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J1全チーム戦力診断Part1〜札幌、鹿島、浦和編〜

(新任)

 

(新任)

 

…って書くと段々(新庄)に見えてきた。

 

 

どーもこんばんは

 

さてさて、Jリーグ開幕がいよいよ迫って参りました。

本日からは6回に渡り、J1全チームの戦力判断をやっていきます。

 

 

↑2022年のJリーグ開幕に関するブログは上のページでまとめてあります。

 

何気に毎年恒例になってきたこの企画。今回も例年通り、各ポジション毎に五つ星で戦力充実度を測っていきたいと思います。各回3チームずつ6回に分けて更新していきまして、そしてこの6回の連載が終わった暁にはこの連載で書いた事を踏まえて順位予想に繋げていこう…と。そういう筋書きです。

独断と偏見ではありますし、読んでいるうちに「何言ってんだコイツ」的な部分もあるでしょうが、あーだこーだ言えるのも開幕前の楽しみ…という事でお付き合いくださいませ。

第1回の今回は北から順に札幌鹿島浦和の3チームでお届け致します。

 

 

 

Part1→札幌鹿島浦和

Part2→FC東京川崎

Part3→横浜FM湘南清水

Part4→磐田名古屋京都

Part5→G大阪C大阪神戸

Part6→広島福岡鳥栖

 

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

北海道コンサドーレ札幌

 

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監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ(5年目)

ホームスタジアム:札幌ドーム札幌厚別公園競技場(ともに北海道札幌市)

胸スポンサー:石屋製菓(製菓メーカー)

ユニフォームサプライヤー:ミズノ

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:10位

ルヴァン杯:ベスト8

天皇杯:3回戦敗退

 

【主な移籍情報】

入団

DF 西大伍←浦和

MF 檀崎竜孔←千葉(復帰)

FW 興梠慎三←浦和(レンタル)

FW 藤村怜←山形(復帰)

FW ガブリエル・シャビエル←名古屋

 

退団

MF チャナティップ→川崎

FW ジェイ→未定

FW ガブリエル→未定

 

【予想システム】

→3-4-2-1

 

「ミシャ式」と称される3バックシステムは今年も健在。田中、宮澤、高嶺など3バックとボランチの両方で出来る選手も多いのは心強い。チャナティップの退団に加えて右WBに西を獲得したことで金子はシャドー固定か。

 

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GK★★★☆☆

 

菅野孝憲は年々安定感と凄みを増している印象。豊富な実績を持つ大谷幸輝や、既にJ1デビューを果たすなどポテンシャルに疑いはない中野小次郎といったバックアップも揃っており、彼らが菅野の座を脅かせるかどうかにも期待。

 

DF★★★☆☆

 

中駿汰、宮澤裕樹福森晃斗、ここに高嶺朋樹も組み込むことでバシッと固まった感はある。特殊な役割が求められる札幌のDF陣だが、昨季は途中出場がメインだった岡村大八がスタメン争いに絡んでこれれば幅は大きく広がる。

 

MF★★★★☆

 

他クラブからオファーが来ていた菅大輝と金子拓郎は慰留に成功。負傷離脱が多かった駒井善成ボランチに定着した。ボランチと両WBで2チーム分の戦力を有しているのは心強く、中盤の破壊力にも期待できる。西の獲得でバリエーションも広がりそう。

 

FW★★★★☆

 

チャナティップの退団が決まったのは痛手だが、そこにシャビエルを引っ張ってきたフロントの動きは迅速だった。昨季は小柏剛が台頭し、ミラン・トゥシッチも日に日に存在感を増している。そこに興梠を加わり、ジェイは抜けても楽しみな顔触れ。

 

総合★★★★☆

 

チャナティップこそ移籍しましたが、その他の選手に届いたオファーに対してはいずれも残留。基本的にはこれまでのミシャ式を継続できる選手を揃えましたし、ミシャ式を知り尽くす興梠と逆に異端児として輝けそうなシャビアル、基本的に器用な西の補強で面白いスカッドになったと思います。特に3-4-2-1の4の面子はめちゃくちゃ楽しみ。

久々のJ1となった5年前と比べて、今の札幌は戦うステージは一段上がりました。2018年の4位はダークホース的な意味合いが強かったですが、もう今年にその辺りの順位につけても誰も驚かないでしょう。

 

 

 

鹿島アントラーズ

 

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監督:レネ・ヴァイラー(新任)

ホームスタジアム:茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市)

胸スポンサー:LIXIL(建設業)

ユニフォームサプライヤー:ナイキ

 

【昨季の成績】

J1リーグ:4位

ルヴァン杯:ベスト8

天皇杯:ベスト8

 

【主な移籍情報】

入団

DF キム・ミンテ←名古屋

MF 仲間隼斗←柏

MF 樋口雄太←鳥栖

MF 中村亮太朗←甲府

FW 鈴木優磨←シントトロイデン

 

退団

DF 永戸勝也→横浜FM

DF 犬飼智也→浦和

DF 町田浩樹→シントトロイデン

MF レオ・シルバ→名古屋

MF 遠藤康→仙台

 

【予想システム】

→4-4-2

 

ヴァイラー監督はこれまでは4-2-3-1や4-1-2-3を採用してきたというが、有力なCFが3人いる現在のスカッドとヴァイラー監督がいつから合流出来るかが不透明なことを踏まえれば、当面はとりあえず4-4-2がベターになりそう。

 

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GK★★★★★

 

GKの世代交代は長年の鹿島のテーマだったが、一昨年と昨年で沖悠哉がその課題を完全に解決してみせた。その一方で昨季終盤に沖からレギュラーを取り返す格好になったクォン・スンテも相変わらずの高いクオリティを見せていたので、今年もGKはこの2人で盤石だろう。

 

DF★★★☆☆

 

常本佳吾が大卒ルーキーながらレギュラーに定着したのはチームにとって相当大きなポイントであり、欧州から復帰した安西幸輝も高パフォーマンスを発揮。ただ…キム・ミンテの補強は勿論大きいが、犬飼と町田の退団を踏まえるとCBの選手層には不安が残るというか、2019年のような出だしの躓きに繋がりかねない可能性も。

 

MF★★★★★

 

長年チームを支えた遠藤やレオ・シルバ永木亮太(→湘南)はチーム去ったが、それでもJリーグ屈指の中盤を誇る事に疑いの余地は無い。特に2列目は樋口、仲間の加入でポジション争いは「カオス」とさえ表現出来るだろう。ボランチもディエゴ・ピトゥカと三竿健斗の二人が鉄板だが、ここにもJ2で輝きを放った中村を加えた。

 

FW★★★★★

 

欧州でも結果を残していた鈴木の復帰は特大のサプライズだった。恐らく今季の鹿島はシステムは4-2-3-1で考えていたと思うが、鈴木の獲得は良い意味でその志向を揺るがすだけのインパクトはあったと思う。これでエヴェラウドが2020年のパフォーマンスを取り戻せば手がつけられない。

 

総合★★★★★

 

クラブとして初めてブラジル路線から外れ、欧州の監督を招聘して迎える今シーズンですが、鈴木の電撃復帰以前から積極的な補強が目立ちました。特に人気銘柄の樋口を射止めたのは大きく、中盤から前線にかけての層は相当なモノでしょう。ただ、それだけにCBの不安は多少ありますね。試合を重ねるに連れて若手が化けていけたら一番いいのでしょうが…。

 

 

 

浦和レッズ

AFCチャンピオンズリーグ2022出場

 

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監督:リカルド・ロドリゲス(2年目)

ホームスタジアム:埼玉スタジアム2002(埼玉県さいたま市)

胸スポンサー:POLUS(建設業)

ユニフォームサプライヤー:ナイキ

 

【昨季の成績】

J1リーグ:6位

ルヴァン杯:ベスト4

天皇杯:優勝

 

【主な移籍情報】

入団

DF 犬飼智也←鹿島

DF 大畑歩夢←鳥栖

DF 知念哲矢←琉球

MF 松尾佑介←横浜FC

MF ダヴィド・モーベルク←スパルタ・プラハ

 

退団

DF 槙野智章→神戸

DF 山中亮輔C大阪

MF 田中達也→福岡

MF 汰木康也→神戸

MF 宇賀神友弥→岐阜

 

【予想システム】

→4-2-3-1

 

戦術・戦い方のベースは昨季の時点で大体固まっており、基本的には昨季の形が基本路線として維持される。新加入組もいきなりスタメンは難しいかもしれないが、終盤戦にどれだけ11人に食い込んでいるかどうか見もの。

 

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GK★★★★★

 

長きに渡って西川周作という絶対的な存在が君臨する中で、若手の鈴木彩艶は昨季に一度西川からレギュラーを奪い返すほどのパフォーマンスを見せたし、その上で再び鈴木からポジションを取り返したのも見事。牲川歩見(←水戸)もJ2で積んだ実績は確かで、3人という人数は少ない気もするが実力への不安はない。

 

DF★★★★★

 

槙野、宇賀神のみならず山中とトーマス・デン(→新潟)まで退団した一方、鹿島からACL優勝経験を持つ犬飼や成長著しい大畑と知念も補強。ただでさえ酒井宏樹やアレクサンダー・ショルツを有する中で質も量も揃えた。2列目の選手層を考えれば、明本考浩は今年は左SB固定か?

 

MF★★★★★

 

小泉佳穂や平野佑一のようなJ2から個人昇格させた選手のみならず、柴戸海やルーキーの伊藤敦樹らが揃いも揃ってみんな開花したのは控えめに言って恐ろしい。リカルド監督の愛弟子である岩尾憲(←徳島)など積極的な補強で、ターンオーバーがターンオーバーに見えないような起用も出来る。

 

FW★★★★☆

 

怪我等もあったとはいえ、キャスパー・ユンカーの得点ペースがガクっと落ちたのはやや不安で、そもそもFWとして登録されているのがユンカーと高卒ルーキーの木原励(←京都橘高校)の2人だけなのは、江坂任をCFに置くゼロトップ的なオプションがあるとしても不安は否めない。ただ、西野努テクニカルディレクターは「最後のピース」としてFW補強も示唆しているのでもう少し様子を見たい。

 

総合★★★★★

 

2020年に立ち上げた「3ヶ年計画」は、今のところほぼ2020年に思い描いた通りに推移していると思いますし、それだけにその3年目にあたる今季の重要性は言わずもがな。今季は槙野や宇賀神、興梠に阿部勇樹(→引退)と多くの功労者がチームを去りましたが、改革としては上手く進んでいるのは確かです。ACLとの両立が出来るだけの質と量はあると思うので期待したいですね。

 

 

 

Part2はFC東京川崎です!

 

 

オリンピックで行く予定だったのに札幌ドーム

ではでは(´∀`)