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首位決戦!1位2位直接対決!ガンバ大阪vs川崎フロンターレ マッチプレビュー&G大阪vs川崎過去の印象的なゲーム5選。

なぜ、なぜ今、なぜ今このタイミングでブログを書くBGMに50TAを設定してしまったのか。

 

どーもこんばんは

 

イッタコトナイアカバネ

 

さぁ、7月4日から再開した明治安田生命J1リーグは第7節までを消化しました。

まずは第7節までの順位表、そして第8節の対戦カードを確認しましょう。

 

1位 川崎フロンターレ(19)

2位 ガンバ大阪(16)

3位 名古屋グランパス(14)※

4位 FC東京(14)

4位 セレッソ大阪(14)

6位 浦和レッズ(13)

7位 柏レイソル(12)

8位 北海道コンサドーレ札幌(12)

9位 ヴィッセル神戸(9)

10位 サンフレッチェ広島(7)※

11位 横浜F・マリノス(7)

12位 大分トリニータ(7)

13位 ベガルタ仙台(6)

14位 横浜FC(5)

15位 サガン鳥栖(4)

16位 湘南ベルマーレ(4)

17位 鹿島アントラーズ(4)

17位 清水エスパルス(4)

 

※ 第7節で予定されていた広島と名古屋の試合は延期になった為、この2チームは1試合少ない状態です。

 

8月1日

18:00 ベガルタ仙台(13位)vs横浜F・マリノス(11位)@ユアテックスタジアム仙台

18:00 横浜FC(14位)vsサンフレッチェ広島(10位)@ニッパツ三ツ沢球技場

18:00 名古屋グランパス(3位)vs柏レイソル(7位)@三協フロンテア柏スタジアム

19:00 浦和レッズ(6位)vs清水エスパルス(17位)@埼玉スタジアム2002

19:00 FC東京(4位)vsサガン鳥栖(15位)@味の素スタジアム

19:00 湘南ベルマーレ(16位)vsセレッソ大阪(4位)@Shonan BMWスタジアム平塚

19:00 ガンバ大阪(2位)vs川崎フロンターレ(1位)@Panasonic Stadium Suita

19:00 大分トリニータ(12位)vs鹿島アントラーズ(17位)@昭和電工ドーム

 

8月2日

14:00 北海道コンサドーレ札幌(8位)vsヴィッセル神戸(9位)@札幌ドーム

 

 

 

…ガンバvs川崎!!

1位2位直接対決です!!

 

 

 

まず…ガンバファンとしてはですね、近年は不振がちだったから久々なんですよ。「1位2位直接対決」っていう言葉の響きが。さすがにまだ首位天王山というには時期が早いというか、いくらまだ序盤戦だとは言っても、基本的にガンバってスロースターターですからね……心躍っております。

…という訳で、この試合の簡単なマッチレビュー、そして過去のガンバvs川崎の試合の中から名勝負を5試合ピックアップしていきたいと思います。ちなみに…最初に言っておきますが、ガンバvs川崎は結構印象的なカードが多いので、敢えて2005年の優勝決定戦は今回は外してみた5選です!

 

 

 

MATCH PREVIEW

(2位)vs川崎フロンターレ(1位)

2020年8月1日19:00@パナソニックスタジアム吹田

 

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現在6勝1分の無敗、しかもその1分も2月の開幕戦によるものと踏まえると、J1再開後は6連勝中と文句無しの首位である川崎。1位川崎と2位ガンバの勝点差3に対し、得失点差は大きく開きがあるのでガンバが勝っても首位が入れ替わる可能性は低いが、それでも勝点で並んだ上に川崎に今季初めての土を付ける事が出来ればそれは計り知れないくらいの意味を持つ。

最近のターンオーバーの傾向から、おそらくガンバは小野裕二がスタメンから外れて倉田秋インサイドハーフに置く形が予想されるが、両WBも含めたガンバの3-1-4-2の「4」に求められる役割はとにかく川崎のパスの選択肢を減らす事。川崎には効果的なパスを出す事が出来る選手は山ほどいるので、パスの出し手を潰すよりもパスコースを限定し、他の選手が連動した守備でそのパスをカットする事に重きを置いた方が今のガンバの戦い方と川崎対策を兼ねる上ではベストな気もする。とにかく、家長昭博や三笘薫辺りに良い形でボールが入ってしまうと相当マズいのは言わずもがな。

攻撃面に関しては、川崎の守備陣はジェジエウが怪我から復帰した事で更に堅さを増している。神戸戦の宇佐美貴史ミドルシュートのような、ある種の「飛び道具」も鍵を握ってくるかも。怪我で広島戦と神戸戦を欠場したアデミウソン小野瀬康介が帰ってくれば幅も広がるが……。

 

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ガンバ大阪vs川崎フロンターレ、過去の印象的な対戦5選。

 

#1 おのれ黒津…。

2009AFCチャンピオンズリーグベスト16

ガンバ大阪2-3川崎フロンターレ

2009年6月24日19:00@万博記念競技場

G大阪得点者:レアンドロ(27分、38分)

川崎得点者:中村憲剛(33分)、レナチーニョ(76分)、黒津勝(85分)

 

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当時のACLはベスト16のみグループ1位通過チームのホームスタジアムでの一発勝負…という大会方式だった。ACL自体の参加チームが増え、初めて日本から4チーム(鹿島、川崎、名古屋、G大阪)が出場する事になったのだが、見事4チーム全てが決勝トーナメント進出を決め、いきなり万博競技場で激突。2008年にACLを制したディフェンディングチャンピオンのガンバにとっては連覇に挑戦する大会でもあった。

リーグ戦では不調だったとはいえ、ガンバは万博で川崎に負けた事がない。更に負傷離脱していた加地亮と二川孝弘も復帰し、序盤から決定機をいくつか迎える。27分には橋本英郎のスルーパスを受けたレアンドロが個人技で川崎DFを切り裂き先制点。その後中村憲剛のゴールで同点に追いつかれるも、38分には加地のクロスにまたもレアンドロが頭で合わせて勝ち越した。しかし後半から川崎は鄭大世ジュニーニョといったエース級を下げる采配に出ると、76分にはレナチーニョ、そして85分には中村憲剛のスルーパスから途中出場黒津勝に決められて逆転。連覇を目指したガンバの挑戦は、ガンバ同様攻撃サッカーで名を馳せた川崎の前にショッキングな形で幕を閉じた。

 

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#2 豪雨の乱打戦

2011Jリーグディビジョン1第22節

ガンバ大阪6-3川崎フロンターレ

2011年8月20日18:03@万博記念競技場

G大阪得点者:平井将生(17分)、キム・スンヨン(28分)、ラフィーニャ(47分、88分、90+2分)、明神智和(78分)

川崎得点者:矢島卓郎(30分)、中村憲剛(40分)、山瀬功治(45+3分)

 

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川崎が4連敗中とスランプに陥り出したのに対し、ガンバは直近2試合こそ勝利を逃したが夏のラフィーニャ獲得以降確実に調子は上がっていた。そんな中で豪雨のずぶ濡れ万博決戦となった一戦。余談だが、前半戦の等々力でのゲームも豪雨の中での一戦で、その試合は逆に川崎サポにとって思い出深い試合となっている。

試合は好調ガンバが先に仕掛けて幸先よく28分までに2点を先行する。しかしこの試合を落として5連敗なんて事態になれば、いよいよ残留争いすら現実味を帯びる川崎も持ち前の攻撃力を発揮して前半のうちに試合をひっくり返した。前半終了時のスコアは2-3…既になかなかのものだが、後半、試合は更に動く。47分、ガンバにPKが与えられると共に川崎の實藤友紀が一発退場。これをラフィーニャが沈めると78分には明神がミドルシュートを突き刺して再逆転に成功。終了間際にはラフィーニャが更に2発ぶち込んでハットトリックを達成し、終わってみれば6-3という壮絶なスコアになった。尚、他会場では首位の名古屋が仙台に敗れた事で、ガンバがこのシーズンで初めて首位に立った。

 

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#3 救世主家長昭博

2012Jリーグディビジョン1

川崎フロンターレ2-3ガンバ大阪

2012年10月20日@等々力陸上競技場

川崎得点者:楠神順平(58分)、中村憲剛(72分)

G大阪得点者:家長昭博(21分、76分)、藤春廣輝(64分)

 

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かの有名なセホーン体制で始まった2012年シーズン。ミスターガンバこと松波正信監督を監督に緊急昇格させたガンバの不振はその後も続き、レアンドロ家長昭博岩下敬輔の獲得後は多少復調したとはいえ、ラスト6試合となった時点でも17位に沈んでしまっていた。15位大宮との勝点差は3。もはや負けは許されないのは明白だった。

開始早々に得点源の佐藤晃大が負傷退場するアクシデントに見舞われたものの、21分には帰ってきた救世主、家長のゴールでガンバが先制。その後2-2にまで試合は動いたが、76分にはレアンドロのクロスのこぼれ球を家長が叩き込んで三度勝ち越し。同点に追いつくべく川崎に2度ほど決定的なピンチの場面を作られたが、2012年は散々な出来であった守備陣、そしてGK藤ヶ谷陽介がこの日は奮闘し、決定機を2本阻止する。撃ち合いを制してなんとか勝点3を手にした。

 

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#4 繋いだ希望と破れた夢

2016明治安田生命J1リーグ2ndステージ第17節

川崎フロンターレ2-3ガンバ大阪

2016年11月3日13:33@等々力陸上競技場

川崎得点者:長谷川竜也(6分)、三好康児(18分)

G大阪得点者:藤春廣輝(65分)、井手口陽介(66分)、アデミウソン(76分)

 

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勝点73で年間順位の首位を走る浦和に対し、川崎は勝点72で年間勝点2位。当時導入されていたチャンピオンシップに於いてシード権を獲得する為にも、川崎は勝って浦和の結果を待ち、年間順位でトップに立つ必要があった。一方、年間順位で勝点55の5位に付けていたガンバもチャンピオンシップ出場可能性は消滅していたが、4位に入ればACL出場のチャンスは増える。どちらも勝利が必要な最終節だった。

しかし試合はぽんぽーんと川崎が幸先よく2点先制。風間八宏監督のチームの最高傑作といえるチームがその強さを見せつけた……かと思った。だが後半に入ると試合の流れは一変。65分に藤春、66分に井手口のゴールで2分間のうちに同点に追いつくと、76分にはアデミウソンのゴールで遂に逆転。川崎が年間勝点のトップを逃した一方でガンバは4位を確保し、2017年のACL出場に繋いだ。

 

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#5 今野無双とガンバ伝説のはじまり

2018明治安田生命J1リーグ第25節

ガンバ大阪2-0川崎フロンターレ

2018年9月1日19:03@Panasonic Stadium Suita

G大阪得点者:渡邉千真(7分)、ファビオ(55分)

 

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首位広島追撃を目指す川崎にとっても当然負けられないシチュエーションではあったが、なによりも当時のガンバはなんと17位。しかも最下位長崎と勝点で並んでの最下位だった。第24節、鳥栖との残留争い直接対決に0-3で完敗したガンバにとっては文字通り崖っぷち。そんな中、ガンバにとって唯一と言えるポジティブな要素と言えたのがこの試合から今野泰幸が戻ってきた…という事実である。

開始早々にセットプレーから夏の新加入FW、渡邉のゴールで先制に成功したガンバ。今野をボランチに組み込んだことで守備は川崎相手にも関わらず、これまでのどの試合よりも安定感を見せていた。2018年は4-4-2を採用していたが、川崎対策として3-4-2-1を敷いてきた宮本恒靖監督のゲームプラン構築も評価すべき点だったと言える。55分には遠藤保仁コーナーキックを何気にガンバ在籍中に点を取った試合全勝だったファビオが体ごと押し込んで追加点。その後もうまくゲームコントロールをしながら川崎の攻撃を抑え、見事2-0で首の皮一枚勝利を得た。

川崎は後半戦(第18節以降)で11勝3分3敗という成績を残して逆転優勝を果たした。もっと言えば、このガンバ戦は川崎が最も調子が良かったときの試合だった事も意味が大きい。この試合に勝利したガンバはまだ残留争いから抜け出せはしていなかったものの、今野やアジア大会出場の為に離脱していたファン・ウィジョが復帰すると一気に連勝を重ねて9連勝にまで達する。最終的には残留どころか9位でシーズンを終えた。もしこの試合で川崎に敗れていたら……間違いなくターニングポイントだった。

 

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さぁ、首位決戦が始まります!

ではでは(´∀`)