→横浜FC)が退団し、更にはJ最強DFと言っても過言ではなかったチアゴも移籍。この退団に対して永戸、小池裕太(←C大阪)、エドゥアルドを補強した迅速な動きはフロントの優秀さを物語るものだったが、特にティーラトンとチアゴは戦術のキーマンを担っていた事を思うと、現段階では流出のダメージの方が強そう。

 

MF★★★★☆

 

長年チームを支えてきた扇原と天野が移籍。藤田の獲得はどちらかと言えば先行投資の趣が強い事を思えば、安定感は昨季よりは落ちる。だが藤田に加え、レンタルから復帰した吉尾海夏(←町田)と樺山諒乃介(←山形)は補強とも言えるほどの成長を遂げた。中長期的に楽しみな人材は多い。

 

FW★★★★★

 

前田が退団した事は当然ながら大きな痛手だが、争奪戦になっていた西村を射止つつ、Jでの実績も抜群なロペスの補強に成功した。振り返れば前田も扇原もマリノス入団前はやや伸び悩んでいる印象があっただけに、今のマリノスのサッカーで西村がどう化けるかには期待したい。マルコス・ジュニオールのトップ下は固定としても、3トップは誰がレギュラーになるかわからない。

 

総合★★★★☆

 

アゴ退団からエドゥアルド獲得までの流れなんかもはや鮮やかというレベルでしたし、不可抗力に近いような移籍もあった中でのフロントのリアクションは特筆に値する働きぶりでした。ただ一方、やはりレギュラークラスが多く去った事、特に昨季得点王の前田や近年のマリノスに於いてキープレイヤーだった扇原、ティーラトン、チアゴの穴は簡単に埋められるものではないです。主力ではなく「核」が同時に4人も抜けたのはやっぱり苦しい。ACLが入る事も踏まえると…現時点では放出のインパクトの方が強い、という気はします。もちろんそれも昨季との比較なので、他のチームと比べたら十分豪華な面子なのは確かですが…。

 

 

 

湘南ベルマーレ

 

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監督:山口智(2年目)

ホームスタジアム:レモンガススタジアム平塚(神奈川県平塚市)

胸スポンサー:三栄建築設計(不動産業)

ユニフォームサプライヤー:ペナルティ

 

【昨季の成績】

J1リーグ:16位

ルヴァン杯:グループステージ敗退

天皇杯:ベスト16

 

【主な移籍情報】

入団

DF 福島隼斗←福島(復帰)

MF 永木亮太←鹿島

MF 米本拓司←名古屋(レンタル)

FW 若月大和←FCシオン(復帰)

FW 瀬川祐輔←柏

 

退団

MF 柴田壮介→富山(レンタル)

MF 三幸秀稔→大宮

MF 名古新太郎→鹿島(復帰)

FW ウェリントンジュニオールポルティモネンセ(復帰)

FW 石原直樹→未定

 

【予想システム】

→3-1-4-2

昨季は途中から監督に就任した山口監督だが、システムは一貫して前任の浮嶋敏監督体制から採用されていたアンカーを置く3バックシステムを採用している。おそらく今季も、基本的な戦い方は昨季終盤のやり方を継続するだろう。

 

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GK★★★★☆

 

昨年の東京五輪で大ブレイクを果たした谷晃生はG大阪からレンタル中の立場なので去就が注目されてたが、最終的にはレンタル延長という形で残留が決定。G大阪戦は契約上試合には出られないが、第2GKの富居大樹も安定したパフォーマンスを見せている。

 

DF★★☆☆☆

 

新加入選手の獲得はなかったが、鹿島からレンタル中の立場だった杉岡大輝をレンタル延長で残留させ、J3で試合経験を積んだ福島が復帰した。石原広教や舘幸希も日に日に存在感を増しており、チームとして長年採用している事から3バックの習熟度も高い。

 

MF★★★☆☆

 

鹿島で多くのタイトルを獲得した永木が2015年以来となる復帰を果たし、更に名古屋から米本を獲得したのは大きなサプライズ。この2人の獲得は昨季からブレイクしつつある田中聡の成長にも大きな影響を及ぼす事が出来そう。MF登録されている選手が30代or2000年代生まれの選手という年齢構成は興味深い。

 

FW★★★☆☆

 

瀬川は間違いなく計算出来る選手として、海外から帰ってきた若月がJ1の舞台でどこまでやれるのかが一つのポイント。ウェリントン町野修斗、大橋祐紀など既存戦力から多彩な顔触れは揃うだけに、これでノルウェー代表FWのタリクが本領を発揮してくれば……。

 

総合★★★☆☆

 

湘南と言えば毎年のように主力を引き抜かれるところからシーズンが始まり、いわゆる常にマイナスの状況から移籍市場を進めなければならないチームでした。しかし、今年は湘南が意図しなかった退団はほぼ無かった上で、Jで確かな実績を持つ3選手を補強。開幕前の時点で「前年より戦力値が上がった」と断言出来るシーズンは相当久し振りだと思います。山口監督はトップ5を目標として掲げていますが、クラブとして勝負の年だと思わせるような立ち回りは出来たと言えるでしょう。

 

 

 

清水エスパルス

 

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監督:平岡宏章(2年目)

ホームスタジアム:IAIスタジアム日本平(静岡県静岡市)

胸スポンサー:鈴与(運送業)

ユニフォームサプライヤー:プーマ

 

【昨季の成績】

J1リーグ:14位

ルヴァン杯:プレーオフステージ敗退

天皇杯:ベスト16

 

【主な移籍情報】

入団

MF 岸本武流←徳島

MF 白崎凌兵←鹿島

MF 成岡輝瑠←相模原(復帰)

FW 神谷優太←柏

FW 髙橋大悟←北九州(復帰)

 

退団

DF 奥井諒→長崎

DF エウシーニョ→未定

MF 中村慶太→柏

MF 河井陽介→岡山

FW 藤本憲明→神戸(復帰)

 

【予想システム】

→4-4-2

前任のミゲル・アンヘル・ロティーナ監督体制では複数のシステムを試していたが、平岡監督は自身が監督を務める試合では一貫してシンプルな形の4-4-2を採用。2列目より前の選手は両サイドハーフにFWと複数こなせるタイプも多い。

 

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GK★★★★★

 

去就が注目された日本代表守護神でもある権田修一は完全移籍に移行する形で残留に成功。取引相手がポルティモネンセだったので相場よりも払わされた感は否めないが、権田は多額の金額を注いででも残すべき選手だったのは間違いない。バックアップの永井堅梧と大久保択生も、両者ともどちらかがベンチ外になるのは惜しいほどの実力者。

 

DF★★★☆☆

 

岸本も登録はMFだが、徳島時代もそうだったように右SBとしての獲得だろう。昨季も不振からは脱せなかった清水だが、2019年と2020年に見られた守備壊滅状態からは一定の改善が果たされつつあるので、原輝綺や立田悠悟がもう一段階飛躍できれば強みにもなる。

 

MF★★★★☆

 

補強は基本的には昨季の時点である程度完了はしているが、その中で攻撃的なMFとして中村とトレード的な形で神谷を獲得。そして白崎が2018年以来となる復帰を果たし、J2にレンタルで出していた高橋と成岡が復帰。特に高橋の復帰は補強に近い意味を持ちそう。松岡大起や鈴木唯人など、パリ五輪の世代の若手との融合にも期待出来るし、ヘナト・アウグストが復帰出来ればなかなか強力になる。

 

FW★★★★☆

 

元々がレンタルだったので藤本の退団は既定路線。昨季13得点を挙げたチアゴサンタナとの相性は良かっただけに惜しい部分も感じるが、昨季は負傷離脱の多かったカルリーニョス・ジュニオが稼働出来れば心強く、カルリーニョス以外にも2列目とFWを兼ねるタレントは多い。後はディサロ燦シルヴァーノがブレイクを果たせられれば…。

 

総合★★★★☆

 

基本的な補強は昨季開幕前と昨夏の補強である程度完了しているとして、今季は昨季の大型補強に比べれば派手さは無くともレンタルバックを含めた堅実な補強を実施してきました。昨季はやや攻撃がチアゴサンタナの孤軍奮闘気味になっていたところへのテコ入れを感じる補強で、期待の若手を含めてタレントは擁するだけに何かきっかけを掴めれば…という気もするのですが。ただ昨季がそうでしたが、何か歯車が狂った時にGKに絶対的存在がいるのはかなり大きいですよね。

 

 

 

次回はPart4。磐田名古屋京都です。サ、サンガがJ1にいる…!

 

 

マリノスのユニフォームは毎年割と好き。

ではでは(´∀`)