怒涛の冬!怒涛の冬!
どーもこんばんは
さてさて、2024年シーズンに向けた補強の動きはますます活発化しております。泣き、笑い、各チームに色々な事情と状況がある事でしょう。
という訳で今回は2024年シーズンJ1リーグ、補強途中診断と題しまして、各チームの現時点での補強を見ていこう…という企画です。全4回更新します。この後にどんな動きがあるのかを含めて注目ですね。
※情報は全て2024年1月4日時点のものです。
第3回→新潟、磐田、名古屋、京都、G大阪
アジアカップ2023観戦ガイドを作成しました!コンテンツは随時更新しておりますので、是非ご活用くださいませ!
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2023年のJリーグを振り返る記事も色々更新しています。それらの記事はこちらにまとめておりますので是非!
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オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。
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監督:松橋力蔵(2年目)
本拠地:デンカビッグスワンスタジアム(新潟県新潟市)
【昨季の成績】
ルヴァン杯:グループステージ敗退
天皇杯:ベスト8
【主な移籍情報】
入団
GK 吉満大介←山口
DF 遠藤凌←いわき
MF 宮本英治←いわき
MF 長谷川元希←甲府
退団
DF 田上大地→岡山
DF 渡邉泰基→横浜FM
MF 高宇洋→FC東京
MF 三戸舜介→S・ロッテルダム
FW グスタボ・ネスカウ→未定
昨季は躍進しただけに、新潟の懸念は主力をどれだけ慰留できるか…という部分にあったと思います。その点で言えば、三戸は海外なので仕方ないとして……高と渡邉は抜けましたが、危惧していたよりは選手流出は防げたように思います。
その上で今年は補強面で上手く動けました。誰もが予想していなかった小野の獲得に始まり、特に長谷川は人気銘柄になる可能性もあっただけによく射止めたなと思いますし、それはいわきから引き抜いた2人も同様。結果的に抜けた選手のポジションの選手を獲得した形になりましたが、純粋な代役候補というよりは昨季のチームに如何に強度要素を足せるかというところなのかなと。来年はもう昇格組とは呼ばれない訳で、そのブラッシュアップを上手く成立させられるかどうか楽しみですね。
監督:横内昭展(2年目)
本拠地:ヤマハスタジアム(静岡県磐田市),静岡スタジアムエコパ(静岡県袋井市)
【昨季の成績】
J2リーグ:2位(勝点75:21勝12分9敗)
天皇杯:3回戦敗退
【主な移籍情報】
入団
MF 高畑奎汰←大分
MF 平川怜←熊本
MF ブルーノ・ジョゼ←グアラニFC
FW マテウス・ペイショット←A・ゴイアニエンセ
退団
MF 鈴木雄斗→湘南
MF 山本康裕→松本
FW 大津祐樹→引退
FW ファビアン・ゴンザレス→甲府
1年半ぶりのお買い物解禁となった磐田さん。貯め込んだ予算をぶわーっと使うようにブラジル人を4人補強するなど積極的に動いていますね。昨季の補強禁止は間違いなく痛手でしたが、結果的に昇格を果たせた今となっては、より補強の必要性がある今季に注ぎ込めた事はハンデを自分達で追い風に変えたみたいなところはあるように思います。
後藤の海外移籍や大津の引退、ゴンザレスの退団で層が薄くなっていたFWにもしっかりとブラジル人を2人迎え入れましたし、まずはここがしっかりフィットできるかどうか。その上で中盤は争奪戦となった平川、注目銘柄となっていた高畑と川﨑一輝(←讃岐)に助っ人も補強した事でかなり底上げされたのでは。ただ、鈴木が抜けた事もあってDF陣の層はやや不安なところはあるかなと。
監督:長谷川健太(3年目)
【昨季の成績】
ルヴァン杯:ベスト4
天皇杯:ベスト8
【主な移籍情報】
入団
MF 中山克広←清水
MF 椎橋慧也←柏
MF 小野雅史←山形
FW 山岸祐也←福岡
退団
DF 森下龍矢→レギア・ワルシャワ
MF 山田陸→長崎
FW 中島大嘉→札幌(復帰)
クソデカい補強とクソ痛い流出……良い方向にも悪い方向にもここまで振れ幅が大きいチーム、シーズンも稀なのでは。Twitterにも書きましたが、まさしく名古屋サポは今や乗り物酔いでも患いそうな程のアップダウンだなぁと…。
前線に関してはこれ以上ないほどに素晴らしい移籍市場でした。山岸獲得は間違いなく今季の大型移籍の一つですし、清水の中山獲得も大きな補強。後はユンカーの完全移籍さえ確定すれば文句なしのオフと言えるでしょう。中盤も内田宅哉の完全移籍切り替えに加えて椎橋の獲得ででブラッシュアップ出来ていますし。
ただやっぱり…堅守を売りにしてきたチームなだけに、今季は守備再編を余儀なくされている部分は気がかりです。中谷、丸山、森下、そして海外移籍が濃厚とされる藤井…ここがまとめて抜けた事はやっぱり痛恨。SBとして小野と山中、CBとして発表済みの三國ケネディエブス(←福岡)に加えて井上詩音も獲得濃厚との事ではありますが……むしろDF陣の若返りを図るならばこそ、丸山と中谷が同時に抜けた事は中々痛いところあるのかなと。ランゲラックとの連携の部分も完成されたものがあったでしょうし…。
監督:曺貴裁(4年目)
本拠地:サンガスタジアム by KYOCERA(京都府亀岡市)
【昨季の成績】
ルヴァン杯:グループステージ敗退
天皇杯:2回戦敗退
【主な移籍情報】
入団
DF 松田佳大←水戸
DF 宮本優汰←浦和(レンタル)
DF 鈴木義宜←清水
MF 鈴木冬一←ローザンヌ・S
FW マルコ・トゥーリオ←セントラル・コースト
退団
GK 若原智哉→長崎(レンタル)
DF 井上黎生人→浦和
MF 山田楓喜→東京V(レンタル)
FW パトリック→未定
FW 木下康介→柏
立ち回りとしては割りかし上手くやったように思います。井上を浦和に引き抜かれた事は痛手で木下もやや予想外ではありましたが、パトリックの契約満了を含めて概ねサンガが主体的な強化に動けている感覚はあるという事、CBに松田佳と鈴木義、右SBに鈴木冬と宮本を迎え入れて、昨季顕著だったあまりにも選手層の薄いポジションへの手当てもしっかりやれた。全体的な動きとしてはベターというか、納得感はありますね。
注目かつ、どうなるか気になるのはやはりマルコ・トゥーリオでしょうか。オーストラリアで卓越した実績を持つ彼がフィットすればチート級にすらなる可能性がある一方で、曺監督体制では特に、ウタカやパトリックのような日本慣れしたFW以外はなかなかフィット出来ていない現状がある。パトリックや木下が抜けただけに、ここをどうフィットさせるのかは大きな鍵を握りそうです。
監督:ダニエル・ポヤトス(2年目)
本拠地:パナソニックスタジアム吹田(大阪府吹田市)
【昨季の成績】
ルヴァン杯:ベスト8
天皇杯:2回戦敗退
【主な移籍情報】
入団
GK 一森純←横浜FM(復帰)
DF 中谷進之介←名古屋
MF 岸本武流←清水
MF 山田康太←柏
FW 山下諒也←横浜FC
退団
DF クォン・ギョンウォン→未定
DF 佐藤瑶大→浦和
MF 山本悠樹→川崎F
FW 鈴木武蔵→札幌(レンタル)
凄まじいオフでしたね。慌ただしい。今オフインもアウトも慌ただしい三大クラブはガンバ・名古屋・福岡でしょう。中谷獲得も山本退団も今オフの移籍市場でトップクラスの大型移籍だったと思いますし、山田の獲得、一森のレンタルバックも大きな意味を持った。今季のガンバはフロントが刷新されたので、そこの引き継ぎ等のところで動きが遅れる可能性も懸念されましたが、そこは迅速にやってくれたように思います。なんなら、まだまだ数人獲得濃厚と報じられている選手もいますし。
選手の入れ替えが相当激しかったので、ここからどうチームにフィットさせるのかは…一見相性が良さそうな選手でもやってみないとわからない部分は実際にあるとは思います。ただ、クラブとして気合の入ったオフである事は十分に示してくれたかなと。選手が抜けたところに補強した事、補強に失敗したポジションの第2候補をしっかりと用意していた事は評価ポイントです。
怒涛の冬!
ではでは(´∀`)