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J1全チーム戦力診断Part4〜磐田、名古屋、京都編〜

J2生活長かったぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日はJ1全18チームの戦力診断第4回です。

 

 

今回は磐田名古屋京都の3チーム。昇格組2つとルヴァン杯王者です。おかげで今年は東海道にJ2が一つもないそうで。サンガもようやくJ1だょ…。

詳しい企画概要はPart1をご覧ください。

 

 

 

Part1→札幌鹿島浦和

Part2→FC東京川崎

Part3→横浜FM湘南清水

Part4→磐田名古屋京都

Part5→G大阪C大阪神戸

Part6→広島福岡鳥栖

 

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

ジュビロ磐田

 

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監督:伊藤彰(新任)

ホームスタジアム:ヤマハスタジアム(静岡県磐田市)、静岡スタジアムエコパ(静岡県袋井市)

胸スポンサー:ヤマハ発動機(輸送用機器メーカー)

ユニフォームサプライヤー:アドミラル

 

【昨季の成績】

J2リーグ:優勝

天皇杯:ベスト8

 

【主な移籍情報】

入団

GK 梶川裕嗣←横浜FM

DF リカルド・グラッサ←ヴァスコ・ダ・ガマ

MF 黒川淳史←大宮

FW ジャーメイン良←仙台

FW 杉本健勇←浦和(レンタル)

 

退団

GK 杉本大地→仙台

DF 鈴木海音→栃木(レンタル)

MF 今野泰幸→南葛SC

FW ルキアン→福岡

FW 小川航基→横浜FC

 

【予想システム】

→3-4-2-1

 

昨年の磐田の基本フォーメーションは3-4-2-1。これは伊藤監督も最も多く使用するシステムである事を踏まえると、今季も同じシステムを使うことが予想される。前線3枚にどういう人選をしてくるのか楽しみ。

 

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GK★★★☆☆

 

昨季台頭した三浦龍輝、ベテランの八田直樹モルドバ代表のアレクセイ・コシェレフ擁するところに横浜FMから梶川を獲得。第4GKまで正GKになり得るだけの熾烈な争いが見られそうなポジションとなった。四種四様のタイプである為、伊藤監督のチョイスに注目。

 

DF★★★☆☆

 

伊藤槙人を完全移籍に切り替え、袴田裕太郎(←横浜FC)と東京五輪ブラジル代表のグラッサを補強。3バックが予想される中で、大井健太郎や山本義道など昨季のメンバーを中心にしながら新戦力を加えた。入国制限により合流が遅れているグラッサが早くにフィット出来れば面白そう。

 

MF★★★☆☆

 

G大阪から移籍して以来、磐田でもチームの心臓として絶対的な存在に君臨した遠藤保仁を完全移籍に切り替えられたのは大きい。遠藤を筆頭に山田大記山本康裕大津祐樹などベテラン陣が核を担う中で、復帰した上原力也(←仙台)やJ2で大活躍した新加入の黒川がどこまで核として自身を示せるか。器用な選手が多いのは強み。

 

FW★★☆☆☆

 

ルキアン流出ダメージは言うまでもなく甚大であり、まずは彼の穴をどこまで埋めるかが第一課題になってくる。新加入選手として杉本とジャーメインを獲得したが、両者とも近年はそのポテンシャルを発揮しきれていない印象なのでここに再起を賭けたい。特に杉本にとっては正念場。

 

総合★★★☆☆

 

争奪戦となりそうだった黒川や古川陽介(←静岡学園高校)の獲得に成功し、レンタル組も軒並み完全移籍へ移行。フロントとしてはやるべき仕事を粛々とこなしていただけに、やはりルキアン退団が重くのしかかる部分はあると思います。J1に昇格したチームがズルズル行ってしまう一番の要因は「点を取られる」以上に「点を取れない」という事だと思いますし。逆に言えば、杉本やジャーメインが早くに存在感を示せれば、後はパズルのように仕上がっていく可能性も秘めているかと。

 

 

 

名古屋グランパス

 

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監督:長谷川健太(新任)

ホームスタジアム:豊田スタジアム(愛知県豊田市)

胸スポンサー:トヨタ自動車(自動車メーカー)

ユニフォームサプライヤー:ミズノ

 

【昨季の成績】

J1リーグ:5位

ルヴァン杯:優勝

天皇杯:ベスト8

ACL:ベスト8

 

【主な移籍情報】

入団

DF 河面旺成←大宮

DF チアゴC大阪(レンタル)

MF レオ・シルバ←鹿島

MF 仙頭啓矢←鳥栖

FW 酒井宣福鳥栖

 

退団

DF 木本恭生→FC東京

DF キム・ミンテ→鹿島

MF 米本拓司→湘南(レンタル)

FW 前田直輝ユトレヒト(レンタル)

FW ガブリエル・シャビエル→札幌

 

【予想システム】

→4-2-3-1

 

ここ2年の名古屋のシステムである4-2-3-1が濃厚。1.5列目的な選手の多いスカッドにも合致していると言える。一方、柿谷らをFW起用する事で長谷川監督がG大阪FC東京で好成績を残したベーシックな4-4-2を採用する線も。

 

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GK★★★★★

 

昨季はようやくベストイレブンのタイトルを手にしたランゲラックがいるだけで五つ星と評するべき。「名古屋でのベストシーズン」を年々更新していってるように映るのは圧巻の一言である。第2GKの武田洋平も十分以上の実力を有しているので、今年もGK陣は盤石と見ていい。

 

DF★★★★☆

 

中谷進之介吉田豊など、既存戦力の絶対値に疑う余地はない。この2人は特に、ここ2年の活躍ぶりは圧巻ですらあった。一方、昨季から選手層には不安を感じていた中で丸山祐市の負傷でそれが表面化。チアゴと河面は獲得したが、木本とキム・ミンテも去り、丸山がいつ、どういう状態で復帰してくるのかもわからない。チアゴと河面が早々にフィット出来なければ中谷と吉田の負担は今年も大きいか。

 

MF★★★★☆

 

昨季は稲垣祥が圧倒的なパフォーマンスを見せたボランチにはレオ・シルバが入団し、鳥栖からは仙頭も迎え入れた。2列目の阿部浩之も踏まえて実績と実力は間違いない。ただ、レオ・シルバや阿部の稼働率は少し落ちつつある上で米本が退団した事も踏まえると、中谷同様に今年も稲垣の負担増は避けられないか……。

 

FW★★★★★

 

マテウスと相馬勇紀の両翼は今年も大いに期待出来るしサイドは確実に計算が立つ。基本的にFWと2列目を兼ねた選手は多いので幅は広がるが、気になるのはセンターFWでシュヴィルツォクの状況で、その推移は少なからずチームのやり方にも影響を与えてくるだろう。一方、長谷川監督は過去に宇佐美貴史(G大阪)、永井謙佑(FC東京)をストライカーとして再生させた実績もある為、柿谷曜一朗齋藤学をどう使うのかも見もの。

 

総合★★★★★

 

マッシモ・フィッカデンティ監督の退任はクラブとしても意図しない部分があったとしても、後任が長谷川監督というチョイスなのは文脈として間違っている訳ではないでしょうから、基本的には昨季のベースを引き継ぎながら…という形にはなるでしょうし、スタメンの絶対値は相変わらず高いチームだと思います。ただ、昨季からの全体的な層の薄さはやっぱり懸念なので、比較的若手登用の意識が高い長谷川監督がどこまで底上げ出来るかは重要なポイントでしょう。

 

 

 

京都サンガFC

 

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監督:曺貴裁(2年目)

ホームスタジアム:サンガスタジアム by Kyocera(京都府亀岡市)

胸スポンサー:京セラ(電機機器メーカー)

ユニフォームサプライヤー:プーマ

 

 

【昨季の成績】

J2リーグ:準優勝

天皇杯:ベスト16

 

【主な移籍情報】

入団

GK マイケル・ウッド←アルメレ・C

DF メンデス←甲府

DF アピアタウィア久←仙台

MF 金子大毅←浦和(レンタル)

FW 豊川雄太C大阪

 

退団

GK 清水圭介C大阪

DF ヨルディ・バイス→岡山

DF 森脇良太→愛媛

MF 庄司悦大→岐阜

FW 李忠成→新潟シンガポール

 

【基本システム】

→3-1-4-2

 

昨季は全42試合で一貫して4-1-2-3で戦った中で、PSMの枚方戦では3-1-4-2を試した。このまま3バックで行くのか、或いは枚方戦はオプションのテストだったのかは現段階では不明だが、センターラインの選手を多く獲得しただけにプランとしては考えられる。

 

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GK★★★★☆

 

「J1レベルで若原智哉がどこまでやれるのか」という部分があったので一人は即戦力GKを獲得しそうな気はしていたが、まさか3人も獲得してくるとは思わなかった。清水が退団した事を踏まえても少し獲り過ぎな気はするが、それでも個々の実力は確かである。曺監督が誰を正GKに選ぶのか読めない。

 

DF★★★☆☆

 

バイスを放出したが、新たなCBを3人補強。既に麻田将吾や長井一真本多勇喜がいる中でCBを増やしたのは3バック採用も睨んで…か。麻田も含めて昨季のJ2ベストイレブン級が揃うのは楽しみ。今季はWBの可能性もあるSBはレンタル中の身である2人の去就が心配されたが、白井康介を完全移籍、荻原拓也はレンタル延長の形で慰留に成功出来たのは大きい。

 

MF★★★☆☆

 

各ポジションで多く新戦力を迎えたサンガに於いてMFの即戦力補強は金子のみで、基本的には昨季の面子で挑む。若原と同じく、福岡慎平や川﨑颯太がJ1でどのくらいのレベルでやれるのかは蓋を開けてみないとわからない部分もあるので、松田天馬武富孝介にはその辺りを上手く引っ張っていってほしい。金子-福岡-川﨑の中盤はハマれば相当ロマンに溢れた中盤になりそう。

 

FW★★★☆☆

 

ピーター・ウタカが去年、一昨年の働きを見せてくれれば何の問題もないが、ウタカも開幕戦の時点で38歳になっているので、それを前提として計算するのは非常に危険。ただその中で豊川、山﨑凌吾(←名古屋)と実力者をしっかり補強出来た。ちょっとしたサプライズだった大前元紀(←群馬)とマルティノス(←山形)に関しては、曺監督はスタメンよりも最初から一芸に、秀でたジョーカーのつもりで計算してそう。

 

総合★★★☆☆

 

「インもアウトも想像以上に多かった」というのが今オフを見ての率直な感想ですね。同じ昇格組の磐田と比較すると、やはり11年もJ2幽閉されていた訳でサンガの場合は川﨑、福岡、若原、麻田など「初めてのJ1」になる若手選手が多く、多めに獲得した即戦力選手がこの辺りの選手を上手くリードしていく事、そして若手がリードを追い越していく事が出来れば伸び代はあると思います。後はスーパーウタカ状態がいつまで続くか…。

 

 

 

次回はガンバセレッソヴィッセルです!

 

 

頼む…残留して…!

ではでは(´∀`)