万博競技場にガンバ観に行った時に京都の自宅にチケット置き忘れた事は永遠にトラウマ。
どーもこんばんは
さてさて、2019年に入ってから早2ヶ月が過ぎようとしていますが、1月からアジアカップで日本代表がフル稼働しており、それが終わればチャンピオンズリーグの決勝トーナメントが始まるなど、サッカー界も様々なイベントがありました。
そして今日2月22日から、これまでの歴史の中でかつてないほどの期待値が高まっている2019明治安田生命Jリーグが遂に開幕します!
本日のマッチレビューは勿論このカード、フライデーナイトJリーグとして開催されるセレッソ大阪vsヴィッセル神戸の開幕戦です!
ファンであるかどうかを問わず、今季のJリーグで最も注目を集めているのは、今や世界からも熱い視線が注がれているヴィッセル神戸でしょう。
豊富な資金力を持つ楽天の下でバルサ化を推し進め、2017年夏にはルーカス・ポドルスキ、そして2018年夏にはアンドレス・イニエスタと数年前には考えられなかったような選手を獲得し、更に今シーズンはここにダビド・ビジャを加えて、2010年代のW杯王者を3人も迎え入れました。
それに+して西大伍や山口蛍を獲得した神戸が対戦するのは、その山口蛍を奪われた側に当たるセレッソ大阪です。
クラブに初タイトルをもたらしたユン・ジョンファン監督が退任し、杉本健勇や山村和也も放出して改革を進める今季指揮を執るのは東京ヴェルディで結果を残したミゲル・アンヘル・ロティーナ監督です。主力が多く退団したとはいえ、同時に替わる主力も複数獲得。新たな旅路が注目されます。
山口蛍の因縁対決という要素もあり、史上最大の開幕戦とも言われるこのカードは平日夜の開催ながらチケットは完売。Jリーグ新時代が今、幕を開けます。
両チームスタメンです。
神戸はW杯ホルダー3人が揃って先発出場。一方のセレッソは当初の予想に反して3バックシステムを採用しました。
この試合はセレッソのロティーナ監督、神戸やファン・マヌエル・リージョ監督のスペイン人監督対決としても注目です。
せっかく長居で開催されるという事なので、私も観に行きました!その観戦日記はまた後日…。
序盤から神戸は、昨季から取り組む「バルサ化」の流れに沿って細かくボールを繋いで支配率を高めます。一方のセレッソは、神戸にボールを持たれる事は前提とした上で攻守の切り替えを速くするよう努め、試合序盤から構図としてはハッキリしているような形に。
新加入のダビド・ビジャも要所要所でキレのある動きを見せ、神戸はチーム全体で高い位置で支配率を高めます。対するセレッソも、柿谷曜一朗が飛び出してカウンターのチャンスを作り出し、前半は「神戸の方が押してはいたけど、チャンスを多く作ったのはセレッソ」みたいな状況のまま0-0で終了します。
しかし後半からは完全に神戸ペースでした。後半に入るとアンドレス・イニエスタやルーカス・ポドルスキも鋭い動きを見せ始め、新加入コンビの西大伍、初瀬亮の両サイドバックもかなり高い位置を取って試合をかなり押し気味に進めるようになっていきます。
72分には三原雅俊を下げて古橋享梧を投入。これにより、実質的に山口蛍と両センターバックの3バックにも近いような状態になり、更に前がかりに。
一方のセレッソは、今日はかなり割り切った試合展開を見せていました。64分には水沼宏太を下げて都倉賢、70分には清武弘嗣を下げてレアンドロ・デサバトと新加入選手2人を投入し、前がかりになった神戸に対して、より一層カウンター狙いの戦い方を試みます。
72分、その都倉のポストプレーを受けた柿谷が出したスルーパスを、都倉が絶妙なタイミングで抜け出して狙いすましたシュートを放つものの、これはゴール左に。しかしセレッソの狙いがハマり始めたのは明らかで、77分、丸橋祐介のコーナーキックに木本恭生が触れて流れたボールを押し込んだのは山下達也。神戸の攻撃を耐え凌いできたDFのゴールで、セレッソが1点先制。
何とか同点に追いつくべく猛攻を仕掛ける神戸でしたが、守りを固めるセレッソを前に最後まで1点が奪えず、試合はそのまま終了。J史上最大級とも言われた開幕戦は、セレッソが後半に奪ったゴールを守り切って勝利しました。
セレッソからすれば、今日は相手が神戸だったという事もあって、神戸がどういうチームか、という事を把握した上での任務を遂行したような試合だったと言えます。特に、交代策によって神戸に対して「カウンター路線」を明確に打ち出してから先制点が決まるまでの時間は、ロティーナ監督にとってもまさに痛快だったのではないでしょうか。
ゲームプランや采配を含めて、してやったりな勝利だったと思います。
一方の神戸ですが、新戦力がスタメンに4人居た事を考えれば仕上がりは決して悪くなかったと思いますし、ビジャ、イニエスタ、ポドルスキのトリオもそれなりに機能はしていたので、負けたからと言っても悲観する程の試合ではなかったと思います。
ゲームプラン的にも上手く行っていて、ビジャとポドルスキをサイドに張らせ、西と初瀬もガンガン上がらせた上で途中から入れる古橋が空いた中央のスペースを利用して決め切る形を目論んでいたのでしょうが、そこだけが上手く行かなかった感じですかね。
ですが同時に、セレッソは交代策で試合を変える事が出来た…というよりも、戦術をグッと切り替えれるだけのカードと幅を持ち合わせていたのに対し、神戸は基本的に戦術の形をワンパターンしか有しておらず、そしてそれもそれなりに機能していた以上、三原を下げて古橋を投入した時点で出場選手とベンチメンバーを見比べた時に悪い意味で交代のメリットが見出せないような状況に陥っていたようにも思えます。
何か一つ、流れを変えるスイッチのような交代が出来れば神戸にも勝機はあったかもしれませんが、「交代しなかった」というよりは「交代しようがなかった」という状況が最後のキーポイントだったのではないでしょうか。
ただ、何にせよ、ロースコアはとはいえ攻守の切り替えも激しく、見応えのある試合でした。明日は残り8試合、明後日にはJ2も開幕です。
これからの熱いシーズンに期待しましょう!
私の開幕3連戦はまだまだこれからだぜ…。
ハーフタイムにNMBが出てきた時、周りの客が一斉に「寒そう!」って言ってたの何か笑った。
ではでは(´∀`)