RK-3はきだめスタジオブログ

気ままに白熱、気ままな憂鬱。執筆等のご依頼はTwitter(@blueblack_gblue)のDM、もしくは[gamba_kyoto@yahoo.co.jp]のメールアドレスまでご連絡お願いします。

上位のガチ〜明治安田生命J3リーグ第32節 ガンバ大阪U-23vsAC長野パルセイロ マッチレビュー〜

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20201209212047j:image

 

2016年、ガンバ大阪U-23vs鹿児島ユナイテッドFCとかいう伝説。

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J3リーグ第32節、ガンバ大阪U-23vsAC長野パルセイロの一戦です!

 

 

 

いよいよその活動は今日を含めて残り3試合。これまでにも堂安律や食野亮太郎、中村敬斗といった海外移籍を果たした面々に加え、福田湧矢や髙尾瑠などトップでレギュラーを張るにまで至った選手を多く輩出してきました。とはいえ、そんな思い出に浸りたいところではありますが、U-23が廃止になる以上多めに登録していたトップチームの登録選手は必然的に削られるでしょうし、トップチーム契約でU-23に参戦している選手にとってはまさしくサバイバルレース、そしてユース選手にとってはトップ昇格出来るかどうかの試金石とも言えます。そんな切磋琢磨に残り試合は期待したいです。

一方で、チームとしてより負けられない理由が強いのは長野の方です。秋田の優勝で残り1枠となったJ2昇格枠ですが、現在勝点55で2位につける長野を勝点54の3位相模原、勝点52の4位岐阜と同率の今治、更に勝点50で並ぶ6位富山と7位鳥取も現実的な可能性を残す熾烈な争いです。両者がそれぞれ違う意味でのサバイバルを抱えた試合。勝つのはどちらになるのでしょうか。

両チームスタメンです。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20201209200412j:image
f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20201209200409j:image

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20201209212100j:image

 

ガンバは今週はトップチームの試合が無い事も影響して、唐山翔自、奥野耕平、川﨑修平、塚元大といった最近はトップチームを主戦場としているメンバーがスタメンに名を連ねており、GKもオーバーエイジとして一森純を起用してきました。いつも以上にトップチームの経験者も多い布陣で長野に挑みます。

 

 

本日の会場はパナソニックスタジアム吹田です。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20201209212109j:image

 

U-23の活動は基本的にパナスタ、そしてたまに2015年までのホームスタジアム万博記念競技場を使用する形で行われていましたが、2020年は初めてU-23も全試合パナスタで戦う事になりました。U-23のホームゲームは残り2試合。長野と岐阜といういずれも熾烈な昇格争いの渦中にいる2チームとの対戦ですが、良い思い出で締める為には良いゲームが必要です。

最終日は12月20日ですが、チケットの買い方なんかは前にガイド的なのを作ったのでそちらも是非↓

 

 

 

前半は一進一退の攻防が続いていきました。両チーム、サイドから活路を見出しながら攻撃を試みていくと、ガンバには塚元大や高木大輔辺りに何度かチャンスが訪れ、アタッキングサードに侵入する機会も少なくありませんでした。ただ、長野にも同じ事が言えますが両者ともに守備陣が最後のところで潰して0-0のまま試合は推移していきます。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20201209220638j:image

 

しかし40分、長野の水谷拓磨が左サイドを抉って折り返すと、一旦ガンバもブロックしましたがこぼれたところを三田尚希が押し込んで今季10得点目となるゴールで長野が1点先制。その後のガンバはボールを前には進めるもののそこから先がなかなか繋がらず、前半を0-1で終えます。

 

 

 

後半に入ると森下仁志監督は高木大輔を下げて最近出場機会を増やしている中村仁郎を投入。後半開始早々に唐山のカウンタードリブルから一つ攻撃の形を作ると、攻撃も活性化されて徐々にシュートチャンスを増やしていきます。しかしサイドを使いながら崩そうとはしていくものの、なかなか同点弾が遠く…。

 

 

 

長野に喰らったカウンターでクロスバーにシュートを当てられるシーンこそあったものの、後半はガンバが良いリズムで攻撃を仕掛けてほぼほぼ一方的なペースで猛攻を仕掛けます。しかし中央をガッチリ固めた長野の前にパスもシュートも最後の一本が出ずに……。試合はそのまま終了。ガンバは惜しくも0-1で敗れ、長野は2位の座をキープする事に成功しました。

 

 

 

やはりその辺はJ2昇格争いの真っ只中にいるだけの事はあるのか、前半終了間際に先制を取れた事もあるのでしょうが、長野のチームとしての意識は完全に統一されていましたね。一森も頑張って追加点は阻止したとは言っても、ガンバがほぼ一方的に押していた後半でも決定機に限れば長野の方が多く作っていました。ガンバも攻撃の流れは非常に上手く進められていたとは思うのですが…やっぱり上位に行けるだけのチームにあそこまで固められると難しいところはあるなと。とは言っても全体的には躍動的なプレーを終始見せてくれてたのかなーとは思います。

 

 

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

明治安田生命J3リーグ第32節

FC今治2-0いわてグルージャ盛岡

藤枝MYFC1-0福島ユナイテッドFC

SC相模原1-0アスルクラロ沼津

YSCC横浜0-1鹿児島ユナイテッドFC

FC岐阜1-0ヴァンラーレ八戸

ガイナーレ鳥取0-0ブラウブリッツ秋田

カマタマーレ讃岐0-0セレッソ大阪U-23

ロアッソ熊本1-0カターレ富山

ガンバ大阪U-23 0-1 AC長野パルセイロ

 

1位 ブラウブリッツ秋田(72)

2位 AC長野パルセイロ(58)

3位 SC相模原(57)

4位 FC岐阜(55)

5位 FC今治(52)

6位 鹿児島ユナイテッドFC(52)

7位 ガイナーレ鳥取(51)

8位 ロアッソ熊本(51)

9位 カターレ富山(50)

10位 藤枝MYFC(46)

11位 福島ユナイテッドFC(39)

12位 いわてグルージャ盛岡(36)

13位 アスルクラロ沼津(35)

14位 ガンバ大阪U-23(32)

15位 ヴァンラーレ八戸(30)

16位 カマタマーレ讃岐(28)

17位 セレッソ大阪U-23(25)

18位 YSCC横浜(24)

 

2〜4位の長野、相模原、岐阜の3チームは揃って勝利。勝点差僅かに3という状況の中、次節第33節では長野と岐阜の直接対決が組まれています。長野は岐阜との直接対決に勝利して相模原が秋田に敗れた場合、1試合を残して初のJ2昇格が確定する…という状況です。

今治と鹿児島が共に1-0で勝利して昇格の可能性を僅かに残した一方、鳥取は秋田に引き分け、富山は熊本に敗れました。これにより7位鳥取以下のJ2昇格の可能性が消滅し、2位の可能性があるのは長野、相模原、岐阜、今治、鹿児島の5チームです。

 

 

あと2試合!

ではでは(´∀`)