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J1補強途中診断2024〜Part4 C大阪、神戸、広島、福岡、鳥栖〜

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そうか、神戸ディフェンディングチャンピオンか…

 

どーもこんばんは

 

さてさて、2024年シーズンに向けた補強の動きはますます活発化しております。泣き、笑い、各チームに色々な事情と状況がある事でしょう。

 

 

 

という訳で今回は2024年シーズンJ1リーグ、補強途中診断と題しまして、各チームの現時点での補強を見ていこう…という企画です。全4回更新します。この後にどんな動きがあるのかを含めて注目ですね。

 

※情報は全て2024年1月5日時点のものです。

 

 

第1回→札幌鹿島浦和FC東京

第2回→東京V町田川崎F横浜FM湘南

第3回→新潟磐田名古屋京都G大阪

第4回→C大阪神戸広島福岡鳥栖

 

 

アジアカップ2023観戦ガイドを作成しました!コンテンツは随時更新しておりますので、是非ご活用くださいませ!

 

2023年のJリーグを振り返る記事も色々更新しています。それらの記事はこちらにまとめておりますので是非!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

セレッソ大阪

 

監督:小菊昭雄(4年目)

本拠地:ヨドコウ桜スタジアム(大阪府大阪市)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:9位(勝点49:15勝4分15敗)

ルヴァン杯:グループステージ敗退

天皇杯:4回戦敗退

 

【主な移籍情報】

入団

DF 奥田勇斗←桃山学院大学

DF 田中駿汰←札幌

FW 山田寛人←仙台(レンタル)

 

退団

DF マテイ・ヨニッチ→未定

DF 山中亮輔→名古屋

DF 丸橋祐介鳥栖

MF 石渡ネルソン→愛媛(レンタル)

MF 新井晴樹→水戸

 

補強に関しては年明けからいくつかの報道が出ましたが、現時点で確定しているのは田中駿汰のみで、退団は数こそ多いものの、山中も報道のある鈴木徳真もベンチスタートが多かった事を踏まえると、ヨニッチ以外は昨季はレギュラーの退団はそうは無いので、編成としては結果的には現状維持に近い形になったのでは。

ただ獲得が濃厚と報じられたルーカス・フェルナンデスや登里享平もサイドの選手ですし、サイドの選手層とセンターの選手層が若干乖離があるのも否めない部分はあります。終盤戦は柴山昌也を中盤起用するようになったとはいえ、その意味でヨニッチ、報道段階の鈴木が退団する影響はどこかでじわじわと来る可能性もある。争奪戦中の大橋祐紀も含めて、そこはもうひと動きどこかで出てくる可能性もあるのかなと。

 

 

 

ヴィッセル神戸

 

監督:未定(吉田孝行監督続投方針)

本拠地:ノエビアスタジアム神戸(兵庫県神戸市)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:優勝(勝点71:21勝8分5敗)

ルヴァン杯:グループステージ敗退

天皇杯:ベスト8

 

【主な移籍情報】

入団

GK オビ・パウエルオビンナ←横浜FM

GK 新井章太←千葉

DF 広瀬陸斗←鹿島

MF 山内翔←筑波大学

MF 櫻井辰徳←徳島(復帰)

 

退団

GK 坪井湧也→磐田(レンタル)

DF 大﨑玲央→エミレーツ・クラブ

DF 高橋祥平→松本

MF 泉柊椰→大宮(レンタル)

MF バーリント・ヴェーチェイ→未定

 

報道では井手口陽介、鍬先祐弥、岩波拓也、宮代大聖といった名前が獲得濃厚となっている選手として挙がっており、既に発表されたオビと広瀬を含めて、今オフの神戸の目的は選手層のブラッシュアップ…というところはかなり明確になっていますね。例えば広瀬の獲得なんかは、酒井高徳欠場時は初瀬亮や本多勇喜のスライドで対処していましたけど、ACLでも勝つ事を考えたら右SBの控えはちゃんと用意したいでしょうし。考え方としてはレギュラーは基本的に昨季のメンバーで固まっている上で、昨季の課題でもあった控えとの差を埋めるような補強というところが色濃く出ているのが現在名前が挙がっている選手なのかなと。

そういう意味では全体的にベターな動きをしているようには思います。ただ気になるのはGK。どちらか、ならともかく、オビと新井を2人とも獲った事は予想外でした。前川黛也ってもしかして海外の話あるの?とか斜に構えたりもしてしまいますが…。

 

 

 

サンフレッチェ広島

 

監督:ミヒャエル・スキッベ(3年目)

本拠地:エディオンピースウイング広島(広島県広島市)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:3位(勝点58:17勝7分10敗)

ルヴァン杯:グループステージ敗退

天皇杯:3回戦敗退

 

【主な移籍情報】

入団

GK 薄井覇斗←松本(レンタル)

DF イヨハ理ヘンリー←京都(復帰)

MF 細谷航平←法政大学

MF 小原基樹←水戸(復帰)

 

退団

GK 林卓人→引退

DF 住吉ジェラニレーション→清水(レンタル)

MF 柴崎晃誠→引退

MF 仙波大志→岡山(レンタル)

FW 棚田遼→いわき(レンタル)

 

しかしまぁ、ここまで書くとかも退団もなくオフシーズンを過ごしてくるとは……インもアウトも新しい報道もないですし。

基本的に広島の場合は現在のチームのレベルが高い、という部分はありますので、現状維持路線になる事はすごく自然な流れではあります。むしろ昨夏に森島司の退団と加藤陸次樹&マルコス・ジュニオールの獲得がありましたが、加藤とマルコスの獲得が、森島の退団に伴い今オフの分を前倒しにした形にもなったのかなと。将来的に川村拓夢や満田誠の欧州移籍のリスクはあるとはいえ、近年は主力退団も抑えられている事は美点です。

ただ、広島の場合はACLがあるかもしれないというところがポイント。昨季は浦和が優勝した事でそれは実現しませんでしたが、今の選手層でACLに挑むとなると…やっぱりそこは少し怖いところも否めないですね。

 

 

 

アビスパ福岡

 

監督:長谷部茂利(5年目)

本拠地:ベスト電器スタジアム(福岡県福岡市)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:7位(勝点51:15勝6分13敗)

ルヴァン杯:優勝

天皇杯:天皇杯

 

【主な移籍情報】

入団

GK 管沼一晃←福岡大学

MF 重見柾斗←福岡大学

MF 北島祐二←東京V(復帰)

MF 松岡大起←グレミオ・ノボリゾンチーノ

FW 岩崎悠人←鳥栖

 

退団

GK 山ノ井拓己→金沢

DF 三國ケネディエブス→名古屋

MF 田邊草民→引退

MF 中村駿→磐田

FW 山岸祐也→名古屋

 

大きな補強があり、同時に大き過ぎる流出があった。それがめちゃくちゃざっくりとした表現でした。神戸への移籍が濃厚とされる井手口に関しては元々レンタルなので仕方ないとしても、やっぱり山岸は福岡の躍進を象徴するようなエースストライカーだっただけに苦しい出来事だったと思います。

一方、そんな中でも獲られるだけでなく岩崎の争奪戦を制したり、井手口の流出に備えて松岡を確保出来たことはクラブ規模としての成長が表れた結果とも言えますし、そこはすごくポジティブな要素。福岡は他のチームと比較しても新加入選手がフィットしやすい構造になっていると思いますし。しかし福岡のサッカーはやはり最終的にFWでどう仕留めるかが特に問われているチームだと思いますし、ウェリントンこそ残留となりましたが、ルキアンやの去就もハッキリしていない訳で、万が一ルキアンも…となれば、やはりそこに置ける"強いFW"の獲得は求められる部分になるかなと。

 

 

 

サガン鳥栖

 

監督:川井健太(3年目)

本拠地:駅前不動産スタジアム(佐賀県鳥栖市)

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:14位(勝点38:9勝11分14敗)

ルヴァン杯:グループステージ敗退

天皇杯:3回戦敗退

 

【主な移籍情報】

入団

GK アルナウ←奈良

DF 上夷克典←大分

DF 丸橋祐介C大阪

MF 中原輝←東京V

FW ヴィニシウス・アラウージョ今治

 

退団

GK 内山圭→藤枝(レンタル)

DF ファン・ソッコ→未定

MF 島川俊郎→徳島

FW 小野裕二→新潟

FW 岩崎悠人→福岡

 

鳥栖といえばやっぱり、クラブ規模の宿命もあってどうしても流出してからの穴埋め補強、みたいなリアクション的な動きをせざるを得なかった部分はあったと思います。それに対して今季は、岩崎は複数クラブの争奪戦の末に福岡に行ったり、小野の新潟移籍もサプライズ性はあったので誤算でしたが、概ね鳥栖が能動的に動けた市場にはなったように感じます。

河原創や長沼洋一のような選手の契約更新に成功したことは、やはりここ数年の鳥栖のクラブ事情を踏まえると少し安定してきたのかなと思わせるだけの出来事ではあったと思いますし、その上で守備陣に上夷、丸橋、レンタルの木村誠二(←FC東京)を迎え入れてブラッシュアップ。鳥栖にとって朴一圭に依存していたGKにアルナウという実力者を加えられた事も特筆すべきポイント。鳥栖としては良いオフシーズンを過ごせたのでは。

 

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地面が凍りすぎ。

ではでは(´∀`)