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どーもこんばんは
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さてさて、本日のマッチレビューはコパ・アメリカ!グループC第2節、日本代表vsウルグアイ代表の一戦です。
初戦では決定的なチャンスは何度か作れていたものの決め切る事が出来ず、チームとして、という以前に根本的なレベルの差を見せつけられた結果チリに0-4の大敗を喫した日本。
東京五輪世代中心…即ち若手主体のメンバーで挑む今大会の日本のスタンスには、南米メディアが色々な見解を示しているようですが、その逆風を吹き飛ばすようなインパクトを残すべく、南米の強豪との戦いは続きます。
対戦相手であるウルグアイは、開催国ロシアやポルトガルを下してロシアW杯でベスト8。間違いなく優勝候補の一つでもあります。日本は10月のキリンチャレンジカップでウルグアイに4-3で勝利しましたが、所詮は親善試合だったあの時とは何もかもが違うでしょう。どんな戦いを見せるか、注目です。
両チームスタメンです。
日本は初戦のチリ戦からスタメンを6人変更。岩田智輝、板倉滉が初出場となり、チリ戦で途中出場した安部裕葵がトップ下、三好康児が右サイドに配置された他、岡崎慎司、川島永嗣と2人のベテランがロシアW杯以来のスタメン復帰となりました。
ウルグアイはお馴染みのツートップを筆頭に、初戦でエクアドルに快勝した勢いそのままに今日の試合に挑みます。
本日の会場はブラジル、ポルトアレグレに位置するアレーナ・ド・グレミオです。
2017年のクラブW杯にも出場したブラジルの強豪、グレミオFBFAのホームスタジアムで、2014年ブラジルW杯では使用されなかったものの、此方も2012年完成の最新鋭スタジアムです。今大会ではベスト4の試合も割り当てられていますね。
チリ戦同様、立ち上がりは3分に三好康児のクロスに岡崎慎司が右脚で合わせるなど惜しいシーンも作り、悪くない試合の入りを見せます。また、チリ戦は完全に中盤が無力化されていたものの、今日はしっかりボールをポゼッションしていく事で、前線と守備ラインを間延びさせないように試合を展開していきました。
右サイドを中心に積極的に仕掛け、チャンスを作る日本。そして迎えた23分、柴崎岳が展開したボールを受けた三好が持ち込むと、そのまま右脚一閃!これがウルグアイのゴールに突き刺さり、なんと日本が大きな先制点を奪います!
…しかしそんなリードも長くは続きません。ペナルティエリア内にてエディンソン・カバーニと植田直通が交錯。一度はプレーが流れたものの、VARによるチェックを課され、その結果植田のファウルを取られてPKを献上。これをウルグアイの絶対的エース、ルイス・スアレスに決められてスコアは振り出しに。
先制を許した事も影響しているのか、カバーニのミドルシュートなど、日本はちょこちょこウルグアイの破壊的な攻撃の前に苦しむ事に。とはいえ、チリ戦の修正も活かされてか決定的なピンチまでは与えず、前半は1-1で終えます。
後半、日本は前半と戦い方をあまり変えずに、変わらずにチャンスをいくつか作っていきます。一方、元々非常にソリッドなチームであるウルグアイも、カバーニ&スアレスの最強ツートップを軸にしたカウンターで猛威を震わせ、日本ゴールを幾度となく脅かしますが、岡崎同様にロシアW杯以来の復帰となる川島永嗣の好セーブもあってゴールを許しません。
そして59分、左サイドで杉岡大暉、中島翔哉のパス交換から杉岡が抜け出してクロス。これをTHE・岡崎とも言えよう潰れ方からGKが目測を誤ってボールを弾いたところ、こぼれ球に詰めたのは三好!!日本、勝ち越し!!
しかし日本代表に、ましてやほぼU-22の日本代表に負ける訳にはいかないウルグアイの攻撃は更に猛威を奮います。試合はシーソーゲーム的な展開になり、66分にはニコラス・ロデイロのコーナーキックにホセ・マリア・ヒメネスが合わせてウルグアイがまたしても同点。
試合展開もあってウルグアイは完全にガチモード。しかしこれこそが日本にとってはコパ・アメリカで求めていたものでもあり、チャンスこそ少なくなりましたが、終盤戦は本気のウルグアイと正面から対峙する事になります。そんな中でもDF陣がGK川島を中心に良く粘り、試合はそのままタイムアップ。南米の強豪との一戦は2-2の引き分けとなりました。
2列目の選手が単騎的な形になり、その事が遠因で中盤がスカスカの無法地帯に陥った事がチリ戦惨敗の一つの要因となっていました。その点で今日の試合は、右サイドに前田大然ではなく三好を配置。この事で「中盤で出来る事」が圧倒的に増えて、また中山雄太の代わりにボランチに入った板倉滉もしっかりと中盤のポゼッションに加わっていく事で「中盤が中盤として機能した事」がチリ戦との最大の違いであり、ウルグアイ相手に勝点と2得点をもぎ取れた大きな要因だと思います。チリ戦ほど、柴崎の孤軍奮闘感を感じなかったのはその大きな証拠でしょう。元々、日本は良くも悪くも潜在的にキック&ラッシュ的なサッカーには向いていないチームなので、ロシアW杯でも感じましたが、偶に揶揄するような意味で使われる「日本らしいサッカー」なるものは結局のところ日本にとって1番効率の良いサッカーなんだろうと改めて感じました。
また、近年の日本サッカーの躍進に於いて…というよりもフランスW杯とロシアW杯の日本代表の最大の違いは、海外移籍の増加に伴う選手の国際経験の差にあります。その事もあって、チリ戦ではどこか選手自身が名前負けしているような感覚すらあり、それが観ている側にとって「一昔前の日本代表に戻った」ような感覚を与えた節がありますが、そこで岡崎、川島という経験豊富なベテランをスタメンに起用した事はチーム全体に大きな落ち着きを与える面で非常に役立ちました。勿論、2人とも個人のパフォーマンスとしても素晴らしかったですし、三好の2点目に繋がった岡崎の飛び込みはロシアW杯セネガル戦でも見せた、岡崎慎司の象徴とも言えるようなプレーでしたしね。
今日の試合を見ていれば勝ちたかった…という感情を抱くのは当然にしても、今日の試合の意義はエクアドルをボッコボコにしたウルグアイという優勝候補に負けなかった事、決勝トーナメント進出の可能性を残した事のみならず、本気のウルグアイが牙を向ける姿を見られた事を含めて、日本がコパ・アメリカに求めていたものが詰まっていたような試合だったのかなと。勿論、今後に向けて修正する部分などは多々あるでしょうが、今日の勝点1はあらゆる意味で数字以上の重みがあったのではないでしょうか。
前田大然バルサってマジ?
ではでは(´∀`)