
明日は天皇賞♪
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは2026明治安田J1百年構想リーグWEST第14節、京都サンガFC vs 清水エスパルスの一戦です!
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今年のサンガに求められている事、それを端的に表せば「変革」だと思います。
変革といえばチームスタイルを連想させますが、別にそういう訳ではない。むしろこれまで曺貴裁体制でスタイルは構築して躍進している訳ですから、無理に変革させる必要はない。そこで言えば、長年やいのやいの言われていたフロントは近年は良い仕事をしている……ここ2〜3年、そういう状況になったという事そのものが、京都サンガというクラブにとって変革でした。
ここで言う変革とはスタイルではなく、昨年優勝争いをした立場で迎える今年、クラブの格を変革させるという事。「成功するより成功し続ける方が難しい」とはよく語られる言葉ですが、言い換えれば成功者になる為には成功し続けなければならない。百年構想リーグ、そして来る26-27シーズン、サンガは2025年の勝利ではなく、2025年の勝利をスタート地点に勝ち続けなければならないのです。
…国際大会出場が決まりました。クラブにとって、今からサンガは見たことのない世界に突入する。そしてその場所に住み続けなければならない。このクラブの立ち位置を変える為の百年構想リーグ。まだ僅かに残る優勝の可能性を追いかけ、一つでも多くの勝利と一つでも上の順位を!
両チームスタメンです。


サンガは前節のG大阪戦からスタメンを2人変更。中盤は平岡太陽から中野瑠馬をスタートさせ、右SBは福田心之助から須貝英大にそれぞれ入れ替えています。ベンチメンバーとしては前節からは2人変更があり、エンリケ・トレヴィザンと奥川雅也がベンチ入りメンバーに戻ってきました。
清水は長崎に敗れた前節からの先発変更は6人。システムは4-1-2-3に戻していますが、DFラインは出場停止の住吉ジェラニレーションを含めて前節から総入れ替えする形になりました。今日はマテウス・ブエノもベンチスタートになっており、中盤は弓場将輝をアンカーに宇野禅斗と嶋本悠大をインサイドハーフに置いています。
本日の会場は京都府京都市、サンガスタジアム by Kyoceraです。
🔶🔸#0502vs京都 🕐試合開始180分前⌛🔸🔶#spulse #ONEFAMILY pic.twitter.com/aZKrxoJcjV
— 清水エスパルス公式 (@spulse_official) 2026年5月2日
ゴールデンウィークに2試合連続のホームゲームとなりました。ゴールデンウィークのホームゲームともあり、この試合は「キッズエンジョイデー with ピクミン」として開催。来場したお子様にはキッズTシャツやピクミンサンバイザーがプレゼントされ、試合前のエスコートキッズでは子供達がピクミンサンバイザーを着帽して入場します。その他、サッカー教室など子ども向けのレクリエーションも。
元々サンガが強いチームではなかったと言えばそれまでですが、昔から清水は相性の良くない相手の一つで、アウェイでの勝利は去年が初めてというレベルでしたが、ホームでもJ1で最後に勝利したのが2006年(J2なら2016年)。昨年も優勝争い中に首位から陥落する黒星をつけたのが清水でした。それだけにここでなんとか白星を!
立ち上がりからお互いに縦に激しい展開となりました。
どちらも長いボールから自チームのスタンス、ポジショニングを固めようとするチームで、よりその傾向が強い清水に対して、サンガは清水の選手間の隙間を突破していくような形でカウンターを連発。8分、10分にはマルコ・トゥーリオがそれぞれ惜しいシュートを放ちますが、いずれもGK梅田透悟が好セーブで阻み、続くCKのチャンスも中野、アピアタウィアが連続でシュートを放つも決め切れず。
サンガの猛攻の時間が過ぎた後の15分にはカピシャーバが独走からチャンスを作るなど、点を取り切れなかったことで苦しい展開になる可能性も出てきましたが、そのもどかしい空気を断ち切ったのはやはりこの男でした。
16分、DFラインからビルドアップを図ったサンガは右サイドから須貝が同サイドにロングスルーパスを供給。抜け出したトゥーリオは飛び出してきたGK梅田を嘲笑うようにループシュートを決めて先制!!トゥーリオは第8節名古屋戦以来の得点に。
GOAL🔥#須貝英大⏩#マルコトゥーリオ⚽#sanga #京都サンガ pic.twitter.com/rfP3U5Vi0N
— 京都サンガF.C.【公式】 (@sangafc) 2026年5月2日
しかし30分にそのトゥーリオが負傷退場で新井晴樹との交代を余儀なくされる事に。新井はサンガでは左サイドですがこの日は右サイドで起用。
とはいえ今日のサンガはオセフンをターゲットにしてから相手に対して、オセフンに当てた後のセカンドボールやミドルゾーンでのプレスが上手く機能。そこからペドロが一気に持ち上がる形でのカウンターを繰り返し、試合の主導権を常にキープして戦えていました。
しかし前半終了間際でした。中野の好機はGK梅田に放たれてCKとなりますが、そのCKをアピアタウィアが折り返したところにバヘットがオーバーヘッドで合わせようとしましたが…そのキックが宇野禅斗の顔面にヒットする形になってしまい、バヘットは2枚目のイエローで退場。
サンガは充実した内容でリードで折り返すも、負傷退場者と退場者を出してしまう展開に。
清水は後半から弓場を下げてマテウス・ブエノを投入。47分にはいきなり清水に決定機が訪れますが、エリア内の混戦に対してはGK太田岳志が身体を張って対応します。
サンガはバヘットの退場に伴い、後半からは中野を右、新井をCFの位置に置く形でスタートさせましたが、マンツーマン傾向のチームゆえに数的不利だとなかなか前半のようにはプレスがハマらず、ボールを奪った後の攻撃にも接続しにくい状態が続いていました。
64分、清水は左サイドからパスを繋いでいくと宇野がパスを受け取り、中央のやや左のところから右足一閃。低空でブレ球気味のシュートにGK太田も目測を捉えきれず、失点は時間の問題になりつつある時間帯の中でもシュート自体はノーチャンスのような一撃を喰らってしまって同点に。
サンガは追いつかれた直後に中野と松田を下げて福田心之助と米本拓司を投入。システムと配置も入れ替えて反撃を狙うサンガでしたが、68分には左サイドでボールを持った嶋本がクロスではなくカットインからのシュートを選択。これが決まって清水逆転…。
https://x.com/DAZN_JPN/status/2050465444902191484/video/1?s=46
https://x.com/DAZN_JPN/status/2050465977083806139/video/1?s=46
前述の福田と米本の投入で3-4-2のような形に変更したサンガは、逆転直後に佐藤と尹を下げて奥川雅也とラファエル・エリアスを投入。
77分には新井の縦への突破から走り込んできた奥川が頭で合わせるも僅かに枠の右へ。新井は79分にはカットインからミドルを放ちましたがここも決め切れません。83分には右サイドを抉った奥川の折り返しにエリアスがフィニッシュに持ち込むもシュートはミートせずGK梅田の正面へ。
アディショナルタイムにはエリアスのスルーパスに抜け出した奥川が決定機を迎えますがGK梅田とDF吉田の対応にも遭ってシュートまで打ち切れず、そのプレーで得たCKもアピアタウィアのフリックに僅かに米本が合わせられず。
エリアス投入後は惜しいシーンも生まれたサンガでしたが、数的不利のディスアドバンテージを跳ね返すまでには至らず、あまりに痛く悔やまれる敗北となりました。
残念なゲームと言うか……まあ、うーん……試合後の感覚がちょっと不思議な後味というか、リアクションに困る負け方ではありましたね。
前半は良かったと思います。ガンバ戦はやや前回対戦からの修正とガンバ対策みたいな側面はありましたが、その試合で徹底したサイドでの選手の距離感、バヘットのところに当てて逆サイドに展開していく流れ…そういうところはしっかりやり切れていましたし、DFラインと前線を繋ぐ中盤の動きも良かった。そこはガンバ戦から選手を平岡→中野、福田→須貝に変えても実践できていましたから、チームとしてちゃんとトレーニングで落とし込めていた…という評価で良いと思います。
【サンガ vs ガンバ 試合考察お品書き】
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2026年5月1日
・前回対戦の反省を活かし、かつ逆手に取ってきたサンガ
・試合が終われば腑に落ちた"紐トレーニング"と、サイドで作った密集と解放
・サンガが仕掛けたトップ下潰しのプラン…前回のジェバリと今回の宇佐美の比較はやや無理のある背景… https://t.co/G08ZZGsvZG pic.twitter.com/CSknxHJe5E
その上で清水は、オセフンへのロングボールを起点に清水の選手達のポジショニングを設定するチームで、清水のプレッシングのスイッチがそこを起点にしてくる訳ですが、そこでオセフンが落ち着いてコントロールできないようなマークをアピアタウィア、鈴木のところでやり切った事、その上でオセフンのコントロールが整わなかったところを尹がしっかり回収し、前節からの"密集と解放"を応用する形でカウンターに繋げる事ができていたんですね。
清水もオセフンに合わせてラインを上げたところでサンガがセカンドボールを確実に攻撃に接続してきたことで、ハイプレス/ミドルプレス/ローブロックの使い分けに長ける清水がカウンター対応を最優先しなければならない状態に常にできていたので、清水は最終ラインこそちゃんとブロックを組めていましたけど、中盤はプレス出力の選択を上手くできない状況になっていました。そこでサンガとしては中野もペドロもある程度自由にボールを持てていましたし、逆に清水は彼らが前提としている出力基準が揺らいだことで、先制点のようなプレスの出力とスペース管理の歪みのような瞬間がいくつか生まれていた…と。曺監督も前半に関しては「前線3人の選手と後ろの選手の距離感がとても良かったですし、オセフン選手へのロングボールもほとんど機能していなかったところで言うと、自分たちがこの試合に向けて準備してきたことをフィールドで発揮できていました」と高評価していましたが、実際に前半はそう言うだけのチームパフォーマンスは出せていたと思います。
ただ……やっぱりこのサンガの戦い方って、ガンバ戦が顕著でしたけど、マンツーマンで当たりに行く場面とサイドの攻防で1対2、2対3を作って出し抜く事、その流れのままカウンターで2対1、3対2を作る事でパスワークを見せるなり、1対1×2のような状態からペドロが間を打ち抜く突破を見せるとか、数的優位を常に確保しておく事で局面を優位に持っていく事にあるんですね。曺監督がガンバ戦前の練習から「距離感」という言葉を強調しているのはその表れでしょう。
だからこそ、この戦いを貫く上では数的不利になるともう成立しない。瓦解してしまうんですよね。なぜならシンプルに前提条件が崩れるので。1点リードしていたこともあり、後半は4-4-1ブロックを組んである程度割り切った対応をした事は良かったと思いますし、試合後の曺監督の「エリアスはビハインドではなく、清水の足が止まり始めたタイミングで追加点を取る為に入れたかった」というコメントとも整合性が取れてはいます。
ガンバ戦で一定の手応えを掴んだ密集→解放のアプローチ自体は良かった。前半はサンガのゲームだったと思うし。
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2026年5月2日
ただ本当にあの退場が誤算だった。この戦い方は数的不利になった瞬間に一気に瓦解する。ましてやバヘットはキーマン的な側面もあったし、ただでさえマルコが負傷した中で…。
ただやっぱり、そうなってくると清水がハイプレスをかけやすい状態になってしまった上に、攻撃でも守備でも常に宇野か嶋本がプラスワンの選手としての役割を担い、2人がサポートによく動く分、アンカーのブエノは中央で司令塔に達していた。それゆえにサンガは前進しようにも、サイドに追い込まれた時点で選手の距離間は分断されてしまうような状態になっていましたし、逆に守備時は自分が対峙する選手の横に常にフリーの選手がいるので、後ろに下がれば下がるほどブロックを組む守備が優先になる。その状況で清水にサイド攻撃の形を作らせなかったことはよくやったとポイントではありましたが、そこをケアすればするほどミドルゾーンで清水は余裕を持てて、それが宇野の嶋本の得点に直接的に繋がってしまったなと。そういう意味では、最初は温存目的だったとしても……前半のほぼラストプレーでバヘットが退場し、後半の頭からブエノを投入できた清水からすれば図らずも最高のタイミングになってしまったところはありましたね。エリアス投入後は少し活性化されたとはいえ、ボールを落ち着かせるには人が足りず、走らせるにはスペースが足りない状況を作られていましたし。
やるべき事はやったゲームだったとは思います。退場後も、数的不利なりのベターな方策はチームとして努めた。ただ、トゥーリオの負傷とバヘットの退場…誤算が2つ続いた時に機能不全になってしまった部分はありましたし、そこにジャッジとの兼ね合いでフラストレーションが募ったのかプレー選択も雑になっていってしまった。そこは苦しかったですね。チームとしての前提が崩れた時にどうする?というのは、このチームがもう一つ脱皮する為に求められるところなんだろうなと。
天皇賞の本命決めた?
ではでは(´∀`)