RK-3はきだめスタジオブログ

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トライとエラーと比率の問題と〜2026明治安田J1百年構想リーグWEST第1節 京都サンガFC vs ヴィッセル神戸 マッチレビュー&試合考察〜

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なんとか開幕までにギックリ腰治った…

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューは2026明治安田J1百年構想リーグWEST第1節(開幕戦)、京都サンガFC vs ヴィッセル神戸の一戦です!

 

 

 

Jリーグをもっと楽しめる(かもしれない)、2026百年構想リーグ開幕ガイド作りました!是非お使いくださいませ!

 

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2026年W杯の当サイト的テーマソングを勝手に作りました。

 

 

「経験不足は経験しないと補えない」

鹿島戦の後の曺貴裁監督の言葉が昨シーズンの全てだったような気がします。

サンガは優勝には足りなかった。それはサンガがまだ、経験値も含めて優勝に足るだけの実力を持ってはいなかったから。そう捉えるしかない。しかし逆に言えば、去年のサンガは「なにが優勝に足りなかったのか?」を語れるフェーズまで辿り着いた。その道のりで得た手応え、自信、悩み、困惑、そして最後の最後に鹿島に突きつけられた現実……その全てがこのクラブの努力と力で掴み取った"経験"なんだと思います。

 

 

2002年に記録した「2万人来場」「5位」という数字はこのクラブにとってのアンタッチャブルレコードだと思われていた時代がありましたが、サンガはそれを乗り越えて今日、新たなシーズンを迎えようとしています。2002年の躍進はクラブの歴史の中でひと夏の思い出のような軌跡だったのかもしれません。だからこそ、2025年の冒険はクラブのひと夏の冒険にしてはいけない。あの自信は、あの悔しさは、あの日ぶつかった鹿島アントラーズという壁は、クラブが紡ぐ物語の前日譚にしなければならない。見たことのない景色を見れば、また新しい見たことのない景色が生まれ、そこを目指して人は歩いたことのない道を行く。強豪と呼ばれるクラブはそうして大きくなっていきました。

来年じゃない。未来じゃない。今年、今年なんだと。このクラブは未来に賭け、勝負に出る。昨季サンガが掴んだ権利を血肉にするのは、今日から始まる新たなスタンダードです。J1に上がれない、J1で勝てない、J1に定着できない、J1で上位争いはできない……出来ないと思っていたことを一つずつ超えてきました。2025年を物語の序章にするには、それ以上のシーズンが必要になる。そんな冒険を今日から始まる舞台に期待しています。さあ、最初で最後の百年構想リーグの開幕です!

両チームスタメンです。

 

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サンガは昨季のレギュラーメンバーから原大智と宮本優太が退団し福岡慎平が負傷。それに伴いアンカーとCBにはそれぞれ齊藤未月とアピアタウィア久が入り、左WGのポジションには新加入の新井晴樹が入りました。人選が注目されたインサイドハーフ松田天馬ジョアン・ペドロをチョイス。新加入選手ではエンリケトレヴィザン、平岡太陽、本田風智がベンチ入りしています。

ミヒャエル・スキッベ監督の初陣となる神戸は、スキッベ監督は広島時代は一貫して3-4-2-1を採用していましたが、神戸では前任の吉田孝行監督時代と同じく4-1-2-3で挑みます。スタメンには今季から神戸に復帰した郷家友太をインサイドハーフで起用。新加入のンドカ・ボニフェイス、乾貴士、昨季は登録期間の都合でACLのみの出場となった権田修一もベンチに入りました。

 

 

 

本日の会場は京都府亀岡市サンガスタジアム by Kyoceraです。

サンガとしては2023年以来の開幕ホームという事になりましたが、3会場同時開催とはいえJ1が2018年から実施している金J開幕の金曜日開催を務めるのは初めてとなりました。2月中の試合ではキャプテン翼と各クラブがコラボした「熱狂ブランケット」が配布され、サンガは開幕戦の来場者全員にブランケットが配布されます。試合前には「SUPER PURPLE NIGHT」と称した壮大なセレモニーが行われると共に、京都新聞から開幕特別号と称したタブロイド紙が配布されます。

今季からは新たにサンガグルメ街道と称したスタグル施策も実施。昨年10月に亀岡駅前にオープンしたSANGA COREの実店舗など、クラブとしても様々な施策強化に挑んでいます。

 

 

現地行ってきました!

スポーツ観戦日記は追々…?

 

 

 

前半から試合は神戸ペースで進みます。

試合開始早々からゴール正面で与えた決定的なFKの場面こそ大迫勇也のキックを壁が弾きましたが、続く9分にも井手口陽介のパスを受けた郷家がシュートを放つ場面を神戸が創出。これも枠を逸れますが前半から神戸は扇原貴宏を起点に中盤でサンガのプレスを引き付けながら井手口と郷家がスイッチを入れる、或いは大迫が昨年までは最前列でのポストプレーが多かったところを、今季は中盤に関与しながら両WGの背後への抜け出しを促し、一時的にダイヤモンド型の4-4-2のような瞬間を作り出すような攻撃システムを採ってきて、サンガはプレスの対象を絞りきれずに佐々木大樹と武藤嘉紀の裏抜けを許す展開が増えていました。

 

 

 

とはいえ、立ち上がりこそ神戸の攻勢を前になかなか攻撃に転じられない時間が続いたものの、新加入の新井のスピードを活かして攻撃の形をいくつか作れるようになり始めると、攻撃面で今季から試しているプレーやアイデアも発揮されるようになり、同時に決定的なチャンスもいくつか迎えられるようになりました。

10分には左サイドを抜け出した新井の折り返しにエリアス、トゥーリオが立て続けに反応するもどちらもシュートをミートしきれず。22分にトゥーリオとの連携から中央に切り込んだ福田心之助が放ったミドルがGK前川黛也に阻まれると、29分には新井の折り返しをヒールで落としたトゥーリオのパスにペドロが走り込んで決定機を迎えますが…シュートの歩幅が上手く合わずにGK正面。

 

 

 

しかしサンガも神戸も攻撃の形を発揮し合った形ゆえに、チャンスは作れても主導権までは握れていなかった中で37分でした。自陣でビルドアップした神戸は扇原が降りてきた大迫に縦パスを付けると、大迫は反転して右サイドへロングスルーパス。抜け出した武藤がこれをゴール左隅に決め切って神戸先制。2024年のMVPながら昨年は怪我の影響で僅か1得点と苦しんだアタッカーの一撃で試合が動きます。

 

 

サンガは前半終了間際にも意表を突いたセットプレーから福田がミドルを放ちますが、シュートは僅かに枠の右へ。決定的なチャンスも決定的なピンチも多かった前半は1点ビハインドで終えます。

 

 

 

後半、神戸は大迫を下げて小松塁を投入。

後半に入ると、全体的には神戸寄りだったゲームはサンガに傾き始めていきました。53分、福田のクリアがルーズボールになったところをエリアスがマテウス・トゥーレルとのデュエルを制して右サイドを突破。新井がニアサイドに走って山川哲史を消すような動きを見せると実質的に酒井高徳がエリアスとトゥーリオの2人を見なければならない状況を作り、最後はエリアスのパスをトゥーリオがワンタッチで文字通りのコントロールショット!天皇杯を含めて神戸戦5戦5得点という神戸キラーっぷりを見せたトゥーリオのゴールで試合を振り出しに!(ちなみにエリアスも神戸戦5試合で2ゴール3アシストだったりする)

 

 

サンガは70分に松田、齊藤、佐藤を下げて米本拓司、須貝英大、サンガデビューとなる平岡太陽、82分には新井を下げて奥川雅也も投入。対する神戸は 79分に郷家を下げて左WGにパトリッキを投入して佐々木を中盤に下ろす形に変更しました。

前半以上にオープンな展開になり始めた中で、サンガは米本と平岡の投入で中盤のバランスが担保できるようになったのか、中盤からサイドに入れてコンビネーションを起こすような流れを作れるようになり、逆に神戸は前がかりになり始めたサンガの攻撃を阻止したところから個々が持ち運んでカウンターを図るとと共にサンガの選手を神戸陣内のアタッキングサードから遠ざけるような動きを見せる形に。ただサンガも神戸も、形や流れはある程度作れていながらも前半ほど決定的なチャンスまで結びつけられません。

 

 

 

そんな展開で終了間際にはお互いに決定機が訪れます。

神戸は87分、佐々木からの長いボールを受けた武藤が作ったタメに応えてオーバーラップした永戸勝也がグラウンダーで入れるとニアサイドでパトリッキが合わせますが、この場面は太田岳志が足で弾き出すビッグセーブで阻止。逆にサンガはアディショナルタイムトゥーリオを下げて平戸太貴を送り込むと、中盤で粘りながら左サイドに繋いだエリアスのパスを受けた須貝が持ち運んで大外を回った平戸へ。平戸のクロスに飛び込んだ福田のダイビングヘッドはまたしてもGK前川のスーパーセーブに弾かれてゴールならず…。

 

 

 

1-1。

金曜開催の百年構想リーグ。Jリーグで28年ぶりにして特別ルール第1号となるPK戦がサンガスタジアムでいきなり幕を開ける事に。

 

 

しかし…後攻のサンガは1人目のエリアスの右へのキックが前川に止められると、3人目須貝の左へのシュートも前川がビッグセーブ。対する先行の神戸は3人目まで全員が成功し、決めたら勝利の場面で4人目に立ったパトリッキのシュートは太田もコースを読みながらも決め切られてしまい試合終了。

史上初の百年構想リーグで第1号PK戦まで突入した試合は神戸が特別ルールにより出現した勝点2を獲得。サンガは勝点1の獲得に留まりました。

 

 

 

この開幕戦のサンガの戦いぶりを振り返ろうと思うと、まずサンガがどういう流れで開幕戦に突入したかを考える必要があります。

今季の大きな変化の一つはヘッドコーチに吉田達磨氏を招聘した事でした。

 

 

基本的に監督がヘッドコーチに求める事って「人間的に信頼がおける事」「自分にない性質を持っている事」だと思うんですけど、曺監督とは日立製作所時代で30年以上に渡る良好な人間関係を築き、かつカウンタースタイルを志向する曺監督に対してポゼッションスタイルを柏ユースに定着させた事で知られる吉田コーチは、曺監督にとって上に挙げた2つを満たしている人物と言えるんですね。

で、おそらく今季のサンガは昨年の戦い方をメインにしつつ、サンガに欠けていたポゼッション要素を取り込みたかった。これはメイン戦術を変えるのではなく、対策をされたりしてメイン戦術が行き詰まった時や試合中のオプションとしてそういうエッセンスを加えたい、カードとして持ち合わせたい…というところだったんだと思います。実際、その目的で仮定すると今季の補強選手も概ね辻褄の合う人選でしたし、オプションを確立する事で"メインの戦術がありつつ、どの形にも対応できるチーム"を目指してキャンプを行ってきた……しかしその中で、メインの戦術において不可欠な存在だった原大智が退団してしまったので、オプションで良かったはずの要素を濃くしなければならなくなった、配分を変えないといけなくなった、なんならメインに据える必要が出てきた、その作業をチームのバランスを担保できる福岡慎平を欠いた状態でやらないといけなくなった、と。これがサンガの開幕前の状況でした。そこを前提として考えると、神戸戦の総評としては負けた感はあるけど勝点1は取った訳ですし、全体的には「粗は多かったけどチャレンジとトライは発揮できた」というゲームだったと見ています。

なにより、これまでは基本的に原大智にロングボールを送って相手のラインを下げさせる事でプレスを仕掛けられる座組を作る、もしくは原が潰れたところに複数の選手がフォローに入って速攻に繋げて行く形が多かったですが、この試合ではチームとして意図的に地上戦から攻撃を作ろうとするトライは伺えましたし、クロス以外でのロングボールの使用はかなり減ったんじゃないでしょうか。例えば左サイドで新井がドリブルで抜け出した時のエリア内の動きだとか、右サイドでトゥーリオがボールを持った時に福田やペドロとパスワークで崩そうとするところだとか。前線にボールを持って行った時の崩しのアイデアや工夫は、今季トライしている事が多く見えて、そこはすごくポジティブな点だったと思います。

 

 

ただ、中盤の構成には課題を残しました。

まずこの試合でサンガは、福岡の負傷離脱もあってアンカーに齊藤、インサイドハーフにペドロと松田を起用しましたが、良くも悪くもサンガはここで流動的なタイプを3人使ってきたんですね。そのポジティブな影響としてはインサイドハーフの松田とペドロがWGがボールを持った時にコンビネーションで絡みに行きやすくなる事は良かったんですけど、守備時は中盤でのスペース管理に大きな課題を残す事になりました。例えばアンカーで言えば、チームのバランスを取る…いわば福岡がスペースを管理するタイプのアンカーだとすれば、齊藤はより運動量が豊富でスペースを埋めてくれるタイプの選手。だから昨年の鹿島戦のように平戸とペドロをあまり動かさないようにするとか、神戸時代の山口のようにバランサー的な選手がいる時はその性質をフルに活かせるんですけど、この試合のようなシチュエーションだと中盤にあまりにも多くのスペースができて、しかも神戸がちゃんとそこを使ってきたので、齊藤は広大じゃないけど同時多発的に生じた多くのスペースに振り回される形になった…と。

実際に神戸は中盤3枚でしっかりとポゼッションしたり、3トップのところから大迫がトップ下的な位置に降りてWGの佐々木と武藤が2トップ的に背後に抜け出すようなプレーを度々見せてきた。齊藤が多くのスペースに対処する状況になった上で神戸がそういう攻撃をしてきたので、齊藤のみならずCBやSBも「どこまで潰しにいけばいいのか」「どこはステイすべきなのか」が結構ぐちゃぐちゃになっていました。攻撃面にしても、アンカーとインサイドハーフのところで若干断絶のような状況になってしまった事で「前線まで持って行ったときのアイデアは良い」けど「前線までなかなか持っていけない」というところに課題を残しはしましたし。

後半は守備面でバランスを取れる米本の投入で落ち着いた事もあってDF陣もその辺りのバランスを取り戻した感はありましたが、前半は中盤守備でかなり苦しい展開を強いられましたし、むしろあれだけ抜けられながらも最後のところは対応していたDF陣はよく踏ん張ったなと思います。

 

 

 

とはいえ、曺監督が「就任後の開幕戦では最も手応えがあった」と語り、アピアタウィア久も「あまり負けたという感覚がない」「散々だった去年の開幕戦と比べれば良い試合ができた」とコメントしているように、前述したような背景も踏まえると、少なくとも悪い試合ではなかった事は確かだと思います。最終的に神戸が喜ぶ結果になったので負けてしまった雰囲気はありますけど、引き分けではある訳ですし。

特に今季のサンガは、原の退団や福岡の離脱を抜きにしてもこれまで中では一番「新しい要素を注入する」というところを意欲的に取り組んで迎えた開幕戦ではあったと思うので、地上戦でどういうアイデアを出して崩していくか?みたいなトライ、チャレンジの方向性を示した事、それがある程度の形として具現化できていた事の2つはすごくポジティブでした。中盤のスペース問題は…ちょっとわからないところはありますね。スペース管理のところは曺監督体制で元々持ってる問題と言えばそう。一方で福岡は百年構想リーグにはおそらく間に合わないとしても、米本と平岡を投入してからは中盤である程度バランスを取り戻せたので、単純にキャスティングの問題で組み合わせや対戦相手の状況で解決するんじゃないか?と考える事もできる。その辺りはもう少し見てからの判断という事になるでしょうか。

 

個人としては新井がとにかく素晴らしかったです。後ろの方でボールを持った時に原とは違う形で出口になってくれましたし、一瞬のスプリントやドリブルで持ち上がる推進力は純粋に見応えがあった。何より新井が見事だったのは走るコースの選択、スペースの見つけ方ですよね。その時々で走るべきコースに走り、飛び込むべきスペースに飛び込んだ。スプリントが多いというよりはスプリントが上手い…みたいな印象です。特にトゥーリオの同点弾の場面では、新井が率先してニアサイドに飛び込む事でエリアス/新井/トゥーリオvs山川/酒井の3対2から山川を消し去ってエリアス/トゥーリオvs酒井の2対1の状況になるようなアシストをした。その辺りのハードワークとクレバーさは素晴らしかったなと。

他にはアピアタウィアに関しても…やっぱり彼は相手のアタッカーが強力になればなるほどポテンシャルを発揮できるなあと思いましたし、福田やトゥーリオも改めて進化している。エリアスのPKはちょっと心配ですね。一応現地にいましたが、町田戦でPKを止められた後のエリアスって、心配を通り越してびっくりするぐらい意気消沈していた。その町田戦の次のPKが今日だった事を思うと、本当にかなり引きずっているんじゃないのか?と思ってしまう自分もいるんですよ。もちよん2回とも枠外じゃなくてGKのセーブ、それも谷晃生と前川黛也という代表クラスが相手だったので、単にGKが良かっただけという味方も出来はしますが……なるべくエリアスには優先的に蹴らせて、この悪い流れはとりあえず止めてほしいところです。

 

 

 

神戸についても少し。

基本的に神戸は守備の感じは去年までと同じだったと思いますが、やはり攻撃時の保持の運用は大きく変わりましたね。特に前半、昨季は大迫が最前線にいた上で、ロングボールを駆使しながら最前線の大迫に当てるところから全体を押し上げて選手のフォローを促していくやり方を採っていましたが、今季は扇原を中心に中盤3枚でボールをコントロールしつつ、大迫は最前線というよりもトップ下の位置にも降りたパス回しに関与しながら、WGの2人が2トップにも似た4-4-2ダイヤモンド的な布陣にもなる事で縦ズレを起こしていく。ちょうどサンガもスペース管理に手を焼いていたのでこれが非常に刺さったところは見事でした。逆に大迫の難解なタスクを小松蓮に委ねる事はさすがに酷な話でしょうし、後半は前半ほど上手くいかなかったのも然りなのかなと。一方、去年までは最前線の大迫にボールを収めて攻撃が始まる時にはある程度人数が揃っていたのに対し、この試合の前半は後ろで組み立てて背後を狙う形だったので、武藤や佐々木がサイドに抜けた時に仲の枚数が追いついていないシーンがいくつかあった事は少し課題ではあったのかなと。展開がカウンター寄りになった後半はその枚数は揃っていたので、そこはサンガと同じで組み合わせの問題かもしれませんが。

スキッベ監督って、確固たるスタイルを持ってチームを激変するタイプの監督というよりは「前体制の良いところは残せばいいじゃん」「前体制の良いところはそのまま使えばいいじゃん」が出来るタイプの監督なんですよね。例えば広島の時は、就任時点の広島の状況は良い訳ではなかったけど悪くもなかった。特に3バックの守備は城福浩監督体制である程度完成されていたので、その部分は引き継ぎつつ土台として持ち合わせた上で、その上にどんな攻撃を乗せていくのか…という作業に取り組んで躍進に導いたと。

神戸に関しても吉田孝行監督体制はある程度良い形で終わらせる事が出来たので、吉田体制で築いた守備のシステム、DFラインの運用ははそのまま引き継いでいました。そこを確かな土台としてスタートさせる事で、後は攻撃面に於ける緻密さと創造性を土台の上に組み立てていく。そういうチームの作り方はやっぱり上手いなと。内部昇格ならそれが目的にもなりますが、外部から招聘された外国人監督が「前任者の良いところは積極的に残せばいいじゃない」のメンタルでやれるのは凄いと思いますし。

 

百年構想リーグ第1節分のうれしはずかしじゅんいひょうのコーナーは名古屋グランパスvs清水エスパルス戦のマッチレビューページに記載しています

 

 

踏ん張れ、福岡慎平

ではでは(´∀`)