
去年の開幕戦の時はそういえば人の結婚式行ってた
どーもこんばんは
こちらは友人の結婚式会場でサンガの結果を見た後に飲む烏龍茶でございます pic.twitter.com/vSID6NUqKY
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2025年2月15日
さてさて、本日のマッチレビューは2026明治安田J1百年構想リーグWEST第2節、清水エスパルス vs 京都サンガFC の一戦です!
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2025年の大躍進大で新たな冒険へと踏み出すための2026年シーズン。その幕開けはヴィッセル神戸を相手に、ホームにてPK戦で屈するという悔しい結末を迎えました。
ただその中でも中盤のスペース管理に課題を残していたり、或いは前線でのボールの動かし方、コンビネーションのところにはチームとかで今季取り組もうとしているプレーが随所に見受けられた。結果はついて来ずとも、良いチャレンジとトライが見えたゲームでもあったと思います。
ただ百年構想リーグ自体もサンガにとっては歴史に対する大いなるチャンス。そのタイトルを獲得する為には、この短期決戦はスタイルの習熟を時間が待ってくれる事はない。チームとしてのレベルアップ、チームとしてのスタンダードの変革、それがそのままクラブの歴史への繋がっていく。その物語は始まったばかりです。
両チームスタメンです。


サンガは開幕戦の神戸戦からメンバーを2人変更。左SBは佐藤響から須貝英大へ、ジョアン・ペドロと組むインサイドハーフは松田天馬から平岡太陽に変更しました。ベンチ入りメンバーの20名は神戸戦と同じ20人を選出しており、スタメンの鈴木義宜とベンチの長沢駿にとっては古巣対決となっています。
開幕戦の名古屋戦では0-1で敗れた清水は、吉田孝行監督の初陣となった前節と同様に吉田監督の神戸時代と同じ4-1-2-3でスタート。名古屋戦からはインサイドハーフを2枚入れ替えており、今日は小塚和季と千葉寛汰を並べており、千葉はこれがJ1初スタメンとなりました。宇野禅斗は負傷により欠場となっています。
本日の会場は静岡県静岡市、IAIスタジアム日本平です。
清水にとってはホーム開幕戦にして吉田監督体制でのホーム初陣。吉田監督は選手としてのデビューが日本平での清水戦だったそうで(フリューゲルス時代)。清水は百年構想リーグのホームゲーム各試合を「オレフェス-タイムトラベル-」と題してテーマとなる年代にちなんだ企画を開催。この試合では1968年-1992年という事で(随分広い気はするけど…)、特別ゲストとしてちびまる子ちゃん、そして長谷川健太、大榎克己、堀池巧の3人から為る"清水三羽烏"が日本平に来場者しました。
観光地である日本平に位置し、富士山を望むスタジアムとして1993年から使用し続けているスタジアム。新スタジアムの話も進行しているだけにこれからの歴史がどうなるかにも注目です。
🔶🔸#0214vs京都 🏟𝙄𝙉𝙁𝙊𝙍𝙈𝘼𝙏𝙄𝙊𝙉📝🔸🔶
— 清水エスパルス公式 (@spulse_official) 2026年2月14日
🟠🏟イベント情報
この後、
"清水三羽烏"登場!
ピッチでのトークショーをお楽しみに
YouTubeライブ配信もあります✍️
📝本日のイベント情報https://t.co/ZTH42s91pq#spulse #ONEFAMILY #清水銀行デー pic.twitter.com/BTWSXI1T7v
最初のチャンスこそトゥーリオがミドルをポストに当てた場面から始まりましたが、清水は立ち上がりは前節名古屋戦同様に高い位置でのプレッシングが機能し、中盤ではサンガの前進をなるべく高い位置で食い止める、DFラインはプレスというよりは上手くDFラインを組みつつも押し下げは中盤のプラスに合わせた高さを調整するようにして動いた事で、序盤はサンガにとってはなかなかボールを奪った後にも前線に持っていけない時間帯が続いていました。
清水は6分には北川航也のシュートをラファエル・エリアスがなんとかブロック、18分にはセットプレーからまたしても住吉、20分には北川のクロスにオ・セフンが合わせる場面を迎えますが、いずれもGK太田岳志が好反応で阻止。
ただサンガも時間経過と共に、神戸戦と同様に少しずつ右サイドでのコンビネーションや左サイドでの新井晴樹のアクションを通じて前進するルートを確立していくと、清水も少しずつ立ち上がりのようなライン調整ができなくなっていったところを縫って攻撃の機会を狙える場面が増えていきました。前述のオセフンのシュートシーンの直後には右サイドから速攻を仕掛け、エリアスのパスに抜け出したマルコ・トゥーリオのラストパスに逆サイドの須貝英大が飛び出しましたが…ギリギリのところ戻ってきた北川のブロックに遭って得点ならず。
前半終了間際になると、これまで以上に割り切ったサイド攻撃を仕掛けてきた清水を前になかなか押し返せない状況となりながらも、神戸戦と比べれば中盤でのスペースを大きく与えるほどの展開にはならず、クロスボールにはエリア内での守備でしっかりと対処。
前半は0-0で終えます。
後半からサンガは齊藤と平岡を下げて米本拓司と平戸太貴を投入。
しかし先に試合を動かしたのは清水の方でした。後半開始から40秒ほど、右サイドでのボール奪取から北川が繋いだボールを小塚がグラウンダーのクロスボールを送り込むと、これがアピアタウィア久のオウンゴールを誘って清水が先制。清水にとっては今季初、かつ吉田孝行監督体制の初ゴールという事に。サンガは直後にもセカンドボールを清水に奪われたところから決定機を許し、カピシャーバのシュートこそGK太田のファインセーブで防ぎましたが…苦しい立ち上がりに。
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) 2026年2月14日
🏆 明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第2節
🆚 清水vs京都
🔢 1-0
⌚️ 46分
⚽️ オウンゴール(清水)#Jリーグ pic.twitter.com/ap3YOKxQl3
前半は割り切ってサイドに振っていた印象のある清水ですが、後半はかなり中盤のところで持ち出してサンガを押し込んでからサイドに振るような攻撃を徹底してきた事で、サンガも中盤での潰しどころを絞りきれないまま清水の猛攻を許す事態に。58分には新井を下げて奥川雅也を投入するも流れまで変えられず、逆に64分には小塚のクロスボールを住吉に合わせられてネットを揺らし追加点…かと思いきやこのシーンは長いVARの末に追加点は回避します。
しかし中盤での主導権を完全に清水に奪われていた後半は中盤のところでの繋ぎが安定しないまま清水のプレスに捕まってカウンターを喰らうという悪循環的な展開にも陥り、曺貴裁監督もアピアタウィアを下げて本田風智をシャドーに送り込んで福田と須貝を左右のCBとするファイヤーフォーメーションを目論みましたが、直後に福田の好対応で踏ん張ったとはいえ大カウンターを喰らった事を見てエンリケ・トレヴィザンの投入で4バックに戻すなど右往左往。15分と長期に渡るアディショナルタイムにはジョアン・ペドロのパスを受けた奥川のクロスにエリアスがヘッドで合わせるも…僅かに枠の左へ。
しかしそれでもアディショナルタイムでした。
アディショナルタイムになってようやく清水に対してハイラインを軸にしたプレスの連動を出せるようになった102分、清水の途中出場していた大畑凜生が前線にボールを送ろうとしたところを本田がカット。これがスルーパスのような形になったどころか、ビルドアップのつもりのポジションを取っていた清水の守備陣がGKを含めて立ち位置を取れていない状態で抜け出したエリアスがきっちり仕留めて同点弾!!あまりに劇的な今季初ゴールはチームをPK戦へともつれ込ませる起死回生の1点に!!
このゴールとともに、サンガは開幕戦に続いて2試合連続の1-1で90分を終了。2試合連続のPK戦に突入します。
90+12分、京都が意地の同点弾💥
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) 2026年2月14日
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第2節
🆚 清水vs京都
🔢 1-1
⌚️ 90+12分
⚽️ ラファエル エリアス(京都)#Jリーグ pic.twitter.com/uLMm3rhduF
エリアスを除いて神戸戦からキッカーを入れ替えてきたサンガ。1人目は清水のオセフンとサンガのペドロがそれぞれ成功させると、清水の高橋、カピシャーバのキックはGK太田が連続セーブ!!サンガは2人目のエリアスがここ最近のPKの悩みを払拭するキックを見せ、3人目の鈴木のキックこそGK沖悠哉に阻まれましたが、清水4人目のマテウス・ブエノが枠外に外した後のキッカーとなったトゥーリオが決め切って勝利!!勝点3獲得はなりませんでしたが、劇的な同点劇と太田無双で今季初勝利を飾りました!!
苦しみながら掴んだ今季初勝利🟣
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) 2026年2月14日
GK太田岳志が2本ストップ
土壇場で追いついた京都がPKの末勝利✅
🏆 明治安田J1百年構想リーグ
🆚清水×京都
📱DAZN ライブ配信中#Jリーグ だったらDAZN pic.twitter.com/wmOVfjvyTo
太田岳志さん、ありがとう
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2026年2月14日
いいキーパーです pic.twitter.com/HRkNkDBPZH
内容としては相当苦しかったですね。曺貴裁監督の試合後のコメントも負け試合でもあまり見ないようなトーンの厳しさでしたし。曺監督が「今日の試合は清水さんのゲームだった」と言ったり、清水の監督や選手も勝ち切れなかった課題を上げつつも「やりたい事はできた試合」「相手を上回る内容だった」とコメントしていた事はいずれもしっくりくる試合でしたし、清水側からすればただただ太田岳志が悪魔に見えたゲームだったんじゃないかと。
サンガとしては、まず神戸戦のマッチレビューでも書きましたが、基本的に吉田達磨コーチを招聘して前線に加えたいオプションがあって、それが原大智の退団によりオプションじゃなくメインに持っていかなければならなくなった…という状況がありました。
【京都 vs 神戸 試合考察 おしながき】
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2026年2月10日
・今年のテーマは地上戦?
・バランサーの欠場で露呈したスペース管理のあやふやさ
・スキッベ神戸の継続と変化…変形4-4-2ダイヤモンド的な攻め方
・アンカーに福岡を置いた時と齊藤を置いた時の選手のタイプとしての違い… https://t.co/zcd2TULc5V pic.twitter.com/bH7QiOJ6jo
その中で前半に関しては、いざ前にボールを出した時にどういうアイデアを出していく?みたいなところは21分の須貝の決定機のように無い訳でらなかったですが、神戸戦では相手がミドルゾーンでの流動性を持って攻撃を組み立ててきたがゆえに背後へのスペースという余地があったものの、清水はミドルゾーンを完全にサンガの前進を止める為の防衛圏のように設定していたので、そのゾーンで清水のプレスに掴まり、かつやっぱり吉田監督のチームはゾーンとマンツーマンの使い分け、切り替えのタイミングが上手いチームですから、ミドルゾーンで食い止められたから長いボールで背後へのスペースを…という訳にもいかなかった。原がいなくなった今季、神戸戦でも露呈した課題として「どうやって前線までボールを運ぶか」というところがあって、清水は中盤守備の比重が神戸より強かった事からスペースが無くなってしまい、個人で起点となれる選手に預ける以外に攻め手を欠いていた…というところはまず痛かったなと。
ただ前半に関しては、清水は結構シンプルめなサイド攻撃に徹底してきていたところがあった。そこでオセフンは言うまでもなく脅威でしたし、オセフンを抑えてもそのセカンドボールが危機になるような場面もあった訳ですが、前半の清水の攻撃はやや単調なところはあったので、サンガとしてはクロスに対してちゃんと構えて対応していればいい…という状況ではあったと思います。
ただ後半に入ると…前半と比較して、前半は早い段階でサイドに振っていた清水が、まずは中盤のところで持ち上がる事でサンガのミドルゾーンを押し下げた状態からサイドに振るような形の攻撃を目指していったんですね。そこでまず、例えばブエノが前まで運んできた時にインサイドハーフが行くのかアンカーが行くのか、はたまたCBが飛び出せばいいのかの連係が曖昧になり、同時にアンカーがサンガの守備ラインを押し下げるように動いてきた事で、サンガも目論見通りに重心を下げてしまった。こうなるとただでさえ前線にどうやってボールを持っていくか?に苦慮していたサンガはその為に要する距離が伸びてしまいましたし、セカンドボールに対しても清水は奪ったら即チャンスの状況で争える状態になって、そこから攻撃を再回転させられる。そういうスパイラルを作られてしまった…ここはサンガにとって本当に痛かったですし、逆に清水もリードを奪った後もなおその状況を維持し続けた。そこの意識やシステムの浸透を見せた事は吉田孝行監督の手腕だったと思います。
その上でサンガとしては…例えばこの試合の前半だったり、或いはピンチも多かったけど攻撃機会も多かった神戸戦では前線でボールを持った時に、カウンターがダメそうなら仕切り直して、周囲とのコンビネーションで…という振る舞いもできていたんですけど、この試合の後半は攻撃機会があまりにもなくなってしまい、サンガがボールを持った時に「次はいつ攻撃機会があるかわからない…」というシチュエーションになってしまったので、そこで焦りから攻め急いでしまう場面は増えていました。曺監督の采配にしても3バックにしたものをすぐに米本のインアウトで4バックに戻すなどバタバタ感はありましたし(そこに関しては逆に、曺監督の読み間違いこそあってもすぐに見切りを付けた評価点はあるにしてた)、チームとして清水に難点を突かれた事、それに伴う混乱とパニックをずっと抱えながらの試合だった事は確かでしょう。
曺さんが福田須貝を3CBに入れたファイヤー3バックにしたのは去年の湘南戦のイメージもあったんだろうとは思う。その直後に大カウンター喰らって「あっ、これあかんわ」って即撤回するように4枚に戻す交代出来ちゃう割り切りはすげえと思った。その前の3バック変更が曺さんの読み違えだったにしても。
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2026年2月14日
今の福田のオセフンに対する守り方はめちゃくちゃ素晴らしかった。オセフンを上手くゴール正面から逃しながら立ち位置で髙橋のコースを消しながら味方の加勢を待つという。
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2026年2月14日
とはいえ、清水が選手交代であったり、前線の選手の疲労で組織的なプレスの手綱が緩んだアディショナルタイムにパワーを出せるチームになった…というのは、この1〜2年でこのチームが最も成長した部分ではあると思います。あのVARも判定試合は正しいですけど、サンガからすれば「オフサイドに嵌めた」のではなく「出てくれていてラッキー」みたいなものでしたし、清水に2点目、3点目を決められてもおかしくない瞬間は何度でもあった。その中でGK太田のスーパーセーブもあったり、オセフンの大カウンターを福田がなんとか食い止めた場面だったり、その他にも鈴木やエリアスが身体を張って食い止めた場面はありました。身体を張って食い止める場面や太田に頼る場面が多すぎた事は大問題で、そこは改善していかなければならないところですが、清水の強度が緩むタイミングまで耐えて、最後に訪れたそのタイミングでパワーを出す戦い方が出来たのは去年から見せている強さの証明でしょう。
もちろんPK戦での太田の圧倒的なパフォーマンスも含めて、それに頼る戦いは出来ないですし、その胆力は計算の数値にはならないので、ちゃんと内容の向上を図らないといけない…要はこの清水戦のPK勝ちを勝った気分で受け入れてはいけない事は確かですが、あのタイミングであの胆力を見せるようなチームにサンガがなったという事にどこか誇らしさを感じてもいる。上位を目指すには足りないところが多すぎるゲームでありながら、どこか昨季の上位に食い込んだチームとして偽りのない胆力を見せた。サッカーとは改めて感情の矛盾を炙り出すゲームだなと。
ではでは(´∀`)